<2月の鑑賞予定映画>
~その男、多襄丸。
絶対、女を捨てない。己を曲げない。そして、どこまでも自由~
前情報をあまり見ず、ただ単に、小栗くん見たさとB’zの主題歌を目当てに
見に行った次第。(相変わらず、ミーハーですなぁ。。。)
2009年 日本 ワーナーブラザーズ配給 (09.9.12公開)
監督:中野裕之
原作:芥川龍之介 「藪の中」
脚本:市川森一、水島力也 音楽:大坪直樹
主題歌:B’z 「PRAY」
上映時間:2時間11分
出演:小栗旬・・・・・・・・・畠山直光/新多襄丸 (畠山家の次男。阿古の許嫁)
柴本幸・・・・・・・・・阿古 (直光の許嫁だったが、兄・信綱に犯されてしまう)
田中圭・・・・・・・・・桜丸 (幼少時、直光の恩情により家臣となる)
やべきょうすけ・・・道兼 (盗賊のリーダー)
池内博之・・・・・・・畠山信綱 (直光の兄。直光から強引に阿古を奪い取る)
近藤正臣・・・・・・・景時 (直光の家臣)
松方弘樹・・・・・・・旧多襄丸 (藪の中で直光と阿古が遭遇した、有名な盗賊)
萩原健一・・・・・・・足利義政 (足利八代目将軍。桜丸を可愛がっている)
<見どころ>
『羅生門』の原作となった芥川龍之介の短編「藪の中」に登場する
盗賊・多襄丸を主人公にした異色時代劇。
時代も設定も原作とはまったく異なるオリジナルストーリーを、中野裕之監督が
スタイリッシュな映像感覚で紡ぐ。主演は話題作への出演が相次ぐ小栗旬、
多襄丸が純愛を貫く阿古姫に『私は貝になりたい』の柴本幸。
そのほか『包帯クラブ』の田中圭、松方弘樹、萩原健一ら若手から
ベテランまで多彩な共演陣が顔をそろえる。
<あらすじ>
阿古姫(柴本幸)という許婚もいて将来を約束された畠山家の次男・直光(小栗旬)は
陰謀により家を追われてしまう。
山中に逃げ込んだ二人は盗賊の多襄丸(松方弘樹)に襲われ、その際に阿古が
言い放った言葉に直光は驚く。すきをついて逃げ出した阿古を追う多襄丸を
殺めてしまった直光は、死にゆく多襄丸から彼の名前を継ぐよう託される。
(シネマトゥディより)
<感想>
NAOさん観ていて、「これ舞台作品?」と思っちゃいましたよ。
背景は動きないし、場面の移り変わりもなんか不自然。
役者さんの演技も、なんだかオーバー気味。
だけど、映画と考えず舞台だと考えれば、合点がいくんですよね~。
それと、もうひとつ思っちゃったのが、「小栗くんのプロモ?」と思えるぐらい
小栗くんのアップが観られたこと。
堂々と「愛してる」なんて言われたら、たまりませんわ。
線の細い多襄丸で、NAOさん的にはちと物足りなく感じましたが
もともとヘタレな主人公なので、まぁいいか・・・って感じ。
一途に愛された阿古を演じたのは、柴本幸さん。
女優:真野響子さんの娘さんなんですよね、やはりどことなく似ています。
だけどねぇ~NAOさん的には、まったく好みの顔でないから
演技上手なんだけど、あまり共感持てず。
だって、やることなすこと突拍子だし、崖からいきなり飛ぶか?
おまけに崖から落ちてもピンピンしているし、赤の着物でボサボサの姿なんて
ホラー映画に出てくる女の人のようで、ぎょっ!としちゃいましたよ。
時代劇に向いているお顔だから、余計にそう感じちゃうんですよ・・・。
内に秘めた演技は上手なので、将来有望な人だとは思いますがね。
俳優さんは、なかなかの役者ぞろい。
特に、松方弘樹さんと荻原健一さんはさすが~~の演技。
あと、衣裳がなかなかよかった。特に盗賊スタイルは、どの俳優さんも
カッコよかったし、似合ってましたね。
時代設定、かなりぶっ飛び。
冒頭の子供たちの演技は、学芸会並の演技力で、オイオイと突っ込み。
殺陣シーンけっこうあるのに、返り血浴びるシーンがまったくない。
だからといって、つまんないわけじゃないんですよ。
俳優さんの演技力のおかげでここまでの作品に仕上がったのかな?という感あり。
個人的には、映画ではなく舞台化したほうが、この作品は活きる気がします。
小栗くんファンは、必見の映画。あと、B’zファンも。主題歌、よかったよぉ~。
点数:6点 (10点満点)
~「つながり」こそが、ボクらの武器~
夏休みのアニメ作品なのに、ひとりで鑑賞。周りは家族ばっかり、悲しすぎます。
2009年 マッドハウス ワーナーブラザーズ配給 (09.8.1公開)
[監督] 細田守
[脚本] 奥寺佐渡子 [キャラクターデザイン]貞本義行
[音楽] 松本晃彦 [上映時間]113分
[声の出演] 神木隆之介・・・・・・・・・小磯健二 (数学の天才。高2)
桜庭ななみ・・・・・・・・・篠原夏希 (健二の憧れの人。高3)
谷村美月・・・・・・・・・・・池沢佳主馬 (キングカズマのゲーム達人。13歳)
富司純子・・・・・・・・・・・陣内栄 (陣内家16代当主。90歳)
斎藤歩・・・・・・・・・・・・・陣内侘助 (曾祖父の隠し子。41歳)
<見どころ>
2006年の「時をかける少女」が評判を呼んだ細田守監督が、気弱な理系少年の
思いも寄らぬひと夏の大冒険を描くSF青春アドベンチャー。
ひょんなことから片田舎の大家族と夏休みを過ごすハメになった17歳の少年が、
仮想空間に端を発した世界崩壊の危機に立ち向かう姿を家族の絆を軸に
迫力のアクション満載で描き出す。声の出演は神木隆之介、桜庭ななみ、富司純子。
<あらすじ>
仮想都市OZ(オズ)が人々の日常生活に深く浸透している近未来。
小磯健二は、天才的な数学の能力を持ちながらも内気で人付き合いが苦手な
高校2年生。彼は憧れの先輩、夏希から夏休みのアルバイトを頼まれ、
