<2月の鑑賞予定映画>
~死ぬほどモテる色男と7人の女たちのおかしみとかなしみ~
2014年 日本映画 (2014.02.08公開)
配給: 上映時間:122分
監督:井口奈己
原作:川上弘美 『ニシノユキヒコの恋と冒険』(新潮社刊)
脚本&編集:井口奈己
音楽:ゲイリー芦屋
主題歌:七尾旅人
出演:竹之内豊/尾野真千子/成海璃子/木村文乃/本田翼/麻生久美子
阿川佐和子/中村ゆりか/藤田陽子/並樹史朗/田中要次
<見どころ>
真実の愛を求め恋愛遍歴を重ねる男ニシノユキヒコの生きざまを描く、芥川賞作家・川上弘美の
連作短編集を映画化したラブストーリー。美男で仕事も順調、女性の扱いもうまい究極のモテ男
だが、必ず相手から別れを告げられる主人公を竹野内豊が切なく演じる。
メガホンを取るのは、『人のセックスを笑うな』が好評だった井口奈己。
ニシノを取り巻く女性たちには尾野真千子、成海璃子、木村文乃、麻生久美子、阿川佐和子ほか
豪華女優陣が出演している。
<ストーリー>
イケメンで仕事もしっかりこなし、とにかく女に優しい希代のモテ男ニシノユキヒコ(竹野内豊)は、
ひたむきに本当の愛を欲していた。10年前に人妻(麻生久美子)と関係を持ち、元恋人(本田翼)
と二股で会社の上司(尾野真千子)と職場恋愛に至り、料理教室で出会った主婦(阿川佐和子)
もとりこにしてしまうなど、彼の周囲には常に女性たちがいた。
彼女たちの欲望を満たすべくひたすら尽くすニシノだったが、最終的にはみな彼から離れて
いってしまい……。
<感想>
原作=未読。
見る予定はしていなかったのですが、番宣で竹之内さんバンバンTV出てたから
やっぱ見てみようか?と思い、そそくさと行ってきたのですが・・・・うーん・・・。
竹之内さんを始め、女優さんたちもみんな良かったんですよ。
だけど、なんていうのかな~なんか全てに中途半端なのよね。
カメラも長回しがかなり多くて、それが効果的なとこもあったのだが、間延びしている
部分も多く見受けられ、観ていて、なんだかイライラしてしまった。
なので、起伏も欠けた印象になった感あり。
で、恋と冒険のタイトルなのに、ふた開けてみれば、なにこれ?思い出話?
しかも主人公、冒頭でお亡くなりになってるし!まさかのゴースト話で、そこでドン引きでした。
良かったのは、尾野真千子さんが色気があって、良かった。
あんまり「女」をこの方に感じたことなかったんですが、今回はとっても感じることができました。
しかし、職場でのあのイチャつきはいかんでしょう。
極めつけは、葬儀での楽隊の演奏。
わざとへたくそに演奏していると思うのですが、聴覚に敏感な私には、ものすごい不協和音に
しか聞こえず、しかもそのシーンが無駄に長く、ものすごく苦痛でした。
あの楽隊の意味は何?なぜにへたくそに演奏したの?全く理解が出来なかった・・・。
全体的に中途半端さが否めず、消化不良に感じてしまった作品でした。
点数:4点 (10点中)