私が送金しなければ、3人は今も生きていたはずです。
私の責任です。ごめんなさい。
ティア・キディ
このブログでもたこ焼きこと"ボールフード"は折々掲載してきたほど「たこ焼き」好き。
ところが、上写真セブンイレブンの冷凍「たこ焼」(178円-税込みで192円)を
彼女が小腹代用ランチメニューに大量に買い付け冷蔵庫にストックしている。調理は至
って簡単。(1)開封(2)ソーズとふりかけ鰹ぶしのポッケ袋を取り出し(3)その
まま電子レンジ(5百ワット)で3分加熱すれば完成する。味はとろっとクリーミーな
のが特徴。1袋でお茶請けで小腹は満たされるわけだから、すご~ぃいのだ。
そのスタイルは緑茶を飲みつつ――高温緩和対策なので温め――お気に入りの取手部が
木製の洋銀フォークでいただく。なので、最近はふりかけをアレンジするようにもなっ
てきた。ポッケ袋のソース、ふりかけ鰹節にさらにマヨネーズ(キューピー社製)を加
えたりするように変化してきている。この先どう変化させていくかを考えてた。
まず、トッピングと調味料。これはソースで決まる。醤油、ウスターソース、トンカツ
ソース、味噌、マヨネース、トマトケチャップをベースに、卵黄マスタードソース、オ
ーガニックオリーブペースト、バジルソース、ドライカレーペースト、ビーフレバーペ
ースト、白トリュフペーストなど。逆に、ソースボリュームとたこ焼ボリュームを大幅
に逆転増量すれば、ブイヤベース、和風あんかけ、シチュー、スープなどにアレン可能
だ。そう、たこ焼はボールフードなのだ。この言葉はわたしが造語したのだが、ボール
のなかの主役の「たこ」を変えて行けばいいわけで、ミートボールやコロッケ、天ぷら
などに"七変化"していく。中身はチョコレートペーストでも、アンチョビでも、魚介類
のむき身、鳥獣肉などその土地その土地に遭わせてアレンジできる(『透明スピーカー
とたこ焼き』2010.09.08、『今夜の3つのテーマ』2014.09.29、『量子ドットアレイ工
学』2014.10.04)。
「黒船屋」(『日太縦貫高速道路』)のつづき。タコ焼きを世界市場の食品のど真
ん中にすえるためのビジネスモデルを考えてみたが(1)具、ソース、味色合いに
関わる表出概念を最上位におき、(2)店頭販売の条件を第2課題とし(3)調理、
調達や製造方法を下部において考えてみた。形状が球状で柔らかく熱々であればい
いわけで残りは見た目、つまりカラフルという点を重視した。
焼き方のハード面での自動化はいくらでも設計できる。例えば振動を与えて焼く
方法もモータ回転を扁平カムやバネ振動(超音波発振など)の組み合わせでなんと
でもなり、よりシンプルで廉価であれば良い。カラフル仕上げるには、安全な天然
食用色素と加熱退色風味減衰との調査研究が必要となる。
「二段焼き」が鍵語。回転振動を与えて球状に仕上がったタコ焼きに高速回転さ
せながら少量の前述した液状色素風味食材を少量注入しまんべんなく薄くコートし
ながら(含浸層除き純粋な表層は1ミリ以下)風味・色彩を壊さないように加熱乾
燥させタコボール“ネオコン”を仕上げるというもの。具は海鮮類、ラクト製品、
野菜など 例えばメニュー・イタリアンは緑・白・赤のバジル、チーズ、トマト風
味に仕上げるというもの。装置と粉もの(ソースも部分的に含む)とビジネス・ノ
ウハウは日本から独占供給し、価格やバイオレーションは各国オーナの自由設定と
するビジネス・モデル。年間の世界市場規模で3兆円となるというから一寸したも
の。
『たこやきとネオコン』
(「透明スピーカーととたこ焼き」2010.09.08 )
年間3兆円規模の売上げとは、自分で書いて自分をわらってしまうが、それから5年た
ってもそのような動きは見られないのはわたくしの不徳のいたすところであります ^^;。
因みに、この間変わったのは「3・11東日本大震災と福島原発事故」であり、電子レ
ンジと冷凍食品の普及だ。これで屋台の世界は大きく変化する。ソーラー塗装した屋台