彼女の田舎、長野県の上田市を訪れる。そこに待っていたのは、夏希の
親戚家族“陣内(じんのうち)家”の個性溢れる面々。
この日は、夏希の曾祖母で一族を束ねる肝っ玉おばあちゃん、栄の90歳の
誕生日を祝う集会が盛大に行われていた。その席で健二は夏希のフィアンセの
フリをする、というバイトの中身を知ることに。そんな大役に困惑し振り回される
傍ら、その夜健二は謎の数字が書かれたケータイ・メールを受信する。
理系魂を刺激され、その解読に夢中になる健二だったが…。(allcinemaより)
<感想>
細田監督の作品ということで、期待して行きました。
また、キャラクターデザインが「エヴァ」でおなじみの貞本さんというのもミソ。
映画の舞台となるのが、ネットサービスの“OZ(オズ)”と、陣内家という旧家の家。
一見、ミスマッチのように感じるのだが、話が進むにつれ、それは気にならず。
健二が何気なく説いた問題が、実は「オズ」のパスワードだったことから事態は一変。
健二のアカウントがハッキングされ、サイバーテロの犯人にされてしまう。
おまけに、すべての機関がハッキングされ、社会は大混乱。
ひいては、小惑星探査機が地球へ落ちてきてしまう・・・というアニメならではの
奇想天外さ。
今の世の中、なんでもネットでこと済む世の中。下手したら、こういうことが
近い将来似たような事件があるかもしれない。ハッキングされたらどうすることも
できない、コンピューターのもろさを感じます。
この作品のおもしろいところが、田舎の大家族と近未来のネット空間が
交互に話が進んでいく有様。
話がこんがらってしまうのではないか?と思ったが、作り手がうまいですね。
仮想空間の絵のタッチと現実社会の絵のタッチをまったく変えているので
観ているほうもスッキリ整理できます。
キャラクター設定もはっきりしていておもしろかった。
特に、90歳の栄おばあちゃんのスーパーぶりには圧倒。
戦国武将の末裔である陣内家の当主だから、肝も据わっているしセリフも粋。
養子の侘助が開発したソフトがそもそもの発端だとわかると
「身内がしでかした不始末は、一家でカタをつけるよ!」の一声。
栄おばあちゃんの信念は「人の力を信じること」。
何度もくじけそうになるみんなにを見るたびに、「あんたならできる」と声かけする
シーンは、胸が熱くなります。
そうして、コンピューターに何回も負けるが、そのたびに結束していく
大家族たちに姿にも心打たれるものがありました。
コミュニケーションに乏しい健二が、大家族のふれあうことで、人とのつながりが
大事だと再認識。そして、ネットの世界でも最後の最後で大切なのは
人とのつながりが大事・・というのが作品を通して伝わってきます。
それと同時に、お年寄りに対する敬意と、先祖に対する敬いなども
嫌みなく描かれていて、デジタル・アナログのバランスがとってもいいのに
感心しました。
劇中、あさがおのシーンがよく出てきますが、ほんとキレイで印象に残りました。
最後、絶対うまくおさまるとわかっていても、見ごたえある作品。
最近のジブリにないものを、ここで感じることができました。
「時をかける少女」の出来もよかったですが、個人的にはこちらのほうが
さらによかったように思います。夏休みイチオシのアニメ作品。ぜひ!
点数:10点 (満点)
~ヴァチカンを、光と闇が包み込む~
今年初のレイトショー。ダーーリンと行ってきました。
2009年 アメリカ ソニーピクチャーズ配給 (09.5.15公開)
[監督]ロン・ハワード [上映時間] 138分
[原作・総指揮]ダン・ブラウン
[脚本]アキバ・ゴールズマン デビッド・コープ
[出演]トム・ハンクス・・・・・・・・・・・ロバート・ラングドン(宗教象徴学の教授)
ユアン・マクレガー・・・・・・・パトリック・マッケンナ(カメルレンゴ=前教皇侍従)
アイェレット・ゾラー・・・・・・・ヴィットリア・ヴェトラ(セルンの科学者)
ステラン・スカルスガルド・・・リヒター (スイス衛兵隊隊長)
<見どころ>
ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演の大ヒット作、『ダ・ヴィンチ・コード』の
続編となる歴史犯罪ミステリー。
イタリアのローマで400年の時を超えてよみがえった秘密結社・イルミナティによる
ヴァチカンへの復讐(ふくしゅう)を阻止するべく、ガリレオの暗号コードに挑む
宗教象徴学者・ラングドンの活躍を描く。
ヒロインには『ミュンヘン』のイスラエル人女優アイェレット・ゾラーを抜てき。
ほかにユアン・マクレガーやステラン・スカルスガルドなど、国際色豊かな
実力派俳優たちが脇を固める。
<あらすじ>
ロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)は、秘密結社・イルミナティの
復活を探るべくローマへ旅立つ。17世紀、ヴァチカンの科学者への弾圧の陰で
結成されたイルミナティが、教皇候補の暗殺を計画しているという。
ラングドンと科学者ヴィットリア(アイェレット・ゾラー)は、ガリレオの暗号コードの
解明に乗り出すが……。(以上、シネマトゥディより)
<感想>
「ダ・ヴィンチ・コード」の続編。
原作は、こちらのほうが第1作。(「ダ・ヴィンチ~」は2作目)
原作はすでに読んでいるので、頭の中で照らし合わせながら鑑賞しました。
まず、原作とはかなり設定が違います。
鍵となる原作のコーラーさん、映画ではまったく出てきません。
その代わり他の人が、動いてくれますがね。
ユアン演じるカメルレンゴも、名前が違うし~。
