<4月の鑑賞予定映画>
パナソニック汐留美術館で開催されている
「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」に行ってきました
ル・コルビュジェと言えば
世界遺産である国立西洋美術館の設計をした建築家で有名。
画家としての才能も発揮していたのは
恥ずかしながら知らなかったので、こちらも興味深い展覧会でした。
「レア」(1931年)
画風は、ピカソの抽象画に似ていますね。
油彩の他にタペストリーで表現した作品も展示してあり
3m以上の高さがあるものも
パナソニック美術館は、あまり広くないので
これらの大作を展示するのなら、もう少し広いところのほうが
良かったような気がしました。
(そのせいか、いつもの展覧会より窮屈さを感じたので)
建築作品で最高傑作と言われるロンシャンの礼拝堂は
模型が展示してあり、これは興味深かったですね。
画家から始まり、彫刻、建築、都市計画と
多岐に渡り才能を発揮したことは、まさに「諸芸術の綜合」と言えますね。
作品は、すべて撮影NG
ガレ展はOKだったので、これは残念でした・・。
<開催情報>
「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」
★会期:2025年1月11日~3月23日
★会場:パナソニック汐留美術館
★開館時間:10:00~18:00
(2月7日、3月7日、14日、21日、22日は~20:00)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:水(ただし3月19日は開館)
★料金:一般1200円 / 65歳以上 1100円 / 大学生・高校生 700円 / 中学生以下無料
サントリー美術館で開催されている
「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」に行ってきました。
19世紀アール・ヌーヴォーを代表とするガラス陶芸家であるガレ。
ジャポニズムの影響を受け、また自然をモチーフにした作品が多く
日本でも人気の高い美術家でもあります。
この作品展は、カメラ撮影OKというのはありがたい。
ガレの有名な「ひとよ茸ランプ」を
初めて目にしましたが想像していたよりでかい(笑)
83.8cmもの巨大ランプは、迫力があり
可愛いと怪し気なのが共存している印象に残るランプでした。
これは実際に見たほうがいいですね。
青年期から最晩年に至るまでの展示を観ることが出来
ガレの世界を堪能することができました。
ガレ展は今まで何度か足を運んでいますが、この展示会は
かなり見ごたえがありました。
4月13日まで開催されているので、気になる方は是非♪
<開催情報>
「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」
★会期:2025年2月15日(土)~4月13日(日)
★場所:サントリー美術館
★開館時間:10:00~18:00(金曜日は10:00~20:00)
※3月19日(水)、4月12日(土)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
★休館日:火曜日(ただし4月8日は18時まで開館)
★料金:一般 当日 ¥1,700 前売 ¥1,500/大学・高校生 当日 ¥1,000 前売 ¥800
~わたしたち、二人とも地獄行き~
2023年 イギリス映画 R15指定(2025.02.14公開)
配給:ロングライド 上映時間:120分
監督:カリン・アイヌーズ
原作:エリザベス・フリーマントル
脚本:ヘンリエッタ・アシュワース/ジェシカ・アシュワース/ロザンヌ・フリン
音楽:ディコン・ハインクリフェ
美術:ヘレン・スコット
衣装デザイン:マイケル・オコナー
ヘアメイク:ジェニー・シャーコア
出演:アリシア・ヴィキャンデル/ジュード・ロウ/エディ・マーサン
サム・ライリー/サイモン・ラッセル・ビール/アムール・ワケド
<見どころ>
イングランド国教会を創設したヘンリー8世の6番目にして最後の妻、
キャサリン・パーの戦いを描くスリラー。監督を務めたのは『見えざる人生』などの
カリン・アイヌーズ。陰謀渦巻く宮廷で生き抜こうとするキャサリンを
『リリーのすべて』などのアリシア・ヴィキャンデル、ヘンリー8世をジュード・ロウが
演じるほか、サム・ライリー、エディ・マーサンらが共演。
第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された。
<ストーリー>
