極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

新成長経済理論考 ㉓

2023年12月25日 | 環境リスク本位制




彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと伝えら
れる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。(戦国時代の軍団編成
の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編のこと)の兜(かぶと)を合体さ
せたせて生まれたキャラクタ。 


「燦ぱれす」が、世界に誇れる「図書館」に生まれ変わる


  ニコラエ堂この夜揺りかえへり鳴る鐘の大きあり小さきあり大きあり 
                             北原白秋               
           
         老いを知るテレビだけだわクリスマス
                           


食道胃腸が銚子悪い上、降雪対策に夜中2時に凍結防止剤(エンカル)撒き、賀
状作成が加わり、最新情報考察などなどで、鬱状態で落ち込む(これは初めての
経験)と散々な上で売薬の購入費は鰻登。クリスマス・イブはプチケーキでクリ
スマス(降誕祭)だけで、テレビの「M1」を流れ鑑賞とその光景を俳句を詠む。           

【今日の言葉】
  神の愛われらに顯れたり。神はその生み給へる獨子を世に遣し、我等をして
  彼によりて生命を得しめ給ふに因る       
                        ヨハネ第1書4章9節

  
  

MagSafe対応 アウトカメラ用 自撮りワイドミラー
自撮にうってつけの商品が商品が販売されていることを知る。

これをみたわけではなく、『自撮専用ドローン』があったら、アウトドアー派の
必需品として大きな事業になると調査に今朝思い立つ。ところが、これも既に販
売売されている。「デジタル革命渦」と感心する。



もともと、企画・開発畑なので(いや、生産技術、環境技術、数理工学、プラン
ト建設、気象学などオールラウンド・プレーヤでもあったが、「特許や科学」で
の新規な成果は、発想した時には世界では同じことを考えているのは三人はいる
というのが持論。まして、ラインの最前線にいれは、特許やノーベル賞の受賞な
どはは埒外(J.P.サルトルではないが「現場」の問題解決が最優先、特許・論文
による受賞はレス・ダン・セカンド・プライオリティ)。というわけで、ここで
は特許検索は取りやめた)。


Anytime Anywhere ¥1/kWh era
新成長経済理論考 ㉓

これまで、全固体型リチウム電池の負極・正極の高付加価値技術の特許調査を行
ってきた。今回は長寿命化・大容量化技術を考察。

開2023-114248 固体イオン伝導体、固体電解質、正極電極材料およびナトリ
ムイオン固体二次電池
【概要】
現在主流の二次電池としては、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池
が挙げられる。前者は、比較的希少なリチウムを主材料として用いており、需要
がさらに拡大したときの原料供給の問題が懸念され、またコストの問題も指摘さ
れている。後者は、充電エネルギー密度が比較的少なく、メモリ効果があり、繰
り返し使用回数も少ないという問題がある。 このような状況から、資源が豊富
で原料供給の問題が少なく、低コスト化が見込めて、さらにリチウムイオン二次
電池の技術的知見を反映させることができる二次電池として、ナトリウムイオン
二次電池が次世代の電池として脚光を浴びている。取り扱いや液漏れの懸念およ
びその対策などの問題を回避できる固体電解質を用いることが嘱望されている。
ナトリウムイオン二次電池の固体電解質としては、高いイオン伝導率、優れた充
放電特性および熱に対する高い安定性が求められている。

下図1のごとく、組成式がNa5-2xAl1-x、Na5-2xAl1-x
およびNa5-2xIn1-xSb、0.375≦x≦0.625)か
らなる群より選ばれる少なくとも1種類以上からなる化合物結晶を含む。イオン
伝導率、充放電安定性および熱力学安定性に優れる固体電解質用リチウム化合物
を提供することである。