ラングドン教授と今回のヒロイン、ヴィットリアも原作ではロマンスが
ありますが映画は、まったくなし。ただの助手となっています。
もっとも、この作品に関しては、ロマンスはないほうがいいです。
「セルン」の説明も、原作のほうがより詳しく状況書いていますが、
全部組み込んでちゃ、2時間で終わるはずがない。
というわけで、いろんなとこを削って描かれていましたが、
少なくとも「ダ・ヴィンチ・コード」よりはまとまっていて、おもしろかったです。
今作のカギは「イルミナティ」と「セルン」。
この辺りは、TBSの「世界ふしぎ発見!」で特集されていたし、
ノーベル賞でにぎわっていた時にも、反物質などの言葉が流れていたので
科学にめっぽう弱いNAOさんでも理解できました。
また、教皇を決める「コンクラーベ」も、数年前にヨハネ・パウロⅡ世が
崩御された時、この言葉を知り、システィーナ礼拝堂の煙突から
白い煙が出たら新教皇が決定されたの合図、ということも知ったので難なく理解。
今作は、ユアン・マクレガーが登場。
ユアンが出るんだから、ふつ~の役でないことは確か。(^-^)b
「イルミナティ」の関連で、ガリレオの名前が出てくるけど、今回は
彫刻家:ベルリーニの名前がいっぱい出てきました。(作品も)
作品が事件のヒントになるわけなんだけど、ほんとに手がその方向へ
向いてるのか?実際、イタリアへ行って、確かめたい気分になります。
すごい、宣伝効果だわ。
個人的に気になったのが、この方。
どっかで見た俳優さん・・と思ったら、なるほど。
「パイレーツシリーズ」で、ウィルのパパさんを演じてた人でした。
胡散臭い役ですが、最後の最後で・・原作でいうとコーラーの役っぽかったかも。
あれだけの内容を2時間に凝縮させたのだから、ジェットコースター並みの
展開になるのは仕方ないか。
あっという間に、ラングドン教授が謎解きしてしまうのは、思わずツッコミ
入れたくなるけれど、最後、ヴァチカンと教授が、和解?するシーンは
なかなか良かったです。
ヴァチカンの中で、あれだけむごたらしいシーンが出てくるだけに
原作が発表された時、ヴァチカンから抗議があったのはわかるな~。
最後、原作の真相も、けっこうビックリのラストだったので、ぜひ原作を
読んでいない方は、読んでみてください。
展開早いけど、前作よりうまくまとめた作りになっていて、
宗教が詳しくなくても楽しめる内容に仕上がってます。
公式サイト
点数:8点 (10点満点)
~運じゃなく、運命だった
世界が選んだ今年“最高”の一本~
話題作なので、おさえに行きました。
2008年 イギリス ギャガ・コミュニケーションズ配給 (09.4.18公開)
監督:ダニー・ボイル 製作:クリスチャン・コルソン
原作:ビカス・スワラップ 脚本:サイモン・ボーフォイ
音楽:A・R・ラフマーン 上映時間:2時間(PG-12指定)
出演:デーヴ・パテル・・・・・・・・・ジャマール・マリク (スラム育ちの少年)
フリーダ・ビント・・・・・・・・ラティカ (ジャマールの初恋相手)
マドゥル・ミッタル・・・・・・・サリーム・マリク (ジャマールの兄)
アニル・カブール・・・・・・・ブレーム・クマール(「クイズミリオネア」司会者)
イルファーン・カーン・・・・警部役
<見どころ>
スラム街育ちの少年の過酷な人生を描く、鬼才ダニー・ボイル監督の
パワフルなエンタテインメント感動作。
貧しい若者がつかみとった一攫千金のチャンスと、その裏に隠されたせつない
人生模様をドラマチックにつづる。
原作は、インド生まれの作家ヴィカス・スワラップによる小説「ぼくと1ルピーの神様」。
多彩な要素を巧みに織り込みながら、スリリングかつ躍動感いっぱいに描いている。
第81回アカデミー賞で作品賞、監督賞ほか8部門を受賞。
(ムービーウォーカーより)
<あらすじ>
インドのスラム出身の少年ジャマールは人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、
あと1問で2000万ルピーを手にできるところまできた。
しかし、これを面白く思わない番組のホストは警察に連絡。
彼はズルをして正答を得ていたとされ、詐欺容疑で逮捕されてしまう。
ジャマールは警察署での警官の厳しい尋問に対し、正答を知ることになった
自分の過去を話し始める。そこには1人の少女を追い続けた彼の人生の物語が
あるのだった…。(goo映画より)
<感想>
スラムドッグ”=”スラム育ちの負け犬”
ご存じ、今年度のアカデミー賞で、作品賞を含む8部門を制した作品。
低予算の制作費、ハリウッドスター俳優は一切出ていない作品にも関わらず
アカデミー賞8冠に輝いた・・・・というのは、はてさてどんなものか?と
興味がわきます。
日本では、みのもんたさんの司会でおなじみの「クイズ$ミリオネア」は、
元々イギリスで生まれたクイズ番組。
映画では、インド版の「クイズ&ミリオネア」が舞台となっています。
最後の一問を残して全問正解したスラム出身のジャマールが、
不正回答の疑いをかけられて警察に拘禁され、激しい尋問を受ける。
なぜ彼が難問を次々と答えられたのか。
その答えは、彼の過去に経験した過酷な生き方に答えがあった・・という内容。
観ていて「へぇ~」と思ったのが、比較する視点が見られるということ。
貧乏・お金持ち、兄の生き方・弟の生き方、表社会・裏社会
信頼・裏切り、男・女、ヒンズー・イスラム、生・死。
その比較を通して、日本社会では、あまりお目にかからない光景がみられ、
