<12月の鑑賞予定映画>
~前をむけばきっと会える~
2013年 日本映画 (2013.08.31公開)
配給:アニプレックス 上映時間:99分
監督:長井龍雪
アニメーション制作:A-1 Pictures
原作:超平和バスターズ
脚本:岡田麿里
キャラクターデザイン:田中将賀
音楽:REMEDIOS
主題歌:Galileo Galilei 「サークルゲーム」
声の出演:入野自由・・・・宿海仁太(じんたん)
茅野愛衣・・・・本間芽衣子(めんま)
戸松遥・・・・・・安城鳴子(あなる)
櫻井孝宏・・・・松雪集(ゆきあつ)
里見沙織・・・・鶴見知利子(つるこ)
近藤孝行・・・・久川鉄道(ぽっぽ)
<見どころ>
深夜に放映され大きな反響を呼んだテレビアニメに、過去の出来事やラストから1年後の
エピソードを追加した劇場版。幼い頃に死んだ少女が成長した姿で仲間たちの前に
現われたことから、彼女と仲の良かった5人が再び集結し、過去と向き合う姿を映し出す。
アニメーション制作を、テレビアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」などの
A-1 Picturesが手掛け、『とある科学の超電磁砲』シリーズなどの長井龍雪が監督を
務める。自然豊かな情景とともに紡がれる、みずみずしいストーリーに魅了される。
<ストーリー>
ある夏の日、5年前に事故で死んでしまったはずの“めんま”こと芽衣子が現れる。
かつて、仲良しグループ“超平和バスターズ”を結成していた6人組。芽衣子のほかの
5人は、高校生になっていた。事故の日以来、離れ離れになっていった彼らだったが、
芽衣子が彼らの前に現われた理由を探すために再び集まる。
<感想>
2011年に放映された通称「あの花」の劇場版。
ノイタミナ枠の作品って、かなりクオリティが高いので、いつも注目しています。
今年のアニメ作品中、ジブリ以外で一番期待していました。
“めんま”こと、本間芽衣子の事故死をきっかけにバラバラになってしまったかつての
仲良し6人組が、幽霊となって現われた少女の願いを叶えるために再び集まり、
力を合わせて奔走するお話。
めんまが成仏してから、その後じんたん達がどう成長したのか?が気になって
観に行ったのですが、ぶっちゃけTV版の総集編+1年後のじんたん達の様子
が、交互に盛り込んだ内容。 1年後じゃ~大して変化はないよなぁ~。
成仏してから1年後に、再び5人の「超平和バスターズ」の仲間が集まって、めんまに対して
伝えたかったこと&言いたいことをそれぞれ手紙に書いて、燃やして弔います。
思春期の誰しもが通る心の格闘、照れ隠しで言った言葉で人を傷つけてしまう、
少なからずあるコンプレックスや劣等感。それに対してもがいて、でも乗り越え
自分の思いや考えを伝えていく様は、痛いほど感じます。
TV版観ていたので、TVシリーズの場面が出てくるだけで、もぅ涙腺は緩み・・・・・。
とどめが、最終話のシーン。もぅ涙腺崩壊でしたよ。
またバックにあの曲がかかるんだもん。反則だよ~~。
1年後の彼らのシーンは、泣けてくるというより、前を向いて進み始めた感を
感じ、ちょっと安堵。でもよくを言うなら、1年後の彼らじゃなく、大学生とか社会人に
なった彼らを見たかったです。1年じゃちょっと期間が短すぎるような感じがしました。
最後、仏壇に飾っためんまの写真の笑顔が2割増し、というのにまたうるうる・・・。
「失ったものなど何一つなかった」
友達の死をちゃんと向きあうことができたからこそ出た台詞だな~と感じました。
だからこそ、あの場所に戻れたんだよね。
ファンにはたまんない映画でした。 TV版観てからの鑑賞がオススメです。
でも、やっぱり、あだ名にはやっぱり最後まで抵抗があったな~。
あなるって、どうなの???
そして、めんまはやっぱり可愛い~。
点数:9点 (10点満点)