専用電気自動車の中で、電子レンジで解凍し加工した"ボールフード"が3分でできるわ
けで、作り置きすれば、おでんや、ラーメン、焼きそば、イカ焼き、ホットドッグも即
座に提供することも可能で、もう、ガス爆発や化石燃料への引火の心配も、排気ガスや
騒音とも無縁のニッサン、ホンダ、ヒノ社製の屋台電気自動車が世界に展開しているわ
けだから、これを加算すると年間4兆円の市場規模の事業が誕生する。
ふりかけは日本にはたくさんある。例えば、ごま、広島菜、京菜、大根葉、にんじん、
かぼちゃ、マッシュポテト、青のり、黒のり、トマト、ほうれん草、とうもろこし、鰹
削り節、グリンピース、じゃがいも、昆布、赤しそ、煎り米、黒のり、乾燥鶏卵、たら
こ、大豆、わかめ、黒豚、甘辛醤油煮、肉そぼろ、牛肉しぐれ煮、煮穴子、とりたまご
そぼろ、ちりめん山椒、さけ、豚みそそぼろ、ほぐし貝柱山椒、たらこ、しょうが、高
菜、ツナ、明太子、ひじき、玉ねぎ、ベーコン、唐辛子、玉ねぎ、また、香辛・調味料
・ペーストもあふれている。例えば、トマトケチャップ、マッシュルーム、チキンコン
ソメ、カレースパイス、レーズン、しょうゆ、食塩、豚脂、こめ油、チーズ、アミノ酸
ドライカレーペースト、砂糖、コーンスターチ、ガランガル、大豆油、唐辛子パウダ、
乾燥エビパウダ、レモングラス、ターメリックパウダ、コリアンダーシードパウダ、ビ
ーフレバーペースト、イタリアンテバジルソース、白トリュフペースト、オリーブペー
スト、ジェノベーゼペースト、トマトペーストなどだ。あとは「食感」をカテゴリに創
作すれば好い。
たこなどの頭足類は、3億年以上前、古代の海の捕食動物として出現。頭足類は、地球
上で最初の知的な生物だった。その寿命は短く、多くの種は1年程度。産卵の時期によ
ったり、ストレスのない状態ではは1年半から2年生きる。また 陸に打ち揚げられても
30分程度は生きることができる。箱釣り、壺釣りを基本とするが、わたし(たち)は
山間部のストレスの少ないところで完全養殖でき、その周辺にタコの加工工場を隣接さ
せ、例の「スマートキャンティ構想」に組み込めばエネルギーフリー(オール再生可能
エネルギー利用)で生産できると考えている。
ところで、今年に入り、「築地銀だこ、明石だこ、そして実現に近づいたタコの完全養
殖」(2015.01.26,アルケミストは考えた)で「銀だこ」を運営するホットランド社長・
佐瀬守男氏が話題となっているので、そのニュースを追ってみた。それらを参考にする
と、タコの乱獲でピンチだという。そこで、世界中の漁場で、漁法・加工法・養殖技術
を広め、安価な漁業コストと安定した漁獲高を実現し、タコを世界中で食べられる食材
として普及させたいという同社々社長は、価格高騰の原因は大型のトロール船による海
底環境の破壊が影響し、主に西アフリカで行われ始めたトロール船による網漁は、海底
のタコの棲息環境を破壊、結果として漁獲高が徐々に減少し、需給バランスが崩れたと
指摘。西アフリカでタコ漁が始まった70年代からで、それまでは、壺漁法での水揚げ
で漁獲高も価格も長く安定していた。
このツボ漁を大切にし、養殖技術と組み合わせることによで、タコを漁場から安定的に
安価に調達したいと考えているという。これにより、雇用や食糧問題解決に繋げるが、
たこ焼のことばかり考えているわけでなく、例えば、タコを煮る煮汁を捨てずにタウリ
ンを回収し付加価値に転化させ またタコは高タンパクで低カロリー。ビタミンEも豊
富で、食材としの価値は高い――つまりタコの完全養殖を山間部で行うことで、医療薬
剤まで集約生産可能というのだ――が、世界中でタコを食べているのは日本、スペイン、
イタリアの三カ国だけだが、他の国(40カ国)でたこ焼の大試食会をやったこと40
か国中39カ国の方に10点満点中10点の評価が得られている。調理法を伝えられれ
