極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

武士は喰わねど高楊枝

2015年09月08日 | ネオコンバーテック

 

 

     
      わたしはサタンがすでに稲妻のように天から落ちたるのを見ていた。

                         ルカ伝 第10章18節


   ※ I saw Satan fall like lightning from heaven.  / Luke 10:18  
                    

 

 

【高画質大型有機ELデイスプレイ工学論】

パナソニックは10月に欧州で、フルハイビジョン(FHD)の4倍の解像度を持つ「
曲面形状」の4K有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)テレビを発売する。パネル
は韓国LG電子製で65型。素子自体が発光する自発光型の特徴を生かした自然色に近
い画像とバックライト不要の薄い筐体で、最高位モデルとして訴求する。

価格は9000ユーロ程度(約125万円)になるもよう。欧州のみの展開。販売目標
は明らかにしていないが、品田正弘テレビ事業部長は「独自画像処理技術で、プラズマ
テレビの画質を凌駕した。プラズマ撤退の影響が色濃い欧州を高画質な有機ELテレビ
でもり立てる」と力を込める。

 

近年、1920画素x1080画素の解像度のフルハイビジョン映像を超えるる高解像
度・高フレームレートの映像を再生可能なシステムが普及しはじめている。例えば、
ルハイビジョン
映像と比べて縦横それぞれ2倍の解像度を有する4K2Kの映像再生テ
レビが販売されている。また、フルハイビジョン映像と比べて縦横それぞれ4倍の解像
度をもつスーパーハイビジョン映像の撮影再生技術開発も進み、さらにフルハイビジョ
映像を120fpsや240fpsの撮影カメラや表示テレビが販売されている。

このような高解像度・高フレームレート映像処理する撮像システムでは、撮像素子や撮
像モジュールから読み出されるデータの情報量や、それらから転送されるデータの情報
量が膨大となる。その結果、転送帯域の拡大が必要となり、伝送周波数の高周波化やデ
ータ転送の並列化が行われ、特に小型化が要求される撮像素子や撮像モジュールにとっ
て、ノイズ増加の画質低下や、回路サイズ増加のコスト増大という問題が生じ、データ
転送量の削減が必要となる。

一方、3次元実装やThrough-Silicon ViaTSV)などの半導体実装分野の新しい技術発展
に伴い、チップ上でより高度な画像処理する撮像素子の開発が進み
、圧縮符号化のデー
タ削減を、撮像素子上の実装技術が必要となる。

画像信号の符号化信号を出力する装置と、符号化信号を復号化する装置を備えた符号化
システムで、符号化装置が、画像信号取得部と、取得された画像信号のうち、複数録画
素の画像信号を非圧縮で符号化し、複数の赤画素信号と青画素信号を圧縮し符号化し、
それぞれを出力するR/B符号化部と、符号化信号の出力部を備え、復号化装置は、符
号化信号受信部と、復号化信号を生成するR/B復号部と、画像信号とR/B復号部で
生成された各復号化信号の誤差推定部と、推定誤差情報と色相関を利用し、画像復元す
る画像復元部と、復元された画像の出力する復号化信号出力部とで構成した符号化シス
テムで、人間の視覚感度特性を利用し、緑(Green)画素のみを圧縮、または低圧縮率で
符号化し、赤(Red)/青(Blue)画素は高効率に圧縮符号化し、さらに色情報の利用画
像復元処理を行うことで、簡単な処理で高効率の圧縮処理を実現する(チョッとこれは
持って回った表現だ)。

【参考:特開2015-018138 画像表示装置 】  

 

【要約】

上図の画像表示装置は、複数の画素16がマトリックス状に配置され、画素16に印加
する映像
信号を出力するソースドライバ回路14と、ソースドライバ回路14が出力す
る映像信号を伝達す
るソース信号線18と、ゲートドライバ回路12aと、カソード電
圧とアノード電圧のうち少なくとも一
方を発生する電圧発生回路とを具備し、ソースド
ライバ回路14は、ゲートドライバ回路12aの
動作クロックを基準として、映像信号
の出力タイミングを制御する遅延回路204を有し、遅延回
路204は、電圧発生回路
が出力する電流の大きさ、電圧発生回路が表示画面に印加する電圧
の大きさ及び電圧の
変化率のうち少なくとも1つに基づき、出力タイミングを変更することで、
水平走査
期間が短くとも十分に目的の映像信号を画素行に書き込むことでき、また、電源変動

