NAO日和

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<12月の鑑賞予定映画>

「はたらく細胞」「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~」「私にふさわしいホテル」

「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」

2013年02月06日 | 邦画

~こんなに愛されたら、しあわせ~

2012年   日本映画  R15+指定   (2013.01.26公開)
配給:東映     上映時間:138分
監督:行定勲
原作:井上荒野  『つやのよる』(新潮社刊)
脚本:伊藤ちひろ/行定勲
音楽:coba
主題歌:クレイジーケンバンド 『ま、いいや』
出演:阿部寛/小泉今日子/荻野目慶子/野波麻帆/雪吹ジュン/真木よう子
    忽那汐里/田畑智子/高橋ひとみ/大竹しのぶ/羽場裕一/渡辺いっけい
    永山絢斗/岸谷吾朗/奥田瑛二

<見どころ>
『今度は愛妻家』でも夫婦愛をテーマにした行定勲が監督を務め、直木賞作家井上荒野の
小説を映画化した恋愛群像劇。死の床にある妻を中心に、彼女の夫によってもたらされた
思わぬ知らせに振り回される男女のドラマを描き出す。
愛に全てをささげた主人公を演じるのは、『テルマエ・ロマエ』も好評だった阿部寛。
小泉今日子に野波麻帆、風吹ジュンに真木よう子、忽那汐里に大竹しのぶら大物女優から
若手まで豪華共演の物語に熱中する。

<ストーリー>
松生春二(阿部寛)は艶という女性と駆け落ちまでして大島へとたどり着くが、気ままな妻の
不貞に翻弄されてきた。そんなある日、艶の病気が発覚し、さらには昏睡状態に陥ってしまい
これまで無心に彼女を愛し続けてきた彼は激しく動揺する。
ついに春二は最愛の妻と深い仲だった男性たちに、艶が瀕死の状態にあることを知らせよう
と思い立つが……。

<感想>
原作=未読。
阿部ちゃんが主演!ということで、早速観に行ってきました。
 
私、てっきり阿部ちゃんと6人の女性が絡んだお話かと思ったら全然違いました・・・。
タイトルにある「つや」は、松生とかけおちした女性の名前。
この艶(つや)を軸にお話が進んでいきますが、艶は姿は見えるが最後まで顔はわかりません。

また、松生と艶との関係を掘り下げた話ではなく、艶が過去に関係を持った男性を
愛する女性たちの心の揺れをオムニバス形式で語るという、なんか屈折した
描き方をしています。この展開を理解するのに、ちょいと私時間がかかってしまいました。


それぞれの「愛」の形は、なかなか奥が深かったと思いました。
なかでも、艶の最初の男の妻を演じたキョンキョンが愛人の荻野目慶子さんとの
乱闘シーンは、凄かったですねぇ~。
妻と愛人の意地の張り合いは、見応えがありました。

 
会ったことのない艶の存在に振り回される彼女たち。 この歳になるとそれぞれの
愛の形に、なんとなく共感できてしまうな~。

 


しかし、この作品、コメント書きづらいな~。 艶は、結局「女」そのものって感じ。
出てくる男性は、女好きのどうしようもない人が多かったけど、男女ってそんなものよね^^;

松生がなんでつやの昔の男たちにわざわざ連絡したんだろう?と疑問があったのですが
「おまえが愛した男は誰一人もこなかったぞ。 おまえを愛したのは俺だけだ」
というセリフで、彼の気持ちが少しわかった気がしました。
外見や体の相性だけで終わってしまうか、それを超えて心の底まで愛せるか?
観終わってから、それを対比してたんだな~というのを感じました。

男女の本質が描かれていて、大人の映画。ただこの手法は好き嫌い分かれますね。

点数:6点 (10点満点)

コメント (2)
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