<3月の鑑賞予定映画>
~英雄か。怪物か~
2016年 アメリカ映画 (2017.07.29公開)
配給:KADOKAWA 上映時間:1時間55分
監督:ジョン・リー・ハンコック
プロデューサー:アーロン・ライダー/ドン・ハンドフィールド
脚本:ロバート・シーゲル
衣装デザイン:ダニエル・オーランディ
音楽:カーター・バーウェル
出演:マイケル・キートン/ ニック・オファーマン/ジョン・キャロル・リンチ/ローラ・ダーン
リンダ・カーデリーニ/パトリック・ウィルソン/B・J・ノヴァク
<見どころ>
マクドナルド・コーポレーションの創業者、レイ・クロックの伝記ドラマ。1軒のレストランを
世界最大規模のファストフード・チェーンにした彼の辣腕ぶりや苦悩を描く。監督は、
『ウォルト・ディズニーの約束』などのジョン・リー・ハンコック。『バードマン あるいは(無知がもたらす
予期せぬ奇跡)』などのマイケル・キートン、『ロング・トレイル!』などのニック・オファーマン、
『わたしに会うまでの1600キロ』などのローラ・ダーンらが出演。レイの並外れた経営術に注目。
<ストーリー>
1954年、アメリカ。シェイクミキサーのセールスマンである52歳のレイ・クロック
(マイケル・キートン)は、8台もミキサーをオーダーしてきたマクドナルドというドライブイン
レストランに興味を覚え訪ねてみる。そこでレイは、経営者のディックとマック兄弟による、高品質、
コスト削減、合理性、スピード性などを徹底させたビジネスコンセプトに感銘を受ける。
契約を交わしてチェーン化を進めるが、ひたすら利益を求めるレイと兄弟の仲は険悪になっていき・・。
<感想>
やっと観ることが出来ましたよ
7月に公開だったのを今頃見たので、感想はさくっと。
「マクドナルド」を作ったのは、マクドナルド兄弟っていうのは知っていましたが、
こういう経緯があったんですね。てっきりサクセスストーリーかと思っていただけに
びっくり仰天です。
マクドナルドがあそこまでの巨大チェーン店になったのは、どう見てもレイ・クロックの
おかげだが、売り上げ重視のレイと顧客重視の兄弟対立し、最終的には奪いとっちゃう
のはなぁ・・・・・。資本主義からみたら、クロック氏の行動は正しんだけれど、日本人の
心情からすると、マクドナルド兄弟が気の毒に見えてしまいます。
レイ・クロックを出会わなければ、兄弟はお店を失わずに済んだでしょうが
今のような世界的企業にはなってなかったでしょう。
成功映画なのに、なんだか素直に喜べない映画でした。
今後マクドナルドを口にする時、この兄弟を思い出し、しんみりしてしまうかも?
点数:8点 (10点中)