NAO日和

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<2月の鑑賞予定映画>

「1ST KISS ファーストキス」「ショウタイムセブン」「ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻」「ゆきてかへらぬ」「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」「デュオ 1/2 のピアニスト」

「メリダとおそろしの森」

2012年08月04日 | 洋画

~私が、守り抜く~

2012年   アメリカ映画  (2012.07.21公開)
配給:ディズニー       上映時間:
監督:マーク・アンドリュース/ブレンダ・チャップマン
原案:ブレンダ・チャップマン
脚本:マーク・アンドリュース/スティーヴ・パーセル/ブレンダ・チャップマン
音楽:パトリック・ドイル
声の出演:ケリー・マクドナルド/ビリー・コノリー/エマ・トンプソン
       大島優子(AKB48)・・・メリダ吹替え
*同時上映~「ニセものバズがやって来た」(2011)、「月と少年」(2011)

 <見どころ>
『カールじいさんの空飛ぶ家』などの名作を手掛けてきたディズニー&ピクサーのタッグによる
冒険ファンタジー。幻想的なスコットランドの森などを舞台に、自ら招いた不運と対峙することに
なるヒロインの活躍を描き出す。監督を務めるのは、『プリンス・オブ・エジプト』の共同監督の
ブレンダ・チャップマンと、『ジョン・カーター』の脚本を担当したマーク・アンドリュース。
広大な森の風景と共に勇敢な主人公の成長に目を見張る。

<ストーリー>
王女メリダは王家のしきたりや伝統に反発を覚え、娘に女性らしい優雅さを身に付けるよう
願う母と度々ぶつかっていた。そんなある日、彼女は鬼火に誘われるようにして森の奥深くへと
入り込み、魔女の家にたどり着く。そこで彼女は自分の運命を変えてもらいたいと訴え、
その願いがかなうと同時に、それまで安泰だった王国が災禍に見舞われてしまい……

<感想>
ディズニーアニメーションスタジオ作品は、ほとんど観ませんが、PIXER製作のアニメは
だいたい観ている私。今回もPIXER作品ということで観にいって来ました。

今作品は、ピクサー史上初の女性主人公・時代物ストーリー・ファンタジーという挑戦的な映画。
 
お話は、母と娘の葛藤という普遍的なお話で、ガチなストーリーでしたが、映像はまた一段と
レベルアップした感じの素晴らしいCGでした。洋服の質感といい、背景の写真のような繊細さといい
髪の毛の陰影の緻密さといい、どれをとっても驚異的なレベルの高さでした。

 
中世のスコットランドを舞台とした設定なので、随所にスコットランドの風景が描かれていました。
バグパイプの演奏や、立石(カラニッシュ・ストーンサークル)も描かれてましたよね~。

 

母娘の葛藤は、どこにでもある話ですね。 私も母とはああだったなぁ・・・なんて観てましたよ。
世間体を気にしてああだこうだ、と私も言われ育ちましたものね。 


かたや、弟の三つ子君たちは、自由奔放すぎるなぁ・・・・。お母さん、ちょっと放任すぎじゃない



仲違いしてしまった母娘の関係を修復するお話でしたが、ベタベタな展開ながらも
わりとスッキリ観ることが出来ました。 ただ、女性の強さばかり目だって、王様なんか
口も挟めないって感じで、そこがちょっと肩透かし。いい所で、お父さんが出てきても良かったのに
なぁ~なんて思っちゃいました。

舞台は中世で、主人公が現代的な女の子の印象。
私は大して違和感感じませんでしたが、この設定に違和感感じる人もあるかもしれませんね。
だからかなぁ~いまひとつヒットしていないのは?

それから吹替え版で観ましたが、意外に大島優子さんがお上手だったのには驚きました。
アメリカのアニメってリアクションが大げさなので、声まで大げさだとくどく感じます。
大島さんは、抑えたトーンで演じられたので、いいバランスだったと思います。
女優さんの仕事より、ナレーターや声優の仕事の方が合ってるのでは?


印象に残るのは、スコットランドの風景とバックに流れるケルト音楽。これは必見の価値あり。

母娘で観るといいかもしれませんね。ちょっと考えさせられる作品でした。

ただ・・・・・・邦画タイトル、ひどすぎ。 全然おそろしの森とちゃうやん。

点数:8点 (10点満点)

コメント (4)
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