<3月の鑑賞予定映画>
~彼は英雄(ヒーロー)か 犯罪者か~
2012年 アメリカ映画 (2013.03.01公開)
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン 上映時間:2時間18分
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:ジョン・ディティンズ
美術監督:ネルソン・コーツ
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演:デンゼル・ワシントン/ジョン・グッドマン/ドン・チードル/ケリー・ライリー
ブルース・グリーンウッド/メリッサ・レオ/タマラ・チュニー
<見どころ>
ロバート・ゼメキス監督とデンゼル・ワシントンがタッグを組んだ話題作。
旅客機の緊急着陸を成し遂げたものの血液中から検出されたアルコールにより英雄から一転、
糾弾される主人公の機長の苦悩を描く。弁護士をのドン・チードルが演じ、友人を名脇役の
ジョン・グッドマンが好演。善悪では割り切れない人間の業の深さを描いた深遠な心理描写にうなる。
<ストーリー>
ベテランのウィトカー機長(デンゼル・ワシントン)は、いつものようにフロリダ州オーランド発
アトランタ行きの旅客機に搭乗。多少睡眠不足の状態でも一流の操縦テクニックを持つ彼の
腕は確かで、その日もひどい乱気流を難なく乗り越えた。機長は機体が安定すると副操縦士に
操縦を任せて睡眠を取るが、その後突然機体が急降下を始め……。
<感想>
うーん、なんか予告編に騙された感あり・・・・・。
最初の飛行機内での緊迫した数十分のシーンは、自分も乗っているかのような
手に汗握る展開で、とても見応えがありました。
でもねぇ~それだけ~。
もっと背後に大きなものがあるのか?とかいう社会サスペンスかと思ってたので
見事に肩透かしを食らった感じ。主人公の心の葛藤を描いていますが
私から見ると、全部逃げのように感じてしまい、葛藤さが全然感じられず・・・。
予告編では、もっと社会派的な感じを受けてたので、なんかがっかり。
最後の最後で、自分の過ちを認めるんだけども、それがけっこうあっけなく感じたし
なんだかすっきりしない終わり方でした。
「嘘」で逃げていたばかりの主人公にどうしても共感が持てずじまいに終わり
デンゼル・ワシントンだから観れたのかな?と思います。
この作品で、デンゼルは主演男優賞にノミネートされましたが、この作品で
ノミネートされたのが不思議。これぐらいの演技は、彼なら当たり前のように思うんだけどな~。
それと、こんなグダグダでええ加減な航空会社、まっぴらごめん(笑)
点数:5点 (10点満点)