図1 第1の化合物の構造を示す構造図
【符号の説明】
1:集電極(負電極) 2:負極活物質層 3:固体電解質 4:正極活物質層
5:集電極(正電極) 11:Na 12:Al(Mサイト) 13:V(Mサイ
ト) 14:S 21:Na 22:Al(Mサイト) 23:Ta(Mサイト)
24:S 31:Na 32:In(Mサイト) 33:Sb(Mサイト) 34:
S 101:ナトリウムイオン二次電池

【発明の効果】
イオン伝導率が高く、熱力学安定性に優れる二次電池用固体電解質に好適な固体
イオン伝導体化合物が提供される。 また、その化合物を用いて、イオン伝導率、
充電安定性に優れたナトリウムイオン二次電池用固体電解質およびナトリウムイ
オン固体二次電池が提供されるハイブリッドおよび電気自動車、高機能住宅、ス
マートフォンなどの携帯端末などスマート社会では大電流対応でかつ取り扱いの
容易な二次電池が強く求められているので、本発明は、パーソナル用途を含めた
産業や社会の発展に寄与するものと考える。
※次回は二次電池以外の「再エネ」「脱カーボン」「メタネーション」」の最前
線科学工学技術を考察する。

低炭素水素の世界生産量,2040年1億4,800万トン
株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、水素製造技術および関
連部材の世界市場を調査し、主要国・地域の水素関連政策、ならびに参入企業・
研究機関の開発動向を明らかにした。ここでは、低炭素水素の世界生産量予測の
要点をまとめる。


日本では、2023年6月に水素基本戦略が改訂(改訂水素基本戦略)。改訂水素基本
戦略は、2050年を見据えた「製造」「輸送・貯蔵」「利用」の各領域の革新的な
研究開発に当たり、大学・国立研究開発法人等から企業等への研究成果の橋渡し
や、社会実装に向けて関係府省庁が一体となって取り組む。
「製造」の領域においては、
①高効率・高耐久・低コストな水電解技術、
②高温ガス炉等の高温熱源やメタンの熱分解、
③光触媒などを活用した水素製造技術、
という3つの技術を掲げる。
※、日本では、水素供給コストを2050年に20円/Nm3 (ノルマルリューベ)程度以
下、水素導入量を2050年に2,000万t/年程度とすることが目標に掲げられている。
改訂水素基本戦略においては、2030年までに国内外における日本関連企業(部素
材メーカーを含む)の水電解装置の導入目標を15GW程度と設定し、水素製造技術
の基盤確立を図ることとした。その実現に向けては、水電解装置及び部素材の製
造能力増強についても、政府による支援を検討していくことが示された。水素・
アンモニアの大規模なサプライチェーン構築に向けた官民による投資金額は、15
年で15兆円を越える。日本は電力コストが高いためこれへの政策パワーの注力の
是非が問題と展望されているが、わたし(たち)は実現できると確信している。



「生物多様性」とは何か?
つまり、動物、植物、微生物などすべての生物の間に多様性があり、バランスを
保たれていると言う。近年、その保全に関する取り組みやルールメイキングが活
発化。なぜ、企業が生物多様性保全に取り組むのか考える。気候変動に次ぐ世界
的なトレンド。2022年12月の国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で、
「生物多様性」の損失を食い止め、回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ」
の考え方を盛り込んだ「昆明・モントリオール生物多様性条約」が採択。 2030年
までに世界の陸と海のそれぞれ30%以上を保全地域にする「30by30」などの行動
目標が定められている。
2023年9月には動植物や森林、土壌、水など自然資本に関する事業リスクや機会の
情報開示枠組みである「TNFD(自然関連財務情報タスクフオース)の第一版
も発表された。日本国内では、2023年3月に「生物多楡既国家戦略」を11年ぶりに
改定し、政策に盛り込んでいる。環境省の「脱炭素先行地域」の第4回の募集では
生物多諭旨保全の取り組みに関する項目を新設。企業も生物多様性保全ヘの姿勢
や取り組みを次々と表明するなど、国内外で動きが活発化しているという。

