<2月の鑑賞予定映画>
~映画を愛する全ての人に贈る奇跡の物語~
2014年 日本映画 (2014.09.06公開)
配給:東映 上映時間:124分
監督:武正晴
脚本:水野敬也
美術:中澤克己
音楽:イ・ドンジュン
主題歌:吉川晃司
出演:唐沢寿明/福士蒼汰/黒谷友香/寺島進/草野イニ/日向丈
小出恵介/及川光博/杉咲花/加藤雅也/松方弘樹/和久井映見
<見どころ>
特撮作品などで、ヒーローや怪獣のスーツ、着ぐるみを着用し演技をする
スーツアクターを題材にしたヒューマンドラマ。25年にわたってスーツアクター
一筋の男の姿を、若手俳優との絆やハリウッド映画出演などを交えながら
映し出していく。メガホンを取るのは、武正晴。『20世紀少年』シリーズなどの
唐沢寿明が主演を務める。共演は福士蒼汰、黒谷友香、寺島進ら。
作品に命と懸ける者たちの生きざまに迫った熱いストーリーもさることながら、
スーツアクター界の内幕描写の数々も興味深い。
<ストーリー>
下落合ヒーローアクションクラブの社長にして、その道25年のスーツアクター
である本城渉(唐沢寿明)。数年ぶりにヒーロー番組の劇場版作品に出演した
彼は、一ノ瀬リョウ(福士蒼汰)という人気若手俳優と出会う。ヒーロー番組に
敬意を払わないリョウと対立するも、ある出来事を契機に本城は彼と絆を育む
ように。そんな中、日本で撮影中のハリウッド大作で、落下して炎にまみれながら
ノーカットで殺陣を繰り出すクライマックスに出演する予定だった俳優が、
恐れをなして降板。慌てたスタッフは、本城の評判を聞き付けて出演をオファーする。
<感想>
スーツアクター出身である唐沢寿明さん主演の映画は、なんだか自身を重ねた感
ありの、気合の入った作品に仕上がっていました。
TVでいっぱい番宣してましたが、正直、そんなに期待はしていなかったんですよ。
ところがふた開けたら、なんだか映画愛に満ち溢れていて、人情愛溢れた中に
最後のあの大アクションでしょ~。 ちょっと胸が熱くなりましたよぉ。
出演した俳優さんたちも良かったですね。 福士君の子憎たらしい感じも良く
また成長していく姿も良かった。黒谷さんのスーツアクター姿も萌えちゃいました。
個人的に好きなお顔立ちなので、同性ながら目の保養になってしまったかな。
寺島進さんは、いい役どころでしたね。彼の結婚式シーンは、最初ムダのような
感じがしましたが、シーンが進むにつれて、それは私の間違いだったと気づき、
シーン終盤レッドとして登場する場面は、ちょいウルきましたね。
そして、マネージャー役の小出恵介君。 彼は、役柄ごとのほんと顔が変わりますが
今回テロップが出てくるまで、小出君ってわかりませんでした。カメレオン俳優さんだわ。
ストレートなつくり方で、ツッコミどころもありましたが、そんなのを払しょくしてしまう
ぐらい、映画作りに関わる全ての人々に敬意を表す作品に仕上がっていて
いい映画だったな~と感じました。
また、主題歌がいいよね~ 吉川晃司君が熱く歌ってたのもプラス+でした。
映画好きな人に観てほしい作品ですね。
点数:8点 (10点中)