16世紀イギリス。イングランド国教会を創設した君主ヘンリー8世(ジュード・ロウ)には
これまで5人の妻がいたが、その中には悲惨な末路をたどった者もいた。彼の6番目の妻と
なったキャサリン・パー(アリシア・ヴィキャンデル)は、プロテスタントの信念に基づき
この国をより良い未来へ導きたいと願うが、国王と対立する立場だと告発されてしまう。
前妻たちのように王の命によって処刑されるのか、それとも病にむしばまれた国王が先に
倒れるのか、謀略渦巻く宮廷で彼女の生き残りを懸けた戦いが始まる。
<感想>
イギリス王室ものの作品が好きなので、早く観たかったがなかなか日にちあ合わず・・。
ようやく鑑賞できました。
ヘンリー八世の妻は、「ブーリン家の姉妹」に描かれた、2番目の妻アン・ブーリン、
3番目の妻ジェーン・シーモアが有名だが、キャサリンの名前はあまり出てきません。
歴代妻の子であるメアリー、エリザベス、エドワードを引き取り養育し
子供たちも懐いていたのは知っていましたが、信仰深いのが原因で疑惑をかけられ
危うく処刑されそうになったのは映画で初めて知りました。
ジュード・ロウがヘンリー八世を演じたのですが、「誰?あなた」という
レベルの変貌ぶり。ジュードの面影全くなしです。史実に基づいた晩年の姿なので
風貌は肖像画とそっくりですが、いやぁ~特殊メイクの技術って凄い。
にしても、あのお尻は代役ですよね・・・・?^^;
「ブーリン家の姉妹」のその後の話なので、こちらを予習に観て鑑賞
した方がより楽しめるかもしれません。いずれにしろ、この時代のイギリス史を
頭に入れておくことをオススメします。
点数:7点/10
18日ではなが旅立って3か月経ちました。
ワンコのいない生活に少し慣れてきましたが
やはり、なんかつまんないですね。
ワンコまた飼えばいいじゃん、と言う方もいますが
正直そんなこと言っていられない状況が発生しました。
これが、はながいなくなってからにわかに問題が露呈した形で。
「あたちのことはもぅいいから、そっちの問題に集中しなさい」
今となっては、そんな感じで生き急いでしまったように感じてなりません。
(こちらの勝手な思い込みですが)
はなに会いたいし寂しさ・悲しさは変わりないですが
それでも笑って思い出話が出来るようになりました。
お給料日が出たら、大好きないちごをまたお供えしたいと思います
~3つの愛の、行き着くそこ~
2025年 日本映画 (2025.02.21公開)
配給:キノフィルムズ 上映時間:128分
監督:根岸吉太郎
脚本:田中陽造
音楽:岩代太郎
美術:原田満生/寒河江陽子
衣装デザイナー:大塚満
出演:広瀬すず/木戸大聖/岡田将生/田中俊介/トータス松本/瀧内公美
草刈民代/カトウシンスケ/藤間爽子/柄本佑
<見どころ>
詩人・中原中也と文芸評論家・小林秀雄ら実在の男女3人の物語を描くドラマ。
『雪に願うこと』などの根岸吉太郎がメガホンを取り、田中陽造が脚本を担当。
才能あふれる二人の男の間で揺れ動く女優・長谷川泰子を『流浪の月』などの
広瀬すず、後に詩人として名をはせる中原中也を『先生!口裂け女です!』などの
木戸大聖、彼の友人で後に日本を代表する文芸評論家となる小林秀雄を
『ゴールド・ボーイ』などの岡田将生が演じる。
<ストーリー>
大正時代の京都。20歳の新進女優・長谷川泰子(広瀬すず)は17歳の学生・中原中也
(木戸大聖)と出会い、互いに惹(ひ)かれ合った二人は共に暮らし始める。
その後東京に引っ越した二人のもとを、中也の友人・小林秀雄(岡田将生)が訪ねて
くる。彼は中也の詩人としての才能を誰よりも評価し、中也も批評の達人である
秀雄に認められることを誇りに思っていたが、そんな二人の様子を目にした泰子は
一人取り残されたような感覚を抱く。しかし秀雄もまた彼女に惹かれていたのだった。
<感想>
岡田将生さんが出演しているので早々に鑑賞。
中原中也は、授業で「汚れちまった悲しみに」の詩と30歳という若さで
亡くなった・・という記憶しかないのですが、この有名な詩の背景に
長谷川泰子が関係していたのを、この作品で初めて知りました。
広瀬すずさんは、クラシカルな装いが似合ってますね。意外に昭和顔なのかな。
しかし、役にはまっているか?と聞かれたら、少し微妙かも。
それでもヒステリック場面の演技は特筆するべきものでした。
木戸大聖さんは中原中也に雰囲気が合ってましたし、岡田将生さんは
佇まいも顔立ちも美しい。どの角度から見ても美しくてため息でてしまう(笑)
長谷川泰子に焦点を充てているので、中原中也の作品が出てくるのかと
思いきや殆ど出てこなかったのは残念。
正直、3人にどれも共感はできなかったな・・・^^:
点数:6点/10