図 世界経済の自然への依存規模
(出典:アクセンチュア「生物多様性ビジネスー危機的現状とビジネスの可能性-」)

44兆ドルが自然資本に依存
世界経済フォーラム(WEF)が2020年1月に発表した「Nature Risk Rising」当する44兆
ドル(約4700兆円)の経済価値は、自然に中~高程度依存しており、農林水産業
などの第一次産業だけでなく、第二・第三次産業など、産業全体が自然の恩恵を
受ける一方で現在、生物多諭旨は非常に脅かされており、WEFの「グローバル
リスク報告書」の 2023年版では、今後10年間の深刻なグローバルリスクの4位に
「生物多様性の喪失や生態系の崩壊」がランクイン。国内では、勣植物の30%が絶
滅の危機に瀕る。
※参考:交換レートは当時(108.6円/$)➲現在(142.2円/$)では、6,248兆円
となる。

生物多様性損失でビジネスは立ち行かなくなる
「生物多様性」に取り組まなければ今後、企業として生き残っていくことは厳し
くなるという。その根拠は、気候変動と同様に、取り組まないことがリスクに直
結する。それは(1)「44兆ドルが自然資本から生み出されているから」という
だけでなく、(2)消費者の意識や需要、規制、ビジネスの在り方までが今後大
きく変わるため、それについていくことができないと収益を上げることは難しく
直接関係する第一次産業だけでなく、すべての企業に連携する。要注意は、多く
の専門家が口をそろえ、社会貢献や規制対応などのリスクヘッジではなく、「
物多様性という文脈の中でどうピジネスをして、価値を生み出していくか
」であり
具体的な取り組みはまだスタートしたばかりなので、先行事例に対し、アンテナを
張って置いていかれないことが重要と指摘する。

表1.自然・生物多様性の損失をもたらす5つの要因

・WEFrNature Risk Risin9: Why the Crisis Engulfing Nature Matters for Business and the
 Economy」を
基に作成
・via 環境ビジネス 2024.win 
-


自然関連リスクに対するリスク管理アプローチの開発
TCFD フレームワークは、リスク開示を超えて、気候リスクと機会を効果的なリス
ク管理、企業戦略、監視に組み込むための構造を提供するように設計された。 自
然関連のリスクと機会は、同じコアとなる TCFD 要素に基づいて管理できる。ガ
バナンスと戦略: 自然の資産やサービスに大きく関与している企業は、事業全体
にわたる自然の損失から生じるリスクを特定し、管理するための明確なガバナン
ス構造を確実に整備したいと考えている。これには、事業部門から経営陣 (およ
び取締役会) へ上向きのコミュニケーションを行うプロセスの定義と、これを行
う必要がある頻度の指定が含まれる。企業はまた、短期、中期、長期にわたる自
然ベースのリスクの影響と予想される進化を理解し、この理解を積極的に活用し
て事業計画や戦略を伝える必要がある。
WEFrNature Risk Risin9: 自然を巻き込んだ危機がビジネスと経済社会にとって
 なぜ重要なのか World Economic Forum

表2.生物多様性損失によるビジネスリスク

The TNFD Nature-related Risk &Opportunity Management and Disclosure Framework
Beta v0.1
およびアクセンチュア「生物多様性ビジネスー危機的現状とビジネスの
可能性-」を基に作成
---------------------------------------


【ウイルス解体新書 178
第4章 ポスト新型コロナウイルス感染症対策
第1節 新薬開発と後遺症対策
1-3 
コロナ感染、心不全のリスク高まる可能性
SARS-CoV-2の持続感染は心不全リスクを高める可能性
12月23日,理化学研究所などの研究チームは、新型コロナウイルスに感染後、目

立った心疾患を発症しなくても心臓が持続的にウイルスに感染し、心不全のリス
クが高まる可能性があるとの研究成果を発表した。近い将来、心不全の患者が急
増する可能性を指摘し、対策の必要性を訴えている。