影響を受けず高画質な映像表示を実現できる画像表示装置を提供する

● 画質至上思考余談

フルハイビジョンで大型テレビが普及したいま、小さな事務室兼書斎で食事を取ること
がほとんだが、食事にふさわしくないニュース映像を目にしてしまうと、チャンネルを
切り替えたりスイッチを切っても、その残像のインパクトが尾をひくことがしばしばあ
る。ならば、デジタルサイネージや公共空間船用のディスプレの市場特化には理がある。
しかし、画質アップできる理もある。例えば、仲井眞弘多前沖縄県知事の顔相が時系列
に変貌していくことに驚いたものだが、そういえば橋元徹大阪市長の顔相も変貌してい
る。つまり、政治家にとっては怖いツールとなる。^^;!

  

【超高齢社会論 15: 下流老人とはなにか】  

   【目次】

  はじめに
  第1章 下流老人とは何か
  第2章 下流老人の現実
  第3章 誰もがなり得る下流老人―「普通」から「下流」への典型パターン
  第4章 「努力論」「自己責任論」があなたを殺す日
  第5章  制度疲労と無策が生む下流老人―個人に依存する政府
  第6章 自分でできる自己防衛策―どうすれば安らかな老後を迎えられるのか
  第7章 一億総老後崩壊を防ぐために
  おわりに   

   第6章 自分でできる自己防衛策―どうすれば安らかな
                    老後を迎えられるのか

 【意識の問題(対策編)】……そもそも社会保障制度とは何

  生活保護に対する無理解をなくすには、制度に対する無知だけでなく意識の面か
 らも変革しなければならない。今もって多
いのは、生活保護が「おめぐみ」や「恩
 恵」であるという意識
だ。つまり余裕のある者がない者に対して、(なかば仕方な
 く)施してやっているという考え方である。

  だが、それは間違っている。これまで税を一度も納めたこと
がない人などいない。
 所得税であれ消費税であれ、社会に帰属
していれば、意識的にも無意識的にも何ら
 かのかたちで税金を支払っている。

 「社会保障を受けることは権利である」ということは、学説上も揺るがないことだ。
 もう古典になってしまったが、社会保障
理論を構築してきた小川政亮氏は著書『
 利としての社会保障』の中で、学説上も社会保障は恩恵ではないことをはっきりと

 主張している。

  だから、生活保護を利用することに負い目を感じる必要はないのだ。国民年金や
 厚生年金などの支給基準が低く、老後に十
分な収入が得られないことは、これまで
 にも指摘してきた。生
活保護の利用を必要以上にナーバスにとらえず、いざとなれ
 ば
気軽に収入の足りない部分を捕えるという意識でいてもらいたいと思う。介護保
 険制度やそのほかの社会保障制度についても
同様である。

  しかし、これほどまでに社会保障制度に対する理解が広がっていないことは、憂
 慮すべき事態だ。政府は早々に申請主義か
ら脱却し、社会保障に対する啓発活動
 行うべきだろう。これ
だけ下流老人がいるにもかかわらず、いまだにどこにどのよ
 う
に相談すればいいのか、制度を利用したらどうなるか、その告知が極めて少ない。
 自分たちの政策の有効性をPRするだけで
なく、社会保障制度に関する情報を広く
 報じてほしい。テレピ
CMや新聞広告、インターネット広告などを使って、国民を
 救済するための情報を積極的に流すべきだし、わたしたちは政府
にそのような対策
 をもっと求めてもよいはずだ。

