パリ左岸サンジェルマンデプレ地区を歩いていると こんなでこぼこ道に入った
石畳があちこち擦り切れており 穴が開いた個所まで
ここはコルメス・サンタンドレ小路
18世紀に建設された パリでも最も古い通りの1つだ
パッサージュ(アーケードのある通り)として計画されたようだが
現在アーケードはごく一部だけしかなく
でこぼこ道は 昔の日本の田舎道をも思い出させる
だがこの通りには 様々な歴史があった
パリ最古のカフェと言われる「プロコープ」が 今も営業中だ
当初は文学サロンとしてヴォルテールやベンジャミン・フランクリンらが集い
革命期
一方小路9番地の作業場では 18世紀後半に人間の処刑装置であるギロチンが制作された
あの王妃マリーアントワネットも この装置で命を絶たれたことで有名だ
また画家バルティスは ここで「サンタンドレ小路」というタイトルの絵を残している
このようなパリの時間 記憶 歴史がそのまま止まったような小路に迷い込んだことで
ちょっとだけパリという街の香りを 追体験したような気になった一日だった
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