<2月の鑑賞予定映画>
~ヤバすぎる人生へ、ようこそ~
2013年 アメリカ映画 (2014.01.31公開)
配給:パラマウント 上映時間:179分
監督:マーティン・スコセッシ
原作:ジョーダン・ベルフォート
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』/『ウォール街狂乱日記』(早川書房刊)
脚本:テレンス・ウィンター
衣装デザイン:サンディ・パウエル
出演:レオナルド・ディカプリオ/ジョナ・ヒル/マーゴット・ロビー/マシュー・マコノヒー
ジョン・ファヴロー/カイル・チャンドラー/ロブ・ライナー/ジャン・デュジャルダン
<見どころ>
実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録を映画化した実録ドラマ。
1980年代から1990年代のウォール街で、若くして大金を稼ぎ、その後証券詐欺の容疑で
逮捕された彼の栄枯盛衰を見つめていく。監督と主演は『ディパーテッド』『シャッター アイランド』
などでコンビを組んできた、マーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオ。
事実とは思えないほどのジョーダンのエピソードもさることながら、ジョナ・ヒルや
マシュー・マコノヒーら、実力派の共演にも注目。
<ストーリー>
学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだしたジョーダン・ベルフォート
(レオナルド・ディカプリオ)。巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ、斬新なアイデアを
次々と繰り出しては業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。
そして26歳で証券会社を設立し、約49億円もの年収を得るまでに。富と名声を一気に手に入れ、
ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を
集めていく。しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていた。
<感想>
実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回顧録「ウォール街狂乱日記」を映画化。
ハリウッド作品、最近実話もの多いなぁ~~~。
ジョーダン・ベルフォートの栄枯盛衰を描いているが、「ヤバすぎる人生」というキャッチコピー
どおり、強欲にまみれた世界は、正直引きまくり。
R18指定も、納得。ドラッグとSEXまみれ、「F***」コード、数えきれないぐらい叫んでるし。
この手の話には、エロさやドラッグの話はついて回るので、大方の予想はしていたが
それにしても、傍からみたら狂っているようにしか見えない世界には正直、呆れたし
ついていけない。おまけに、主人公全然懲りない性分だから、3時間最後までこんな感じ。
後半は、食傷気味になってしまいましたわ・・・。
にしても、「金さえあれば何でも出来る」という世界は、怖い&超下品。
会社に娼婦呼んだり、飛行機の中でも淫らな行動。ドラッグししながら会議、あ~ありえない。
ディカプリオは、今作品で俳優をしばらく休業しますが、こういう狂気じみた演技が
凄く似合う俳優さんになっちゃいましたね。
ジョーダンも、金融業界かけだしの頃はまともだったのに、あの鼻歌歌う先輩から
ろくでもないこと教えられ、相棒のドニーからドラッグを教わってしまったのが、事の
始まりのような気がします。この2人に出会わなかったら、まともな生活を送れただろうに。
やっぱり人の出会いって大事ね・・・。
この内容で3時間は、正直厳しいものがありましたが、ジョーダンを演じきったディカプリオの
熱演に魅せられてしまいました。アカデミー賞の行方が気になりますね。
今度こそ、ディカプリオにオスカー獲ってもらいたい気もするが、なんか縁がないような気も・・・。
それと、、これは一緒に観に行く人を選ばなきゃいけない作品ですね。
私は、一人で観に行きましたが、正解でした。
点数:7点 (10点中)