 
 【医療の問題(対策編)】……今のうちから病気や介護に備
える

  社会福祉と同列に、医療制度についてももっとよく知る必要がある。下流老人は
 経済的困窮から医療受診をせず、病気が重
くなってから搬送されるケースが多いこ
 とは説明してきた。限
られたお金しかなければ、医療費よりも生活費を優先すると
 い
う事情もある。
  しかし、医療費の支払いが困難な人々がいることを、あらかじめ法律は想定して
 いる。社会福祉法は、医療にアクセスでき
ない人々が生まれないように制度を構築
 してきた。それがいわ
ゆる「無料低額診療事業」である。

 「無料低額診療施設」は、社会福祉法弟2条3項の九「生計困難者のために、無料
 又は低額な料金で診療を行う事業」に位置
づけられた施設で、お金がなかったり、
 健康保険証がない方で
も無料または低額で受診できる。
  病院に行くとお金がかかると思っている方は、まずその認識を変えてほしい。各
 都道府県の無料低額診療施設を探し、その
病院の医療相談室のソーシャルワーカー
 に相談して、早い段階
で受診していただきたい,そのほうが自身のためでもあるし、 
 医療機関や国の負担も軽くなる。下流老人に限らず、外国籍の方やホームレスの方、
 生活困窮が‥など、さまざまな人々が利用
できるので、どんどん活用してもらいた
 い。


  また、以下は予防にも通じるが、心身が健康なときに「任意後見制度」を活用し、
 あらかじめ老後の世話を頼む人を選任しておくといいだろう。任意後見制度は、本
 人の希望で親族や弁護士、司法書士、社会福祉士などを選任しておき、公証役場で
 公正証書を作成して手続きを行う。選任された任意後見人は、本人の様子を見なが
 ら、後見が必要だと思った場合、権限を行使してその人の生活全般を保護して支援
 する,認知症と診断された場合に限らず、身体が弱ってきたと思ったら準備してお
 いてもいいだろう。

  これらの「防貧」や「救貧」の制度は、社会にいくつも用意されている,ぜひ今
 のうちから一つでも二つでもいいので、老後を見据えた制度活用の準備を進めてほ
  しいと思う。

  【意識の問題(対策纏)」……何よりもまず、プライドを捨てよ

  そして何よりも、個人のプライドを捨てて、目に見えない制約から自由になるこ
 とが必要だ。人様の世話にならないことが
美徳だと思っている方は、その意識を変
 えてほしい。

  社会福祉では、一般的に自茫を「経済的にひとり立ちしていること」とは考えな
 い,そんな一面的な狭い範囲で自をを語ら
ない。
  そもそも、すべての人々が何かに依存し、それゆえに生活を維持できている。そ
 の「依存する部分がどこか]によって議論
になったりならなかったりしているだけ
 で、その内容は人それ
ぞれだ。

  たとえば、料理ができない夫は妻に依存している。会社の社
長は社員に依存して
 いる。水道をひねれば自治体や水道局の
人々に依存している。政治家や行政職員は
 国民に依存してい
る,依存せずに自立することなどあり得ない,依存しなければ
 会生活などできるわけがない。

  だから、「自立していないことが恥ずかしい」と考えること自体が、ある意味で
 傲慢であり、その意識が問題を複雑化してしまう。あなたも、わたしも、誰も自立
 している
人などいないし、すべての人々が環境に依存して生きていることに、無自
 覚であ
るへきではないと思う。


 【お金の問題(予防編)】……いくら貯めるべきか

  ここからは、老後にぢ一流化しないための事前策を取り上げて
いく。
  まず考えられるのは預金だ。身も蓋もない話だが、いざというときに最も頼りに
 なるのは自分の資産だ。早い段階から家計
を管理して、可能な限り、少しでも貯蓄
 していくことは心がけ
ていきたい。

  内開府の「平成26年版高齢社会白肌白」によれば、「世帯の高齢期に備えて必要
 と思う貯蓄額]は、1000万~3000万
円が多い。「2000万円くらい」と
 する人が19・7%、「10
00万円くらい」が19・5%、「3000万円くら
 い」が19・1%である,

