<4月の鑑賞予定映画>
~彼らは生き抜くためにウソをつく~
2013年 アメリカ映画 (2014.01.31公開)
配給:ファントム・フィルム 上映時間:128分
監督:デヴィッド・O・ラッセル
脚本:デヴィッド・O・ラッセル/エリック・ウォーレン・シンガー
音楽:ダニー・エルフマン
出演:クリスチャン・ベイル/ブラッドリー・クーパー/ジェレミー・レナー/エイミー・アダムス
ジェニファー・ローレンス/ルイス・C・K/マイケル・ペーニャ/アレッサンドロ・ニヴォラ
<見どころ>
1970年代後半のアメリカを揺るがした政治家などの収賄スキャンダル、アブスキャム事件を
題材にしたサスペンスドラマ。自由と引き換えに、FBIが仕掛ける悪徳政治家検挙を狙った
おとり捜査に協力させられる詐欺師たちの姿を、スリリングに映し出していく。
メガホンを取るのは、『世界にひとつのプレイブック』などのデヴィッド・O・ラッセル。
『ザ・ファイター』などのクリスチャン・ベイルを筆頭に、ブラッドリー・クーパー、エイミー・アダムス、
ジェニファー・ローレンスら、実力派スターが結集してクセのある登場人物たちを熱演する。
<ストーリー>
詐欺師アーヴィン(クリスチャン・ベイル)と、その相棒で愛人のシドニー(エイミー・アダムス)。
彼らはFBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)に逮捕されるが、無罪放免を条件におとり捜査
への協力を持ち掛けられる。それは、架空のアラブ人富豪をダシに、カジノ利権に群がる政治家や
マフィアを一網打尽にするというもの。アーヴィンとシドニーは、標的のカーマイン市長
(ジェレミー・レナー)に近づくが、二人の仲を嫉妬(しっと)するアーヴィンの妻ロザリン
(ジェニファー・ローレンス)がおとり捜査の邪魔をする。
<感想>
FBI捜査官が、詐欺師と組んで汚職を暴く。
「アルゴ」の時も、マンガみたいな事がほんまにあるんや~と思ってましたが、今回もそんな印象。
最初、過去と現在が急に行ったりきたりしたので、理解するのにちょっと時間がかかりました。
全体的にテンポ良いのですが、こういう時系列は、ちょっと補足が欲しかったかも。
豪華なキャスティングは、やっぱり魅力がありました。
クリスチャン・ベイル、ぱっと見わかりませんでしたよ(笑)よくあそこまで太ったものです。
役柄とはいえ、あっぱれ。ブラッドリー・クーパーも、ちりちりパーマ頭かわゆかったです。
でも、いつものヘアスタイルの方がいいですが(笑)
個人的に、目が行ったのが、エイミー・アダムスと、ジェニファー・ローレンス。
ジェニファーは、「世界で一つのプレイブック」も良かったですが、こちらも良かった。
すんごいクセのある役を、見事に演じ、後半はもぅ釘付け状態でした。
まだお若いのに、すんごい貫禄&演技も達者。末恐ろしい女優さんだわ。
今回またもやアカデミー助演女優賞のノミネートされてますが、はたして結果は??
エイミーも色気があった演技で、いつもの役とちょっと違ってよかったな~。
また、胸がすんごい開いた洋服を着こなしていたのが、同じ同性としてすごく羨ましかったです。
私には、ああいう服、着たくても絶対に着こなせないですから~。
実際にあった事件に、人間のいろんな感情に振り回されるお話に仕上がっていて良かったですが
会話がアメリカン・ジョークが多くて、少々ついていけなかった場面もありました。
館内で、そのジョークが理解でした数人の男性がものすごく大笑いしていたのが印象に
残りました。館内は女性が多かったですが、女性誰も笑ってませんでした。^^;
後半ロザリンのパワー?が開化したところから、目の離せない展開でしたが
正直そこまでの演出が、ちょっと冗長だった感も否めず・・・。
もう少し尺が短い方が良かったかな?というのが素直な感想でした。
良かったのが、音楽。70年代の名曲が、うまいタイミングで使われてるんですよ。
特に、レッド・ツェッペリンの「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」にはシビレました。
シビレると言ったら、ロバート・デ・ニーロ。ちょい役でしたが、あの方が出ると引き締まります。
クレジットには名前載ってなかったが・・・・・なんでかな?
個性豊かな俳優さんの演技は魅力がありましたが、ちょっと内容的にはついていけなかったかな。
アメリカンジョークがわかる人には、面白い映画だと思いました。
点数:7点 (10点中)