<2月の鑑賞予定映画>
~伝説のバンド〈クイーン〉
彼らの音楽を唯一超える〈彼〉の物語~
2018年 イギリス/アメリカ合作 (2018.11.09公開)
配給:20世紀フォックス映画 上映時間:135分
監督:ブライアン・シンガー
原案:ピーター・モーガン
脚本・原案:アンソニー・マクカーテン
音楽スーパーバイザー:ベッキー・ベンサム
音楽総指揮:ブライアン・メイ/ロジャー・テイラー
音楽:ジョン・オットマン
衣装デザイナー:ジュリアン・デイ
出演:ラミ・マレック/ルーシー・ボーイントン/グウィリム・リー/ベン・ハーディ
ジョー・マッゼロ/エイダン・ギレン/アレン・リーチ/トム・ホランダー
マイク・マイヤーズ/アーロン・マカスカー
<見どころ>
「伝説のチャンピオン」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった数々の名曲で知られる
ロックバンド、クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記ドラマ。
華々しい軌跡の裏の知られざる真実を映す。『X-MEN』シリーズなどの
ブライアン・シンガーが監督を務めた。ドラマシリーズ「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」
などのラミ・マレック、『ジュラシック・パーク』シリーズなどのジョー・マッゼロらが出演。
フレディにふんしたラミが熱演を見せる。
<ストーリー>
1970年のロンドン。ルックスや複雑な出自に劣等感を抱くフレディ・マーキュリー
(ラミ・マレック)は、ボーカルが脱退したというブライアン・メイ(グウィリム・リー)と
ロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)のバンドに自分を売り込む。
類いまれな歌声に心を奪われた二人は彼をバンドに迎え、さらにジョン・ディーコン
(ジョー・マッゼロ)も加わってクイーンとして活動する。やがて「キラー・クイーン」
のヒットによってスターダムにのし上がるが、フレディはスキャンダル報道や
メンバーとの衝突に苦しむ。
<感想>
私は、特にQUEENファンではなかったけれど、QUEENがバンドとして活躍していた時代を
タイムリーに体験した一人として、とても感動した作品でした。
フレディがエイズを公表した時は、大変驚きましたが、裏でああいう経緯があったとは・・・。
もぅ後半から涙止まりませんでしたよ。
QUEENは、当時10代前半だった私から見たら、いかつい風貌に見えましたが、
奏でる音は、クラシックにも共通する素晴らしいコーラスと、唯一無二の声を持つ
フレディのパフォーマンスに、ファンでなくてもつい聴き入っていたことを思い出します。
特に、「ボヘミアン・ラプソディ」のコーラスは、ヘンデルの「ハレルヤ」を彷彿させる
コーラスパフォーマンスに聞き惚れていたなぁ。。。
確かにあの当時、シングルカットする曲はどれも3~4分以内がほとんどで、6分ある
この曲をシングルにするというのは、上層部の顔が曇るのも無理はないですね。
でも、ほんとにいい曲だったし、彼の死後、シングルカットされて本当に良かったです。
圧巻は、ウェンブリーで行われた「Live Aid」でのLIVEシーン。
当時、深夜の歌番組でダイジェストだったかな?で見ましたが、この当時大学生の私、
めちゃめちゃ鳥肌立つぐらい感動したっけ・・・・。紙コップの位置まで完全再現されていて
ほとんど涙腺崩壊でしたわ・・・・。
役を演じた俳優さん達は、仕草まで完コピにも驚きましたし、LIVEシーンは
そこに、フレディが天から降臨して来たかのように思わせるぐらい、フレディを演じた
ラミ・マレックは素晴らしかったです。
流れる曲はもちろん全編QUEENの名曲、しかも未だにCMやドラマでも起用されて
いるから、若い世代にもお馴染みの曲ばかり。歌詞も、今から思うと
自分の心境を書いていたんだろうなと、涙し、どんな思いで「Radio Ga Ga」を
歌ったんだろうと考えると、もぅ切なすぎて。
QUEENを知っている世代はもちろんですが、全く知らない若い世代にも充分楽しめる作品。
ラストのLIVE映像は、映像の素晴らしさと音圧は映画館でないと堪能できません。
ぜひ映画館で鑑賞してください。
出来れば、「ボヘミアン・ラプソディ」は、EDで全曲流して欲しかったな。。。
間違いなく、私の中では今年度洋画部門のベスト3に確定です。
点数:10点 (10点中)
Queen - Radio GaGa - Live Aid : Wembley London 1985