インドの現状を見せ付けられたような感じを受けました。
とりわけ、スラムに住む子どもたちの過酷さは、ちょっと言葉失いました。
目の前で母親の死を目の当たりにし、それを悲しんでる間もない。
生きるために、何でもやる子どもたち。その必死さに付け入る大人たち。
そこで、いやおうなく知ることになる、過酷な現実。
時には、兄弟間でも裏切り行為が行われる。
そして、子どもを高い値で働かせるために、目を覆いたくなるような
残虐なことも。(><)今の日本じゃ、考えられん極貧さ。
そんな悲惨な生活なのに、子どもたちの目がとっても輝いてるのよね。
「絶対生きてやる」っていう力強い目に、かなり圧倒。
なんだろう~今の日本に子どもたちにないものを持っているのよね。
ネバーギブアップの気持ちがすごくあるの。
どんな過酷な状況でも、ひるまず立ち向かって生き延びていく
子どもたちの姿に、逆に教えられた感じがしましたね。
とりわけ、主人公のジャマールは、とにかくあきらめない。
クイズを過去の経験から辿って解いていくんだけど、これがほんと
記憶力がいいの。観光客相手に仕事をする場面では、いつのまにか
英語が話せるようになり、学生にお茶を配るときに、答えられない生徒の
代わりに、彼が答えてしまう。映画では全然触れていないけど、
ジャマールはきっと本当は頭の良い子なんだと思いますね。
で、てっきりこれはヒューマンストーリーなのかな?と思ったら、
後半に連れて、これはラブストーリーも入ってるのね~というのがわかります。
で、またこの2人がいいんだわ。
ジャマールを演じた、デーヴ・パテル君。この素朴さがたまらん♪
インド系のお顔は、あまり好みではないんですが、仕草とかなんかね~いいのよ。
後半、NAOさん、ジャマール君に釘付けでした。
クイズの問題が、すべてジャマールの人生に関わる問題という
「出来すぎやろ~それは」と、ツッコミ部分もあるけれど
子どもたちの生きるパワーに圧倒され、ジャマールとラティカの恋に
胸がキュンとなり、スラムの実態も知る、といういろんな要素が
盛り込まれ、これだけあるのに、うまくまとまったな~と感心しちゃいました。
エンディング、「インド映画らしいな~」というような終わり方。
この時のジャマール君もよかった。私がラティカと変わりたいくらいです。
(すっかり萌えモード)
バイオレンスとロマンスが組み合わさった、不思議な感覚の映画。
でも、これがバランスよく取れています。
そして、エンディングのインド映画の魅力はここ!というのを味わってください。
インドパワー、おそるべし!
点数:8点 (10点満点)
~すべてを奪われたい。
全世界が熱狂!人間とヴァンパイアの禁断のファースト・ラブ~
予告編から楽しみにしてました~。女心を刺激するにはうってつけの1本!
2008年 アメリカ アスミックエース、角川エンタティメント配給(09.4.4公開)
監督:キャサリン・ハードウィック 原作:ステファニー・メイヤー
音楽:カーター・バーウェル
上映時間:2時間2分
出演:クリスティン・スチュワート・・・・・ベラ・スワン (高校生、エドワードに恋)
ロバート・パティンソン・・・・・・・エドワード・カレン (ヴァンパイア)
ビリー・バーク・・・・・・・・・・・・・チャーリー・スワン (ベラの父)
ピーター・ファシネリ・・・・・・・・カレン医師 (エドワードの父。ヴァンパイア)
アシュリー・グリーン・・・・・・・・アリス・カレン(エドワードの姉。ヴァンパイア)
ケラン・ラッツ・・・・・・・・・・・・・エメット・カレン(エドワードの兄。ヴァンパイア)
キャム・ギガンデット・・・・・・・ジェームズ (流浪のヴァンパイア)
レイチェル・レフィブレ・・・・・・ヴィクトリア (流浪のヴァンパイア)
<見どころ>
ステファニー・メイヤーの世界的ベストセラー小説を映画化したラブストーリー。
人間の女子高生ベラと美しきバンパイア、エドワードの禁断の恋物語が展開。
監督は『ロード・オブ・ドッグタウン』のキャサリン・ハードウィック。
主人公ベラを『イントゥ・ザ・ワイルド』のクリステン・スチュワート、
エドワードを『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のロバート・パティンソンが演じる。
全米で公開されるやいなや大ヒットを記録し、シリーズ第2作の製作も決定した
話題の作品だ。(シネマトゥデイ)
<あらすじ>
今どきの女子高生とは違う、内気で風変わりなベラ(クリステン・スチュワート)。
母親の再婚を機に父と暮らすことにしたベラは、転入先で
美少年のエドワード(ロバート・パティンソン)と出会う。
知的で謎めいたエドワードに惹(ひ)かれていくベラだったが、
彼は1918年から年を取っていない不死のバンパイアだった…。(シネマトゥデイ)
<感想>
話の内容は、少女マンガにでもなりそうな人間と化け物の禁断の恋話。
へたすりゃ、とんでもないしょうもない映画になりそうなんですが
いや~女心のツボをくすぐりまくる作品でした。
NAOさん、こういう映画好きっ! 萌えモード炸裂の2時間でした。
化け物(いやヴァンパイア)のエドワード(ロバート・パティンソン)。
「ハリーポッター」でセドリック役で出演してましたよね。
ハンサムなんだけど、NAOさんあまり好みの顔ではないのよね。
でもこれははまり役でした。
その化け物に恋するベラ(クリスティン・スチュワート)がまたキュート。
美男美女が恋に落ちるのは、どこにでもありますが、なにせ「禁断の恋」。
恋って障害があればあるほど燃え上がりません?