ば、タコは全世界で食べられる可能性を秘めた食材だと力説する。これは面白い。
※ 関連新規考案
特開2013-174564 頭足類の健康状態測定方法 国立大学法人旭川医科大学 他
特開2006-198363 土産用タコ壷。 笹原 忠臣
特開平10-262488 タコ養殖用システム クラウディオ エベレシュ 他
特開平08-080139 マダコ魚礁 海洋建設株式会社
特開2015-130826 養殖篭 金八神漁網株式会社
特開2014-054195 陸上養殖システム 株式会社ノア
特表2012-501673 タコの孵化手順および孵卵器 ウニベルシダット ナシオナル アウト
ノマ デ メヒコ
● なぜ難民はドイツをめざすのか
内戦が続くシリアやアフガニスタンなどから難民や移民がヨーロッパに殺到している問
題で、6日までに、1万2千人を超える難民らがドイツに到着した。定員を超える受け
入れ施設も出ており、EU(=ヨーロッパ連合)全体での対応が急務となっている。難
民らの多くがドイツを目指す背景には、豊かな経済に加え、充実した保護制度がある。
難民申請をした人には、住まいや食事が無料で提供されるほか、生活費も支給される。
この制度は、過去にユダヤ人の迫害によって多くの難民を出した苦い記憶などをもとに
作られた。5か月前に難民申請したというシリア出身の男性も、こうした制度を知って
ドイツを目指したという。この男性は「月336ユーロ(約4万5千円)支給されてい
る。渡航前から、テレビなどでドイツは良いと知っていた」と話す(NNN 2015.09.07)
● 第二次世界大戦戦勝国はなぜ難民を受け入れないのか
20日の「世界難民の日」を前に、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は18日
世界の難民や国内避難民が1年で830万人増え、2014年末に過去最多の5950
万人になったと発表。特に深刻なのが、400万人近くに急増したシリア難民。国連は
各国に受け入れを要請しており、ドイツのように約2万人を受け入れているが、日本が
これまでに難民として認定したシリア人は3人のみ。UNHCR駐日事務所のマイケル
・リンデンバウアー代表は「日本を含む各国に受け入れを求めており、連帯をお願いし
たい。シリア難民はかつてない規模で増え、周辺国だけではまかないきれない」と、日
本に協力を訴えているという(朝日新聞デジタル 2015.06.19)。
第二次大戦にユダヤ人を虐殺したドイツは、19世紀以降の植民地は、欧米列強国の中
で、ニューギニア、ナミビア、タンダニア、ルワンダ、ブルジン、カメルーン、トーゴ、
ガーナ東部、ケニア(一部)、青島などと英国、フランス、スペイン、ポルトガル、オ
ランダなどと比べ格段にその支配地域は小さく、戦後のドイツ連邦軍の派兵史(下表ク
リック)やドイツ帝国植民地史をみても中近東・北アフリカ地域での軍事力行使は武器
輸出史を除き、先進国においても甚だ小さいく、同じ欧州の英国・フランス両国の武力
行使力(=ニトログリセリン換算トン数+戦費+被害総額+殺傷者数)は比べものにな
らないだろう。なのに、米国・英国・フランス・ロシア・中国は難民対策に積極的でな
いのは、こころない仕儀と映る。ひるがえって、日本政府も積極的に国連を動かし難民
対策に乗り出す気配がないのも情けないことだ。
※ 「域外派兵で何がおきたのか ~ドイツ連邦軍・アフガニスタンでの13年~」 2015.
09.20 NHK BS放送
※ ドイツ連邦軍 Wikipadia
※ 難民が2百万人と推定されているが、米・英・仏・露・中・日・西・加・蘭・韓・豪・
伊・印などの13カ国+7国の20カ国で1万人の難民を引き受けても20万人と
10分の1にすぎないが、国連議長が中心となり、難民受け入れ指針を早急にとりま
とめ行動すべきだと考える。特に、国連議長は緊急アッピール行うべきである(さも
なければ、高級国際官僚の堕落との誹りは免れない)。