今日のヴェネツィア散歩はドルソドーロ地区を歩こう。
ドルソドーロ地区への入口はアカデミア橋。
ヴェネツィアの大運河(カナルグランデ)には4つの橋が架けられているが、その1つ。現在の橋は1932年の建造だ。
ヷポレットがくぐれるようにと高い太鼓橋として木造で造られたが、それが名物となり、木造で現在に至っている。
ここからの眺めはリアルト橋にも匹敵する美しさだ。手前にピザーニ・モレッタ館の瀟洒な建物。
正面遠景にサルーテ教会を見てゆっくりと進むゴンドラの姿を眺めることが出来る。
手前の船着き場もなかなか洒落ている。
この橋を渡ればアカデミア美術館だが、先に紹介済みなので、通りを歩いてゆこう。
美術館前のにぎやかな通り。この娘さんの足は何と長いのだろうか!
横の運河は幅広く、それぞれの家が持つボートが沢山係留されていた。
間もなくサン・トロバーゾ教会が見えてくる。9世紀創建と歴史は古い。
主祭壇は、これから何かの儀式でもあるのか、綺麗に飾り付けがされていた。結婚式かもね。
ピエタ像。ちょっと素朴風で面白い。
こちらはティントレットの作品。いつもながら劇的、ドラマチックな光景の描写にかけては第一人者だ。
新しいステンドグラスも設置してあった。
その教会を過ぎると古い建物が見えてくる。本島内で唯一となったゴンドラ造船所。ここを通り過ぎるとザッテレの海岸が開けてくる。
木の橋が愛着があり、ここからの景色も最高ですね
ドルソドーロ地区は、ちょっと雰囲気が違っていて
味わいがあります。
前回の旅行の時はドルソドーロ地区に宿を取ったため、ゆったりと同地区をぶらぶらしました。
実は、ヴォガロンガのスタート地点が海の税関の場所だったのが、その理由の1つです。
もう1つは、近年サンマルコ地区はあまりにも観光客が多くなりすぎて、ちょっとつらくなってきたこともあります。
今年のカーニバルでは、サンマルコ広場が大混雑になって入場規制がかけられたようですし、ますます厳しくなってきそうな気がします。
どの風景も素晴らしいですね♫
ゴンドラ造船所で見たゴンドラの全体像がとても大きくて、長い時間見ていました。
ザッテレは、観光客も少なくて雰囲気も良くて、結構好きなエリアです。
造船所のすぐ前に庶民的なカフェが出来ていて、そこで周囲の風景を眺めながらゆったりしました。
とても気持ちが落ち着く時間でした。
また、そのあたりから見るジュデッカ運河の流れは、ヴェネツィアでは数少ない開放的な眺めですね。