化け物だけどイケメン。 顔がよけりゃ化け物なんて弊害もなんのその。
おまけに、エドワードは、並外れたパワーで彼女を何回も助けるわ、やさしいわ
自制心のコントロールがきくパーフェクトな男性。
Hは、ものすご~~くしたいけど、元々人間が食べ物のヴァンパイア。
Hなんかしたら、興奮して愛するベラを食べてしまいかねないので
必死に耐えるエドワードが、なんとも切ないです。
カレン一家は、人間界で共存していくために、食料である人間を
食べるのをやめ、動物を食べていくことに決めた、いわば“ベジタリアン一家”。
そのおかげでベラは食べられずにすむのよね。
その人間を食べる本来のヴァンパイア3人。
真ん中のおにぃちゃんは、温厚でしたが、あとの2人はかなり凶悪。
特に、左端のジェームズくんはしつこかったですねぇ・・・・。
愛しているから、自分もヴァンパイアに堕ちてもかまわないというベラに対し
それを拒むエドワード。心は固くつながっているけど、体を求めるのはご法度。
理性と本能でものすごく葛藤しながらも、理性を貫いていく姿はほんと悲しい。
その分、ラブな言葉をいっぱい浴びせるから、もぅ萌えモード炸裂!
「でも余計君が欲しくなった。今も自分を抑える自信がない 」
「君の寝顔を見るのが好きなんだ。ドキドキする 」
「命がけで君を守る 」
「君は僕のすべてだ」
「守る」なんていわれたら、いくら女性が強くなったとはいえ、
女って、どっかで男性に守られたいのよ。
赤面するようなセリフばっかりだけど、やっぱり言ってもらいたいわ~。
心はひとつになれても、体はひとつになれない。
この性に対する緊張感が、じれったいけど彼らの苦悩する姿に共感が持てます。
女性は、けっこうはまる人多いかも?
続編が決定しているので、興味ある方はぜひご覧下さい。
NAOさん、レンタル出たらもう1回見ようっと! もちろん続編見ます。
あ~萌えモードが~。
<P.S>
音楽、なかなかよかったです。
ドビュッシーの「月の光」。すごくイメージに合ってたし、グランドピアノを
演奏するシーンがありましたが、「KAWAI」のピアノでしたね。
思わぬところで、日本の宣伝になっていました~。
NAOさんちのグランド、KAWAIなので、ちょっと嬉しかったな~。
点数:8.5点 (10点満点)
-- 予告編 --
~シロか、クロか~
春休みに入ると身動き取れないので、忙しい中行ってきました。
2009年 日本 東宝配給 (09.3.7公開)
[監督]中村義洋 [脚本]斉藤ひろし、中村義洋
[原作]海堂尊 (宝島社刊)
[音楽]佐藤直紀 [上映時間]123分
[出演]阿部 寛・・・・・・・・白鳥圭輔 (大臣官房秘書課付技官)
竹内結子・・・・・・・・田口公子 (心療内科不定愁訴外来医師)
堺 雅人・・・・・・・・速水晃一 (救命救急センター センター長)
山本太郎・・・・・・・・佐藤拓馬 (救命救急センター 副センター長)
羽田美智子・・・・・・花房美和 (救命救急センター 看護師長)
貫地谷しほり・・・・・如月翔子 (救命救急センター 看護師)
高嶋正伸・・・・・・・・沼田利博 (精神神経科准教授)
尾身としのり・・・・・・三船啓二 (事務局長)
野際陽子・・・・・・・・藤原真琴 (不定愁訴外来 看護師)
<見どころ>
『チーム・バチスタの栄光』の名コンビ、窓際医師・田口と
厚生労働省の役人・白鳥が再登場!前作から1年後の東城大学付属病院で
起こった殺人と収賄の疑惑。
“ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)”の異名を持つ渦中の人物・速水はシロか、
それとも……。竹内結子、阿部寛が続投するほか、物語の鍵を握る
速水役を堺雅人が務める。(シネマぴあ)
<あらすじ>
ある日、東城大学付属病院に勤務する田口(竹内結子)の下に
「救命救急センター長の速水(堺雅人)が特定の業者と癒着している」との
怪文書が届く。彼女は院内調査を開始するが、相変わらず調査は進まない。
そこへ役人・白鳥(阿部寛)が再び現れ……
<感想>
「チームバチスタの栄光」の続編で、事件から1年後の話が今回の映画。
今回も、窓際医師:田口(竹内結子)と偏屈な厚生労働省役人:白鳥(阿部寛)の
凸凹コンビが真相究明にあたる。
前作が、いまひとつだったので、どうしようか・・と思っていたのだが
原作を読んだ友人が、「こっちの方が面白かった」と話してたので
それを信じて観ましたが、確かに今回のほうが良かった。
今作は、“救命救急センター長:速水(堺雅人)が医療機器メーカーと癒着している”
という内容の怪文書を受け、二人が調査していく。
調査開始から程なく、医療メーカーの人間が病院の屋上から飛び降りて死亡。
それが自殺か殺人かという謎も加わっていく。
二人の珍妙なやりとりは相変わらずで笑えたが、どっちかっていうと
今回、この2人は脇っぽい印象。
やはり、“ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)”の異名を持つ
センター長:速水を演じた堺雅人の存在がとにかく大きい。
穏やかな表情の中に見せる挑発的・攻撃的・不気味な笑顔。
この演技力はすごい。
映画は、「人手不足」「救急車の受け入れ」「病院経営」など、
日本の医療が抱えている問題をリアルに描いている。
速水は、どんな患者でも受け入れる医者。患者からみれば「良い医者」。
しかし、救命救急患者は利益が上がらない“お客様”。
それをホイホイ引き受ける速水は、病院経営側から見れば「悪い医者」。
加えて、事件の方でも疑われる立場になるから、難しいキャラだよね。
この辺の見せ方が、かなり面白かった。
後半、大きな事故が起き、病院内が巨大な救命救急医療の場になるのだが
この様子は、なんだか「コード・ブルー」に似ていたような・・・・。
ミステリー自体はちと薄く、うさんくさいキャストを見れば、だいたいどの人が
怪しい・・というのは、けっこう始めの段階でわかっちゃったな。
今回思ったのが、救命救急って他の科とまったく別物なのね・・ということ。
いつ何時患者さんの要請がくるかわかない、人がいなくても受け入れなくては
いけない場合もある。映画を見ていて、日々戦いの毎日なんだ・・と感じた。
そのあたりの様子はかなりリアルに撮れていてよかった。
とにかく最初から最後まで、堺雅人さんの演技に釘付け。
来年のアカデミー賞、助演男優賞になってもいいぐらいの感じ。
彼の演技を見るだけでも、この映画の価値はありかも?
