峰の原高原では、花好きの有志が集まって、山野草の保護活動に取り組んでいます。現在、日本では、草原の面積が国土の1%を切ってしまい、ほとんどの山野草が生息場所を失って絶滅の危機に瀕しています。さらに、峰の原高原に残っている小さな草原では、近年、ススキや外来種が増えているので、毎年、この時季に「草原をつくろう」というイベントを開いて、保護活動に協力してくれる人の輪を広げています。
↑今年で6回目。昨日はススキと外来種の除去作業を行い、9月には観察会を開く予定です。
↑まずはホールに集まって、山野草の研究をしている筑波大学の先生から、作業についての説明。
↑その後、参加者は2つのグループに分かれます。この方たちは、手がまを使って作業をします。
↑こちらは、草刈り機を使って作業をする人たち。
↑草原に出て、作業開始。山野草を踏まないように気を付けながら、ススキの株を切り取ったり、外来種を抜き取ったり。作業自体はとても地道ですが、葉っぱを見ただけで山野草と外来種を区別できる知識が必要です。
↑長野市のナチュラリストさん、自然学校のスタッフ、生態系や植物を研究している大学院生、環境について学んでいる大学生、地元のおじさん、おばさんらが集まりました。
↑最近は雨が多いですが、昨日は、梅雨の晴れ間に恵まれました(^^)
↑作業でお腹を空かせた後はランチタイム。おいしいカレー&あんずのゼリー。私も参加者のみなさんといっしょに、いただきました(^^)
↑ここからは今日の写真。今、草原で咲いている花々をご紹介します。これは、本州ではこの辺りにしか生息していないカラフトイバラ。
↑たくさんの花を咲かせているノイバラ。今年は園芸種も山野草も、バラ科の植物が当たり年。
↑今が見ごろのウツボグサ。庭用には、スタキスとして売られています。
↑ヤグルマソウの花。ヤグルマソウも、最近は園芸店でも見かけるようになりました。
↑私が好きな山野草のひとつ、クガイソウ。園芸種ではベロニカです。
↑ヨツバヒヨドリも咲き始めました。フジバカマの近似種。
↑薄いピンクもあります。
↑アヤメの2倍ほどの大きさの花を咲かせるノハナショウブ。
↑きれいな蝶々がいました。花が増えると蝶々も増えます。