<3月の鑑賞予定映画>
~ケネディ大統領暗殺。彼女は、最愛の夫を伝説に変えた~
2016年 アメリカ/チリ/フランス合作 (2017.03.31公開)
配給:キノフィルムズ 上映時間:1時間39分
監督:パブロ・ラライン
プロデューサー:ダーレン・アロノフスキー/ミッキー・リデル/フアン・デ・ディオス・ラライン
スコット・フランクリン/アリ・ハンデル
脚本:ノア・オッペンハイム
美術:ジャン・ラバッセ
衣装:マデリーン・フォンテーヌ
音楽:ミカ・レヴィ
出演:ナタリー・ポートマン/ピーター・サースガード/グレタ・ガーウィグ
ジョン・ハート/リチャード・E・グラント/ キャスパー・フィリップソン
<見どころ>
第73回ベネチア国際映画祭最優秀脚本賞に輝いた、ジョン・F・ケネディ元大統領の妻
ジャクリーン・ケネディの実録劇。ファーストレディであった彼女が過ごした、ケネディ
大統領の暗殺から葬儀までの4日間を活写する。監督は『NO ノー』などのパブロ・ラライン。
『ブラック・スワン』などのナタリー・ポートマンがジャクリーンを力演し、その脇を
ピーター・サースガードやグレタ・ガーウィグらが固める。アメリカ大統領史の事件を妻の
視点で描く物語に、ナタリーがまとう1960年代のファッションが彩りを添えている。
<ストーリー>
1963年11月22日、テキサス州ダラス。パレードをしていたジョン・F・ケネディ大統領が、
群衆とファーストレディであるジャクリーン(ナタリー・ポートマン)の目前で暗殺される。
父の死を理解できない子供たちと向き合いながら、彼女は葬儀の取り仕切り、
リンドン・ジョンソン副大統領の大統領就任式への立ち会い、ホワイトハウスからの
退去といった業務に追われる。そんな中、亡き夫が過去の人として扱われていくことに
憤りを覚えた彼女は……。
<感想>
アカデミー主演女優賞ノミネートされたナタリー・ポートマンの作品ということで
予告編観ることなく鑑賞しましたが、んーなんか思ってたのとかなり違ったな。。。
ナタリー・ポートマン、ジャッキーが憑依したかのように似てましたわ~。
顔立ち全然違うのにね、立ち振る舞いとかそっくり。主演女優にノミネートされただけの
ことありますし、シャネルが衣装協力したこともあって、スーツをはじめクラシカルな衣装が
本当に素敵。
ジャッキーが夫を伝説にしようとして踏ん張る姿を描いているのだけれど、ならば
もう少し夫婦の会話のシーンがあってもよかったようなものの、それが一切ないのだから
見ている方は、今一つピンと来ない。ケネディ大統領の死後、ギリシャの海運王オナシスと
再婚しちゃうぐらいですから、要はジャッキーがいかに強い女性かということを描いているわけ。
目の前で夫が暗殺され、夫の脳みそを拾い集める映像は、その後のTV番組で
見たことありますが、あれはショッキング。あんなの目の当たりにした中で葬儀内容決めて
いくわけですから、生半可な神経では無理ですね。そのあたりを音楽がいい効果音演出
していて良かったです。
それにしても、同じような映像を何回も繰り返すシーンが多々あったので睡魔に
襲われたのも事実。もうちょっと何とかならなかったのかな?という印象しか残らず
ちょっと残念でした。
劇中に、キャロライン・ケネディ元駐日大使の幼少シーンがありましたが
なんか切なく感じたなぁ。。。。
点数:6点 (10点中)