【概要】 理化学研究所(理研)生命機能科学研究センタ、京都大学らの共同研究
 チームは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の持続的な感染が心不全のリスク
を高める可能性があることを、ヒトiPS細胞を用いた実験で明らかにし。 本研究
成果は、これまでほとんど報告のないヒト心臓組織に対するSARS-CoV-2の持続感
染の影響を示したものであり、「ポストコロナ」においてパンデミック[3]が危惧
される心不全(SARS-CoV-2心筋症)の発症・進行メカニズムの解明や、治療法の
開発に貢献する。


図.心不全パンデミックを実験的に検証する生体模倣モデル「SARS-CoV-2持続
  感染モデル」



図1 心臓マイクロ組織(CMT)の全体像および血管網様構造の免疫染色図
CMTの全体像(左)および血管内皮細胞マーカー(緑色:CD31)と心筋細胞マーカ
ー(赤色:cTnT)に対する抗体を用いた免疫蛍光染色像(右)。青色は細胞核。
CMTでは、実際の心臓のような血管網様構造が再現されている。スケールバーは左
が1cm、右は200μm。

COVID-19の症状には、無症状から重症まで広い幅があり、CMTにSARS-CoV-2をさま
ざまな力価[9]で感染させて影響を調べ、感染後7日目までに全ての例で心機能(組
織の収縮力)の低下が見られた。その後、低力価群では4週間後に心機能が回復傾
向を示したが、高力価群では回復することなく収縮力は低下したまま(図2)。
この高力価での感染モデルは、COVID-19の臨床症状の一つである重篤な急性心疾患
を反映している可能性がある一方、低力価での感染がCMTに与える影響を詳しく調
べたところ、心筋細胞にSARS-CoV-2由来のスパイクタンパク質](Sタンパク質)
の局在が認められましたが、心筋細胞のアポトーシス]はSARS-CoV-2に感染してい
ない組織と同レベルであり、心筋細胞の構造も維持されていたが、組織外に放出
されたSARS-CoV-2の力価を測定すると、4週間後も感染直後のウイルス力価と同等
の力価を示したことから、CMTに持続感染しているSARS-CoV-2は増殖能を保持してい
ることが示唆された。これらの結果は、SARS-CoV-2は軽度の感染であれば、機能
障害を引き起こすことなく心筋組織に持続感染できることを示す。すなわち、SARS
-CoV-2感染が持続しながらも心不全を発症せず、表面的には心機能が維持されて
いる患者群が存在している可能性がある。

【成果】本研究成果は、これまでほとんど報告のないヒト心臓組織に対するSARS
-CoV-2の持続感染の影響を示したものであり、「ポストコロナ」においてパンデ
ミックが危惧される心不全(SARS-CoV-2心筋症)の発症・進行メカニズムの解明
や、治療法の開発に貢献できる。

新型コロナウイルス感染症の重篤化には、免疫系の異常であるサイトカインスト
が関与していると考えられるが、今回のSARS-CoV-2持続感染モデルでは、低
酸素ストレスによってもサイトカインストームを引き起こすサイトカインの上昇
は観察されなかったため、SARS-CoV-2心筋症はサイトカインストームとは独立に
生じている可能性がある。
一方で本モデルではサイトカインに反応する免疫細胞そのものは含まれないため、
心臓以外の他臓器が関与する感染メカニズムが十分に再現できていない課題が残
されていない。現在、オルガノイド研究分野では複数の臓器間相互作用まで考慮し
たモデル臓器の開発が進んでおり、将来的にこれらの研究成果を今回の持続感染
モデルに反映させることで、実際のヒト体内で起こっている現象をより忠実に再
現できるようになる。