  老後にどれくらい資産が必要かは人それぞれだし、ここで言及することが適切で
 もないので、気になる方は他の専門家の著書に触れていただけたらと思う,ただ検
 討するうえでは、わたしたちの高齢期は片と違い相当に長いこと、そして病気や事
 故で突発的にまとまったお金が必要になる可能性も高いことを考慮したい。

  資産形成や資産運用に関しては、個人年金や民間保険のほか、株や債券、投資信
 託など、さまざまな商品が出回っている。活用する際には、多くの情報と比較しな
 がら、自分に合ったものを選択してほしい。民間の保険会社や銀行にいるフアイナ
 ンシャルプランナーなどに相談して、老後の収入と支出をあらかじめシミュレーシ
 ョンしておくのもいいだろう。



ここで書かれていることはよく理解できる。「個人のプライドを捨てて目に見えない制
約から自由になることが必要だ」とは思考モードの切り替えだと了解できる。まず自立
条件とは(1)健常者であること、(2)経済的に自立していることとすると、(2)
は、年金受給額分がその分水嶺(社会的閾値)と置けば、その額の問題――平均的な生
活が送れる否かが議論となる――がクリアーできれば「自立」条件を満たせ、プライド
は残る。なので「武士は喰わねど高楊枝」はもはやは死語と、いや死語にしなければな
らない。あわせて、社会保障と税制との関係が明確でないことが不満である。このこと
は、次回以降でコメントしたい。

                           藤田 孝典 著『下流老人』

                                                  この項つづく

 

  

● 気温で透明度が変化するビニールハウス用フィルム

太陽光線の直射による葉焼け現象を防止する農業用フィルムとして、散光性フィルムが
ある。代表的なものとして、カレンダー法やTダイ法で製造され、エンボスロールによ
り表面が梨地状に形成された農業用塩化ビニル樹脂フィルムや、相溶性の低い2種類以
上の異なるポリオレフィン系樹脂からなる組成物より形成される梨地状農業用ポリオレ
フィン系フィルムが挙げられる。

また、25℃では光散乱が少なく透明であり、50℃では高い光散乱性を示す調光性シ
ートとしてエチレン-酢酸ビニル共重合体と架橋アクリル粒子からなる組成物より形成
されるシートの特許が提案されているが、散光性フィルムが展張された農園芸用施設で
は、日射の弱い冬には、作物に届く太陽光の量が少ないという問題や、農業用フィルム
に適した調光性能を示さないという問題がある。

二つのポリオレフィン系樹脂層の間に中間層を有するポリオレフィン系農業用フィルム
であって、前記中間層は、酢酸ビニルに基づく単量体単位の含有量が15~30重量%
のエチレン-酢酸ビニル共重合体(但し、エチレン-酢酸ビニル共重合体の重量を10
0重量%とする)と、平均粒径が3~15μmであるメタクリル酸メチル-スチレン共
重合体粒子とを含有する層であるポリオレフィン系農業用フィルムに係るもの。

ポリオレフィン系農業用フィルムは、日射の強い夏には光散乱性が高く、日射の弱い冬
には光散乱性が低いポリオレフィン系農業用フィルムである。



※ 樹脂フィルムに含まれ輻射線遮断剤は以下の特徴組成をもつ(特許 5709423 

[(Li(1-X)2+X)(Al3+)2(OH6]2・(Siy(2y+1)2-(1+X)・mH2O 

式中、M2+は2価の金属カチオンであり、m、xおよびyは、0≦m<5、0≦x<1、
2≦y≦4という条件を満たす。


 

これらは、農業温室用樹脂フィルム専用で開発されているが、液晶を挟み込み室温同期
させることも、合採算性を前提として可能だ。また、ガラス温室専用に液晶フィルム挟
み込んでも可能でこれは、このブログでも提案しているが、後者は、異常気象対策とし
て強化ガラスも兼ねる。さても、環境リスク本位制時代にあって、地球温暖化の断末魔
が差し迫っている。ここは「変革が迫られる前に変革を」だ。

                                    

 ● 今夜の一品

出典:レーザーテック

ローム、炭化シリコンウエハ検査装置の最新機種を採用。



 

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