で、今回はすっかり脇役って感じの凸凹コンビ。
最後の最後で、「そうか、そういやこの2人が主役だっけ~」というような
オチ的終わり方は、なんとなく納得しちゃった。
点数:8点 (10点満点)
~どれだけ祈れば、あの子は帰ってくるの・・?~
お友達のHさんが試写会に当たり、お誘いを受けました。
見たかった作品だったのでラッキー! 女性限定の試写会でした。
2008年 アメリカ 東宝東和 PGー12作品 (09.2.20公開)
[監督・製作・音楽]クリント・イーストウッド
[脚本]J・マイケル・ストラジンスキー
[上映時間]2時間22分
[CAST]アンジェリーナ・ジョリー・・・・・・・クリスティン・コリンズ
ジョン・マルコヴィッチ・・・・・・・・・ブリーグレブ牧師
ジェフリー・ドノヴァン・・・・・・・・・・・ジョーンズ警部
ジェイソン・バトラー・ハーナー・・・・ゴードン・ノースコット
エイミー・ライアン・・・・・・・・・・・・・・キャロル・デクスター
マイケル・ケリー・・・・・・・・・・・・・・・ヤバラ刑事
<見どころ>
「硫黄島からの手紙」などストーリーテリングには定評のある
クリント・イーストウッド監督による感動作。
息子が行方不明になり、その5か月後に見知らぬ少年を警察に押し付けられた
母親の真実の物語を静かなタッチでつづる。
実生活でも母親であるアンジェリーナ・ジョリーが、エレガントだが強さを内に秘めた
母親を熱演。1920年代当時、堕落したロサンゼルス警察が保身のために
行った数々の非道な行動が、実際にあったという事実にがく然とする。
<あらすじ>
1928年、シングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は、
ロサンゼルス郊外で、9歳の息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)と暮らしていた。
ある土曜日、彼女は同僚に泣きつかれて断り切れずに休日を返上して
仕事へと向かう。暗くなって彼女が帰宅すると、家で一人で留守番をしている
はずの息子の姿はどこにもなかった。
誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは
眠れない夜を過ごす。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、
クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、
最愛のウォルターではなく、彼によく似た見知らぬ少年だった。
(goo映画・シネマトゥディより)
<感想>
“チェンジリング”・・・・「取替え子」
「妖精のいたずらによって子供が取り替えられる」という
民間伝承から用いたもの
イーストウッド監督って、実話を基にした作品多いが、これもそう。
実際、1920年代、こんなことがまかり通っていたなんて驚きというより愕然。
警察や権力の腐敗は、今日もここまでじゃないが、似ているものを感じるので
すんなり作品に入り込むことができた。
クリスティンを演じたアンジェリーナ・ジョリーの演技は、圧巻。
アクション女優のイメージが強いのだが、今作では普通の母を演じている。
クリスティンは腐敗しきった警察や不当な圧力にもめげず、
ただ「息子に会いたい」一身の行動が、やがては世論を動かすことになる。
行方不明だった息子が5ヵ月後に戻ってきたが、目の前に現れたのは全くの別人。
クリスティンは背丈が7センチも低く、割礼の施された少年を
自分の息子ではないとジョーンズ警部(ジェフリー・ドノヴァン)に訴えるが、
警察側の責任にしたくないジョーンズは彼女を精神異常者として
精神病院に入れてしまう。
ストーリーが、ほぼ事実に忠実に進んでいるのにまず驚愕。
あまりにも不条理なことだらけの警察の言い分。
しかも、これがすべて事実であったというのだから、信じられない。
警察の意に反するものは、すべて精神異常者扱いで病院へ隔離。
特にジョーンズ警部の横暴さは、見ていて憤りを感じた。
この時代、まだまだ女性の権利が低かった時代。
しかし、低いとはいえ、女性が反論すると即刻精神病院へ送り込む
その悲惨さは、観るに耐え難いものだった。
この問題は、世論を動かし、やはて聴聞会が開かれ彼女が勝つわけだが
勝ったところで彼女はなにも変わらない。
息子が戻ってこなければなんの意味もないからだ。
2時間22分という長さだが、テーマがぶれていないから長いとは思わなかった。
同じ母親という立場で見ていたが、クリスティンのようにあれほどの苦難を
私だったら立ち向かうことが出来るのか?と自問自答しながら作品を鑑賞。
あれだけひどい仕打ちをうけながらも「息子に会いたい」という信念で
立ち向かったクリスティン。(本人はそういう意識はなかったと思うが)
同じ母親として拍手をおくりたい。
母は偉大・・・・・そう感じさせてくれる映画だった。
と同時に、今の時代でもみられる腐敗政治や権力に対する憤りを、
映画を通して問うている映画でもあった。
女性はぜひ見てほしい作品。
PG-12指定なので、劇中目を背けたくなるようなシーンがあるが
すべて実話だから、しっかり目を見開いて見てほしいと思う。
骨太の大人の映画です。
「チェンジリング」公式HP
点数:10点(満点)
2006年 松竹配給
<監督> 富野由悠季
<音楽> 三枝成章
<テーマ曲> Gackt
<声の出演> カミーユ・・・・飛田展男 シャア(クワトロ)・・・・池田秀一
ハマーン・・・・榊原良子 シロッコ・・・・島田 敏
<あらすじ>
宇宙世紀0087年、地球圏の戦乱は混迷を極めていた。
連邦軍のエリート組織「ティターンズ」と反地球連邦組織「エゥーゴ」の内戦の最中、エゥーゴを指揮する立場となったクワトロ(シャア)、ティターンズを我が物にしようと
目論む“木星帰りの男”シロッコ、そして「ザビ家」復興を掲げるジオン軍残党
“アクシズ”の指導者ハマーン・カーン。
三つの勢力の地球圏の覇権を賭けた政略と軍略が絡み合い、
戦局は巨大レーザー砲へと改造されたスペースコロニー、グリプス2を巡る
最終局面へと突き進んでいく…。
火曜日行きましたが、レディースデイではなかったので、9割以上男!でした。
しかも!女性は、みんなカップル連れ。(・∀・ ;)エ~ソンナ~
そう!
