NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
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<1月の鑑賞予定映画>

「室町無頼」「サンセット・サンライズ」「雪の花ーともに在りてー」「アンダーニンジャ」

「告白」

2010年06月26日 | あ~か行の映画

~先生の娘を殺したのは、誰?~

2010年 日本   上映時間:106分  R15+指定  (10.6.5公開)
配給:東宝
監督・脚本:中島哲也
主題歌:Radiohead「Last Flowers」
原作:湊かなえ 「告白」(双葉社刊)
出演:松たか子・・・・・・・・・森口悠子 (中学教師、殺害された愛美の母)
        木村佳乃・・・・・・・・・犯人Bの母
        岡田将生・・・・・・・・・寺田良輝 (森口の後任教師、あだ名:ウェルテル)

<見どころ>
原作は、2009年本屋大賞に輝いた湊かなえの同名ベストセラー小説。
教え子にまな娘を殺された中学校教師の復讐(ふくしゅう)を描くミステリー。
『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督がメガホンを取り、事件にかかわった
関係者たちの告白によって真相が明らかになっていく緊張感あふれるドラマを
作り上げた。
松たか子がヒロインの狂気を体現するほか、木村佳乃、岡田将生らが共演する。

<あらすじ>
森口先生の告白・・・・・終業式後のホームルーム。担任・森口悠子が
             〝あの事件〟…数カ月前、学校のプールで彼女の一人娘が
              死亡した事件…の真相を話し始めた。事故死と判断された
              娘は、実は、クラスの中の2人=犯人A・Bに殺されたのだと
              言う。それはまさに衝撃の告白であった。
              森口は少年法で守られた犯人たちに、ある想像を絶する
              方法で処罰を与えると宣言する…
犯人A・・・・・・・・・・・・・・僕がやったって言いふらしていいよ。
              才能を生かした殺人……これから行う犯罪史に残る偉業。
              証人はあなたたちすべてだ。
犯人B・・・・・・・・・・・・・・トモダチになりたかったんだ。なのに、あいつは!
               ざまあみろ。
              ボクはあいつが出来なかったことをやり遂げた!
(以上、東宝HPより)


<感想>
昨年、本屋大賞に輝いた時点で購入し、一気に読んでしまった作品。

原作は、登場人物の“告白”によって、それぞれの言い分から物語が構成
されている。その編集スタイルが面白く、内容があまりにショッキングだったので、
これが映画化されると聞いた時、「やっぱ映画化されるんだ」という
思いと、「この内容を映像化したらどうなるの?子役大変だよ!?」という
2つの思いが交差した。

まず、なんにも予備知識のないまま映画を見た人は、吐き気をもよおすほど
ショックだったろうと思う。 原作を読んだ私でも、問題となるシーンをこうして
映像化してみると、不気味さ倍増に感じた。

公開されてかなり日が経っているので、数多くの方がブログで感想を述べて
いらっしゃるので、私は簡単に感想を。

犯人A・Bは、中学1年の男子生徒。
NAOさん、実際に中学1年の息子がいるので、なんとも複雑な気持ちで
本編を見た。“少年法で護られている”なんて思っている子が、この年齢で
どれだけいるんだろう。少なくとも、うちの息子はそんなこと露とも理解していない。
でも、こういうことを考えるある意味、頭のいい??子がいないとも限らない。

本編見た後、まじまじとうちの息子の顔をのぞきこんでしまいましたよ。

犯人たち母親も、極端に描いていたけどこんな親実際にいると思う。
 
主演の松さんは、やっぱ巧い。 また代表作が増えました。

犯人Bの母は、木村佳乃さん。こういう役にピッタリ。
 
でもハマりすぎてて、ある意味彼女が出てくる所はホラーっぽく感じた。

だいたい、原作どおりに話は展開しているが、最後のとこだけ違ったなぁ。
最後、森口先生は姿現さないほうがよかったかも?
 
それでも、最後に見せたあの“笑み”は、なんとも見事。
これで、また賞もっていきましたかね?松さん。

“少年法”で護られている犯人2人に、人の命を殺めてはいけないのかを
森口先生は、愛する人を奪われる哀しみを、想像を絶する過激さで少年に教える。

娘を殺した犯人が憎くて仕様がない、でも死んだ娘は犯人を復讐で
殺したって帰ってはこない。色々考えた末、森口先生はこのような行動に
出たんだろう。だからこそ、最後の微笑みは実に効いているように感じる。

登場人物が誰一人救われない、絶望的なお話。

確かに賛否分かれる作品だと思うが、ここまで大人が子供に対して本気で
制裁を加える映画は過去になかったように思う。
どう感じるかは、見る側。

見終わった後は、ドっと疲れる映画だけど、大人よりR指定で観られなかった
中学生に観てもらいたいと思った。
それと、やはり原作読んで欲しいね~。

点数:7.5点 (10点満点)

コメント (8)
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