図2 SARS-COV-2感染後心機能の経時変化 CMTにSARS-COV-2を異なる力価で感染さ
せた後、動画解析ツール(MUSCLEMOTION)により算出された1分間当たりの脈動
指数の平均値で心機能の経時変化を比較した。非感染群は青(n=4)、低力価SARS-C
OV-2感染はオレンジ(n=5)、中力価SARS-COV-2感染は緑(n=3)、高力価SARS-
COV-2感染は破線(n=3)で示した。28日後の比較では、低力価感染群と非感染群
の心機能に統計的な差はないと推定できる。なお、非感染群で見られた脈動指数
の低下は、対照実験においても感染実験と同等の操作(SARS-COV-2を含まない試
薬の添加など)を行った影響によるものと考えられる。

図3 低酸素ストレス処理前後の心機能の変化
持続感染モデルおよび非感染のCMTを、18時間低酸素処理もしくは対照処理(通常
酸素濃度)し、それに続く48時間にわたって再灌流処理を行ったときの心機能の
経時的変化。心機能は動画解析ツール(MUSCLEMOTION)により算出された1分間当
たりの脈動指数の平均値で比較した。非感染群は青、低力価SARS-COV-2感染はオ
レンジ、低酸素ストレスありは実線、低酸素ストレスなしは破線で示した。(各n
=6)。非感染群は低酸素ストレスを受けると拍動数が上昇し収縮機能の回復が見
られたが、持続感染モデルは低酸素ストレス後の心機能回復を示さなかった。


低力価で感染したCMTを「SARS-CoV-2持続感染モデル」と見なし、「持続感染の確
立した患者は心不全の限界リスクにあり、追加の心臓ストレスによって日和見的
に心機能障害、最終的には心不全を発症する可能性がある」という仮説を実験的
に検証した。追加の心臓ストレスの例としては、臨床的には虚血などにより心臓
が一時的な低酸素状態にさらされることが考えられます。虚血性心疾患を模倣した
低酸素ストレスに正常なCMTをさらすと、一定期間後に拍動数が上昇し収縮機能の
回復が見られるが、持続感染モデルでは、拍動数の上昇および収縮機能の回復は
認められなかった(図3)。また、低酸素ストレスによって心筋細胞におけるACE2
の発現およびSARS-CoV-2スパイクタンパク質と心筋細胞の共局在が促進していた
ことから、細胞内においてSARS-CoV-2の再活性化が起こっていることが示唆され
た。
さらに特筆すべきは、非感染CMTでは低酸素ストレス後でも血管網様構造が維持さ
れているのに対し、持続感染モデルでは低酸素ストレス後に血管網様構造が全体
的に分断されていた(図4)。低酸素ストレス後に再活性化したSARS-COV-2は近隣
の内皮細胞へ感染を広げ、血管網様構造の維持を困難にした可能性が考えられる。
これらの結果は、SARS-CoV-2の持続感染下にある心臓組織が追加の低酸素ストレ
スを受けた場合、SARS-CoV-2の細胞内再活性化が起こり、心機能低下および血管
網の損傷を招く可能性があることを示す。


図4 低酸素ストレス処理前後での血管網様構造の様子
持続感染モデルおよび非感染のCMTを、18時間低酸素処理し、続いて48時間再灌流
処理を行ったときの血管網様構造を示す蛍光免疫染色像。血管内皮細胞マーカー(
緑色:CD31)で示される血管網様構造が、低酸素ストレス後の持続感染モデルで
は消失していることが分かる(右下)。細胞核(青色:DAPI)。スケールバーは5
00μm。
【掲載論文】
・Kozue Murata, Akiko Makino, Keizo Tomonaga*, Hidetoshi Masumoto*(*責任著者),
・"Predicted risk of heart failure pandemic due to persistent SARS-CoV-2 infection using a
three-dimensional cardiac model",
・iScience,
・10.1016/j.isci.2023.108641