果敢にも女性1人で行ったのは、私だけでした。|i|i|_| ̄|○|i|i|
自分で自分を褒めたいです。(T▽T)ヤケクソ・・
かなり一杯だったので、私は殿方にしっかり囲まれてましたわ。( ̄▽ ̄;)ゞドウニデモナレ
一番ドン引きしたのは、私の後ろにいた親子連れ!
どう見ても
70過ぎのお母様と50歳近くの
おっちゃん!( ̄□ ̄ || )オイッ
浮きまくりでしたヨッ!!( ̄Д ̄;)
<個人的感想>
TV版を見たのは、高校生の頃。
ファーストと比べて、さらに複雑な人間関係に展開も暗く
ラストがあまりにも衝撃な為、ショックを受けた作品。
今回、私も大人になったのか? なんだか胸にしみました。
ストーリー構成は、第2部の急過ぎる展開に比べれば、若干マシになったと思います。
第2部でフォウは死んだ事になっていますね。^^;オイオイ・・
当然、キリマンジャロのニュータイプ研究所でのフォウとの絡みは無し。
更に、ダカールでのシャアの演説は無し! ブゥブゥ~
そもそも、地球に降りる事はなかったです、ハイ。
ロザミィも出てこず。必然的に「サイコガンダムMk-Ⅱ」も出てこず。
この辺は不満気味・・・。
パプテマス・シロッコ ハマーン・カーン
今回、めだったのがこの二人! 圧巻です!写真で宣伝。^^;
*より増したハマーンの威圧感!
はっきり言って、私は今回の作品ほとんどハマーン様とキュベレイ
(ハマーンのモビルスーツ)を見に行ったようなものです!
この存在感・威圧感、パーフェクトでございました!
戦闘に会談に大活躍!新画で更に美しさに磨きもかかり満足の私です。(^^)v
*エマ・シーンさん、やっぱりいい!
「Z」のキャラで、ハマーン様と2分するぐらい好きなエマ中尉!(^-^)
ヘンケンとのいちゃつき、ノーマルスーツ脱ぎ時の色っぽさ!
カートリッジ交換失敗時のお茶目な姿!
最後、カミーユに看取られて死亡するシーンは、ウルウルきました。
*必見!戦闘シーン!
新画になってやっぱり一番期待するのは戦闘シーン。
作品の7割はこういうシーンだったと思います。
思う存分、キュベレイ見れて私は、もぅ大満足です。vv
白とピンクのMSといえばやっぱ、このキュベレイ!
*最後まで哀れなジェリド・・・
かわいそうなのが、ジェリド・メサ。
有名な死亡台詞もカットされ、全くと言っていいほど、その他大勢扱いと
成り下がってしまいました。
あまり好きなキャラではないが、見ててかわいそうでした。
*テーマ曲は最悪!
「どうしたの?ガッくん!」と言いたいほど、ひどかったよ、テーマ曲。
個人的には、一番最初の「メタモルフォーゼ」が良かったです。
*大ラスにセイラさんが!!!
TV版では、姿見せるが一言も声を発しなかった、「Z」でのセイラさん。
この作品では、最後の最後にセイラさんが、声発します!!
私の一番好きな、セイラさんが出ただけで、もぅ感涙です。
セイラ役の井上揺さんは、すでに故人となられています。
今回は、以前の音声を使用。
よっぽど監督思い入れあったんだろうなぁ・・・・と思いました。
セイラファンの私には、拍手物でした!
カミーユの最後は、「新訳」なので予想したとおりの終わり方でした。
映画の終わり方としては、妥当だと思います。
怒涛の99分間、どうしても詰め込みになりますが、それは仕方ないか?
個人的には、シャアのダカール演説は、はずして欲しくなかったです。
この3部作は、テレビシリーズの外伝的な物として捉えるのが良いように感じます。
これはこれで、良かったですよ。
カミーユの成長がTV版より、際立っていたので。
なんだかんだ言っても「Zガンダム」は、
やはりガンダムシリーズの中でNo1!だと思います。
点数:7点 (10点満点)
ひょんなことから、お友達のHさんと日程が合い行ってきました。
2006年 日本 東宝配給 136分
監督&脚本・・・三谷幸喜
製作・・・・・・・・・亀山千広
音楽・・・・・・・・・本間勇輔 (「古畑任三郎」も担当)
出演・・・・・・・・・役所広司 松たか子 佐藤浩市 香取慎吾 篠原涼子
戸田恵子 生瀬勝久 原田美枝子 オダギリジョー
唐沢寿明 津川雅彦 伊東四朗 西田敏行
<ストーリー>
大晦日のホテルアバンティ。マジメな副支配人の新堂(役所広司)は、
元妻の由美(原田美枝子)と再会して動揺。
そんな中、汚職が発覚した国会議員・武藤田(佐藤浩市)が
ホテルに逃げ込んで来る。
彼の元愛人は、客室係のハナ(松たか子)だった。
<見どころ>
脚本家・三谷幸喜の監督第3作は、大晦日のホテルを舞台にした群像コメディ。
さまざまな事情を抱える男女23人が織り成す悲喜こもごもを描く。
豪華俳優陣も話題に!
