<1月の鑑賞予定映画>
~1968年、彼らは民主主義を諦めなかった~
2020年 アメリカ映画 (2020.10.09公開)
配信:Netflix 上映時間:130分
監督・脚本:アーロン・ソーキン
音楽:ダニエル・ペンバートン
出演:サシャ・バロン・コーエン/エディ・レッドメイン/マイケル・キートン
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット/マーク・ライランス/アレックス・シャープ
ジェレミー・ストロング/ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世
ジョン・キャロル・リンチ/フランク・ランジェラ
<見どころ>
ベトナム戦争の反対デモをめぐる裁判を実話に基づいて描いた人間ドラマ。
1968年に行われた抗議デモで首謀者とされた7人の男たちが、陪審員の買収などの
妨害にもめげず裁判で徹底的に戦う。メガホンを取ったのは『モリーズ・ゲーム』
を手掛けたアーロン・ソーキン。『ブルーノ』などのサシャ・バロン・コーエンや
『博士と彼女のセオリー』などのエディ・レッドメイン、ジョセフ・ゴードン=
レヴィット、マイケル・キートン、マーク・ライランスなどが出演する。
<ストーリー>
1968年、アメリカ・シカゴ。民主党全国大会の会場近くで、ベトナム戦争に
反対する抗議デモが行われる。平和的に行われる予定だったデモは激しさを増し、
デモ隊は警察と衝突。アビー・ホフマン(サシャ・バロン・コーエン)や
トム・ヘイデン(エディ・レッドメイン)ら7人の男が、デモで暴動をあおった
罪で起訴される。
(以上シネマトゥディより)
<感想>
ネットフリックスのオリジナル作品。
エディ・レッドメインが出演しているので、観に行ってきました☆
1968年に実際に起きた警官とデモ隊との衝突により起訴された
指導者7人の裁判を描いていますが、なんとも酷い黒人差別と
「法廷侮辱罪」の乱発。告げている判事の方が法を侮辱しているでしょう!
観ていて判事の理不尽な法廷の進め方に、いらだちを感じます。
被告側は権利を主張することも許されず、正しい証言は却下される。
これでもかという抑圧に、観る側もフラストレーション溜まりましたが
最後のシーンは、スカッとしましたねぇ~。
この時期に、こういう作品を発表したNetflixに拍手。
50年以上前のお話だが、状況が今現在もそう大して変わっていない
と思うのよね。アメリカもそうだが、世界見渡しても。
そんな現実が嘆かわしい。
こういう作品を観て毎回思うが、アメリカの映画で政治&社会の
タブーを恐れない姿勢は、日本も学んでほしい。
Netflixでも配信されていますが、これは出来たら映画館で是非!
点数:9点 (10点中)