新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

奈良・寺社巡り 東大寺⑥ 不空検索観音像の両掌の間には、水晶玉がきらり

2022-06-05 | 奈良旅

 次は坂道を上り法華堂から二月堂を目指した。途中、石灯籠の列が続く。

 坂上に建物が見えてきた。

 法華堂だ。前の回で触れた法華堂。この堂は天平年間に創建されており、東大寺の中でも最古の建物。

(東大寺パンフレット より)

 中にあるのがこれも国宝の不空検索観音像だ。不空検索とは投げ縄上の罠のことで、不空(余すことなく)検索ですべての人びとを救う観音様だ。

 

                        (週刊朝日百科 日本の国宝 より)

 それにしてもこの観音様は豪華絢爛だ。全身が金で覆われているのはもちろんのこと、銀製の宝冠には実に2万個以上の宝石類が埋め込まれているという。

                        (天平の楽園 東大寺 三好和義 より)

 さらに、前で合掌する両掌の間にも、水晶玉が挟まれていた。

                         (東大寺パンフレット より)

 以前にはこんな形で日光月光像も観音像の両脇に位置していた。

 法華堂を出ると、二月堂が見えてきた。大きな階段が待ち構えている。

 でも、大階段は避けて横にあった細めの階段から上を目指した。

 

 

 

 

 

 

 

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