<個人的感想>
正月映画の話題作!ということもあり、ここは手堅く観ました。
驚くのが、出演者の豪華なこと!
主役級の方が、たくさん出てました。
よくこれだけの俳優さん集めたな~~と感心しました。
三谷幸喜監督&脚本だけあってテンポよく笑わせながら、物語が進む形。
主演は役所さんでしたが、みんなそれぞれ重要な意味合いを持ってました。
特に注目したのが、戸田恵子さん。
この方、声優さんからすっかり女優の地位確立ですね。
知らない方の為の声優講座^^:。
声優では、アンパンマン・機関車トーマス・「キャッツアイ」の瞳・
「魔女の宅急便」のパン屋のオソノ・「ガンダム」のマチルダ中尉など。
彼女の演技は秀逸でした。
それと、松たか子さん。
私、あんまり松さんは好きではありませんでしたが、この作品を見て
考え変わりました。彼女、上手かったです。
特に、後藤田に向かって「自分らしく生きればいいじゃない」と
凛とした顔立ちで言うシーン。
胸にグッときました。
香取慎吾くんはけっこう重要な役でしたね。
ギター姿、なかなかよかったです。(^-^)
個人的に笑えたのが、角野栄造さんと伊東四朗さん。
角野さんと言えば、「渡る世間~」ですが、全く正反対の役で
見事にはじけてました。
伊東さんのボケキャラには、終始笑えました。
あと、YOUさん。
ご存知「フェアチャイルド」の元ボーカリスト。
彼女の歌声、久しぶりに聞きましたが、相変わらず上手かったです。
もっと歌ってほしかったなぁ~~。
舞台を見ているような凝縮された内容。
ただ一人一人のキャラクターがしっかり設定されていて、
お互いにかぶるところがなかったです。
みんないろんな場面で関わりを持っていて、それが見事にホテルの中で
つながっていく・・・・。ほんと、三谷さん上手いです。
「娯楽映画」っていうかんじで、確かに観て損はしない作品です。
俳優さんが楽しく演じている、っていうのが伝わる映画でもあります。
点数:8.5点 (10点満点)
今更ながら、親子で「チキン・リトル」を観にいきました。
2005年 アメリカ映画
上映時間: 81分
配給: ブエナビスタ・インターナショナル(ジャパン)
キャスト&スタッフ
監督: マーク・ディンダル
脚本: スティーヴ・ベンチック ロン・J・フリードマン
音楽: ジョン・デブニー
出演: (声の出演) ザック・ブラフ ゲイリー・マーシャル ジョーン・キューザック
スティーヴ・ザーン エイミー・セダリス ドン・ノッツ
(日本語吹替版:声の出演) 山本圭子 中村雅俊 小島幸子 朝倉栄介 深見梨加
<ストーリー>
「空が落ちてきた」と大騒ぎして周囲をパニックに陥らせたチキン・リトル。
彼はそれ以来、すっかり町の笑い者となってしまう。
だがチキン・リトルは、名誉挽回を期して、野球チームに入団。
そして、優勝のかかった試合でチームを勝利に導いた。
一躍英雄となったチキン・リトルだが、頭上にまたもや“何か”が落ちてくる・・。
<解説>
これまでピクサーとの共同でフルCGアニメ「ファインディング・ニモ」
「Mr.インクレディブル」などを世に送りだしてきた手書きアニメの老舗ディズニーが、
初めて自社単独で製作したフルCGアニメ。
エイリアンに襲われた町を舞台に、とことんツイてない小さなニワトリの男の子
チキン・リトルが繰り広げる大騒動をユーモラスかつハートフルに綴る。
(ディズニー史上、もっともついてない主人公のふれこみ^^;)
ここから個人的感想
はっきり言って、物語は起伏に乏しく、キャラクターも地味。
お手軽映画って感じが第一印象。
なぜに主人公がにわとりなの??
この映画のカギは、父と子の対話不足。
これは現代社会の大きな問題だよね。(親と子の方が正しいか)
映画を観て、この事でちょっと話し合えたらいいよね~。
コミュニケーションが大事!っていうことは伝わってました。
前向きな主人公を通して、どんなにハンディーがあっても頑張れば成功する
友達は大切だ・・・この辺りがこの映画の教訓かな?
でもねぇ・・・展開がかなり早くって、親子がやっと向き合って対話するシーン
が、「えっ!?あれだけで分かり合えるんかい?」ってかんじで・・。
この辺りを、もう少しじっくり描いてほしかったです。
全編を通して、子育てへの愛情と思いやりを芽生えさせるメッセージが
伝わってくるのは分かったが、いかんせん「にわとり」に共感が持てなかった
私には、感動がこみ上げてこなかった。
キャラクターの選択を間違えたのではないか?ディズニー!
吹き替えで観たからには、もちろん声優チェック!
今回は、主人公のパパに中村雅俊さんでしたが、それ以外はプロの声優さんでした。
だから、落ち着いて聞けたんですけど。^^;
でも、やっぱり気になったのは主人公の声。
山本圭子さんというベテラン声優さんです。
予告編から気になったのが、どう観ても私には「サザエさん」の花沢さん、
「ちびまる子」の山田くんにしか聞えなくて・・・。|i|i|_| ̄|○|i|i|
にわとりが、他のキャラに見えてしかたなかったです。
あ~そうだ、迷子のエイリアンのママに、ちょっとしか出ませんでしたが
三石琴乃さんの声が!
親子で「マリューさんの声だ~」と喜んでました。
(ほんま親子でオタクなこと・・・)
ところでこの映画、『宇宙戦争』や『レイダース』など、ハリウッド大作のパロディ的な
場面が随所に出てきました。
大人には受けてましたが、子供にはねぇ~。
エンディングロールでは、吹き替え版は岡本真夜さんの曲でした。
字幕版では、オゾンですよね?
子供にはオゾンの方が良かったみたいです。
期待したほどではなかったな~。
次のディズニーに期待しましょう。
点数:5点(10点満点)