                                  以上
1-4 中国で流行の〝歩く肺  年末年始控え国内でも警戒



中国などで流行する呼吸器感染症「マイコプラズマ肺炎」への警戒が高まってい
る。比較的軽症で済む人が多く〝歩く肺炎〟とも呼ばれるが、しつこい咳が特徴
で、重症化することも。中国では薬が効きにくい「薬剤耐性」の問題が指摘され
ており、国内でも抗生剤不足が影を落とす。人の往来が活発化する年末年始を控え
医療現場からは不安の声が挙がっている。(2023.12.23 産経新聞)

マイコプラズマ肺炎は主に飛沫(ひまつ)や接触で広がるとされ、発熱、咳、倦
怠(けんたい)感など風邪に似た症状を引き起こす。国内では患者の約8割が
14歳以下とされるが、大人の感染報告もある。
近年は全国的流行は起きていない。 こうした中、中国では今冬、北部を中心に
インフルエンザやマイコプラズマ肺炎などが複合的に流行し、小児科に患者が殺
到。韓国などでもマイコプラズマ肺炎の感染拡大が伝えられる。 新型コロナウイ
ルス禍の感染防止対策により季節性の病原体から遠ざかってきたことで、多くの
人は抵抗力が下がった状態にあると指摘(小児科医の高橋謙造帝京大大学院教授)・
こうした〝免疫負債〟を抱えた国内に病原菌が持ち込まれれば「感染拡大につな
がる恐れがある)。

徴候:マイコプラズマ肺炎は感染しても比較的軽い症状で済み、その人が持つ免
疫力で自然治癒することも多い。そのため、感染に気づかず出歩き、周囲にうつ
してしまう恐れがある。患者による菌の排出期間は1カ月~1カ月半ほどと長い
という。やっかいなのは、この病原菌が気道の粘膜上皮を痛める性質を持つこと
だといい、発熱などの症状が治まっても咳が続く患者が目立つ。人によっては激
しい咳に変わり、ぜんそくのような「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」といった異常
な呼吸音を伴うまでに悪化してしまうこともある。肺機能の低下に見舞われた患
者の報告もある。

ワクチンはなく、治療にはマクロライド系抗生剤などが使われるが、気になる情
報もある。 国立感染症研究所によると、中国はマクロライド系抗生剤への耐性率
が高いことで知られる。今年報告されているマイコプラズマ肺炎の原因となる細
菌も遺伝子変異により、一定の「薬剤耐性」を持つ可能性が指摘されているとい
う。 中国では以前から抗生剤の過剰使用が懸念されており、マイコプラズマ肺炎
で入院が必要な子供が増えている背景には、抗生剤が効きにくいという深刻な問
題が潜んでいる恐れもある一方で、日本では、医薬品の供給不足が深「マクロラ
イド系抗生剤は入手が難しい状況。今まさに患者が増えている溶連菌感染症に用
いるペニシリン系の抗生剤なども手に入りにくい」と高橋氏。別の種類の薬を処
方して様子をみるしかないが、完全には治りにくく、症状がぶり返すケースもあ
るなど、対応に苦慮する。今のままでは、マイコプラズマ肺炎の患者が治療を希
望しても、『適切な薬を出せない』といったことが起こりかねない。手洗いや咳
症状がある人はマスクをするなど、基本的な感染対策を心がけてほしい」と呼び
かけている。





水曜日のカンパネラ 2023.10.18  
ケンモチヒデフミ - 作曲・編曲 詩羽(うたは) 主演・歌唱 
Dir.F(ディレクター・エフ) : マネージャー兼ディレクター


※日本の音楽ユニット。2012年結成、YouTubeでデビュー。略称は「水カン」。
2021年9月に初代ボーカルのコムアイが脱退し、2代目ボーカルの詩羽が加入。

 今夜の寸評: 「ラスト・ディケイドを 全力疾走 !」を新年の挨拶として
         本日、年賀状を投函。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラスト・ディケイド 全力疾走... | トップ | 四海竜王降臨 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

環境リスク本位制」カテゴリの最新記事