極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

中華と豚皮

2012年09月22日 | 新弥生時代

 


【バイオリファイナリー産業】

バイオマス資源からの燃料や化学品製造に関する技術、新規産業を意味するバイオリファイナ
リーは
米国エネルギー省による造語だが、一昨年から今年にかけてその一部は株式上場(NA
SDAQ市場
)し、軒並み百億円前後の資金調達を果たしている。現在も6社がNASDAQ
に上場申請中という。バイオリファイナリー産業の将来の市場規模は、2020年には1.84兆円、
2030年には2.4兆円(\80/$)
に達すると予測されている。このなかでも、米国におけるバイオ
リファイナリー製品の一番手である燃料エタノール市場はこのような資金流人に加え、原油価
格の高騰もあり、生産量は急増し、トウモロコシ生産量の4割がエタノール原料として消費さ
れ、穀物価格高騰の主要因と批判されている。
 

 

これに対し、グリーン化学品は、バイオ燃料と比較し、より高度な技術開発が求められ、製品
としては、付加価値も高く、ビジネスモデルも設計しやすい。グリーン化学品の将来市場は、
2020年に約8千億円に達するとされ、続々とベンチャー企業が誕生している。グリーン化学の
各ベンチャー企業の製品は、「モノマー化学品」であり、これらをプラットフォームとするポリマ
ーや誘導体への変換には、化学企業の協力が不可欠で、各ベンチャー企業と化学企業の連携関
係の構築が今後、急速に進展してい
くと予測。グリーン化学品生産は、バイオ燃料と比較し、
生産量
自体も小さいため、食料資源との競合の批判も少ないと判断してか、各社とも、当面は、
トウモロコシ等の
澱粉由来のC6糖を原料としているが、長期的にサステイナブルな産業として
発展する
には、原料としてはバイオ燃料と同様、食料資源と競合しない非食料バイオマスヘの
転換が必須
。また、シェールガス開発が世界的規模で新規の安価な化石資源として期待されて
いる。シェールガスを原料とする「新・石油化学工業」は、今後急速に拡大が予測されている。
これによるエチレンベースの化学品は、相当のコスト競争力を持つと予想されるが、遂に、炭
素数3以上の化学品、および、芳香族化学品は価格アップが予測されている。このような動き
は、バイオリファイナリー産業にとって追い風になる。いよいよブログテーマの1つの『新弥
生時代』が現実のものとなりつつある反面、シェールガスやマタンハイゾレート開発のように
二酸化炭素由来の不明を放置し環境劣化を招くリスク問題を抱える。これは原子力発電が放射
性物質の拡散リスク放置し環境推進うたい文句に進めてきた我が国の政策と対極をなす意味で
見逃せないことだ。


【植物工場の当世事情】

「脱露地(土壌)」という言葉には、3つの産業側面がある。その1つが工業生産のよに、生
産プロセスの人工化(=生産性・品質の向上)という側面と、腰を屈めた重労働からの開放と
いう産業労働の改善という側面、そして、地球温暖化(=大規模気象変動)リスクからの保護
側面というもの。このことは前述の『新弥生時代』に含まれる群課題の1つでもある。これら
は「植物工場」とオーバーラップするものでもあるが、その兆候がわたしたちの回りに顕れて
いる。その例が下記の商品群がその1つだろう。
 

 


ブリキマンウォーターキーパー(5色1セット)

 

コロ付きベランダ菜園プランター

 

もっとも、これらの製品は土壌から乖離はできていないが、植物と土壌の関係性(機能群)、機能展開
を推し進めれば、それはたやすく実現するとわたし(たち)は考えていて、現実は、研究開発が終了し
ているものもあり時間の問題となっていることをこのブログでの考察を終えている。

【伝統美:翠の馨】

手の中にすっぽり収まる小さな形の中に、虫めがねで見たくなるほど細密な絵が描かれている。
色を重ねても線が透けて見える九谷焼の絵の具が、その細やかさを際立たせる。一見、色数を制
限しているかのようだが、実はいくつものグラデーションが使い分けられ、作品に奥行きを与
えている(石川県立九谷焼技術者自立支援工房 竹内瑠璃 作)

【リッター水力発電】

地道であるが水力発電のダウンサイジング化、高性能化、コンパクト化進んでいる。 シンフォニアテ
クノロジー社のリッター水力発電という商品をつい最近知る。落差3メートルで流量15リットル/秒
で0.5kWタイプと落差6メートル、落差12メートル、流量15リットル/秒の2種類ある。いず
れ近未来には『チューブラー革命』で記載したような水力発電システムが実現しているだろ
う。これらはそれを生み出す胎動と考えている。

 

突然の酷い頭痛で作業の手をとめている。原因は眼精脳疲労と二日酔いが重なったためだと
素人
診断している。ところで、テレビCMをみていたら、富士フイルムが化粧品を出してる
のだが、なぜ?
といぶかしるかも知れないが、写真の銀塩フィルムに大量のゼラチンが使わ
れているためその企業
技術を利用しての展開だとわかる。そういえば、豚皮(とんぴ)をパ
ターンマスクの素材にと思い立ちメーカ
との紹介で大阪のとあるゼラチンメーカにサンプル
供給の打ち合わせに出かけたことがあった。
最初はトンチンカンな話をしていたが2、3回
と打ち合わせ重ねていくうちゼラチン市場の知識が身に
ついきていることに吾ながら驚いた
記憶が蘇ってきた。体調が少し優れなくなると後ろ向きのことをす
ぐに考えてしまいがちな
のだが、前向きが大切だと切り替える契機にもなった。豚皮で思い出したが、70年代の会
社倒産闘争の労働組合の支援の物産展に中国製の豚皮・豚足・豚耳の蒸したものがあった。
毛沢東の文化大革命色濃い時代だ。そんことを考えていると、中国のリーダはどこへ向かお
うとしているのだろうか? まさか、プーチンのロシアと同様に大ロシア主義に回帰?する
かのように、大
中華主義?に回帰するのだろうか、社会帝国主義論争を二国間でやっていた
頃を思いだした。はらはらしながら、ちょっとした野次馬根性で面白く、尖閣列島問題を看
ている。
 

コメント
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