<12月の鑑賞予定映画>
~ひとりの男、狂いゆく女たち~
2017年 アメリカ映画 (2018.02.23公開)
配給:アスミック・エース / STAR CHANNEL MOVIES
上映時間:1時間33分
監督・脚本・製作:ソフィア・コッポラ
原作:トーマス・カリナン
プロダクションデザイン:アン・ロス
衣装デザイン:ステイシー・バタット
楽曲:フォニックス
出演:ニコール・キッドマン/キルスティン・ダンスト/エル・ファニング
コリン・ファレル/ウーナ・ローレンス/アンガーリー・ライス
アディソン・リーケ
<見どころ>
第70回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したスリラー。南北戦争期のアメリカ南部
にある寄宿学園を舞台に、負傷して運び込まれた北軍兵士をめぐって、女性たちが
情欲と嫉妬をむき出しにする姿を映す。監督はソフィア・コッポラ。『ラビット・ホール』
などのニコール・キッドマン、ソフィア・コッポラ監督作『SOMEWHERE』にも出演した
エル・ファニング、『メランコリア』などのキルステン・ダンストらが出演している。
<ストーリー>
南北戦争下のアメリカ南部。世間から隔絶された女子寄宿学園で生活している
園長(ニコール・キッドマン)や生徒(エル・ファニング)ら女性7人は、けがを負った
北軍の兵士(コリン・ファレル)と遭遇する。敵方ではあるが、彼女たちは彼を屋敷に
運んで介抱する。園長をはじめ学園の女性たちは、容姿端麗で紳士的な彼の
とりこになってしまう。
<感想>
クリント・イーストウッド主演の『白い肌の異常な夜』(1971)の原作となった、
トーマス・カリナン原作の題材を、女性の視点から映画化。
邦題のサブタイトルで騙された人、多いんじゃないかしら?(笑)
もっと女のドロドロさとエロさが描かれてると思うよね(笑)
女性視線で描かれているとはいえ、綺麗すぎるような印象を受けました。
とはいえ、女優さんたちの白を基調としたクラシカルなドレスにはうっとり。
それにしても、コッポラ監督は、キルスティン・ダンストがよっぽどお気に入りなのかしら?
「マリー・アントワネット」でも彼女を起用してましたよね。(全然アントワナットに
見えなかったが) 今作も、とても美人な立ち位置に置いていましたが、全く
好みの顔でないから、なんだかなぁ~。
エルちゃんや、ニコール様のほうが断然美人&かわいいのにな
女性は共通の敵が出てくると、結束力が高い、ということ。
それを、この作品は見ていて一番感じました。
そういう点は、さすが女性監督ならでは、と感じましたね。
となると、オリジナル版も観たくなります。TSUTAYAで借りて観るかな~。
点数:6点 (10点中)