<2月の鑑賞予定映画>
~それは、人生を狂わすほどの名声~
2021年 アメリカ映画 PG12指定 (2022.01.14公開)
配給:東宝東和 上映時間:158分
監督:リドリー・スコット
原作:サラ・ゲイ・フォーデン 『ハウス・オブ・グッチ』(ハヤカワ文庫刊)
脚本:ベッキー・ジョンストン/ロベルト・ベンティベーニャ
衣装デザイン:ジャンティ・イェーツ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:レディー・ガガ/アダム・ドライヴァー/アル・パチーノ/ジャレッド・レトー
ジェレミー・アイアンズ/サルマ・ハエック/ジャック・ヒューストン
カミーユ・コッタン
<見どころ>
世界的ファッションブランド「グッチ」創業者の孫で3代目社長マウリツィオ・グッチの
暗殺事件と、一族の確執を描いたサスペンス。サラ・ゲイ・フォーデンによる
ノンフィクションを、『ゲティ家の身代金』などのリドリー・スコット監督が映画化。
グッチ家を崩壊に導く女性を『アリー/スター誕生』などのレディー・ガガ、
その夫マウリツィオを『スター・ウォーズ』シリーズなどのアダム・ドライヴァーが
演じるほか、アル・パチーノ、ジャレッド・レトー、ジェレミー・アイアンズ、
サルマ・ハエックらが共演する。
<ストーリー>
貧しい家庭出身の野心的なパトリツィア・レッジャーニ(レディー・ガガ)は、
とあるパーティーで世界的ファッションブランド「グッチ」創業者の孫である
マウリツィオ・グッチ(アダム・ドライヴァー)と出会う。互いに惹かれ合う
ようになった二人は、周囲の反対を押し切って結婚。やがて、セレブとしての
暮らしを満喫する彼女は一族間の確執をあおり、グッチ家での自分の地位を高め
ブランドを支配しようとする。そんなパトリツィアに嫌気が差したマウリツィオが
離婚を決意したことで、危機感を抱いた彼女はある計画を立てる。
<感想>
グッチ家の栄光と崩壊を描いたお話。
今の経営陣にグッチ家が関わっていないのは知っていましたが
こういう経緯があったのは知らなかったし、三代目が暗殺されてたのも
知らなかった・・・。
レディー・ガガが知性や品のない女性を好演。なんでPG12指定なの?
と思ったら、なるほど。1シーンだけ激しいのあったからこれが
引っかかったのね(笑)
アダム・ドライヴァーは、「最後の決闘裁判」に引き続きスコット監督
映画に出演。この作品の演技も良かったです。「スター・ウォーズ」の
ような作品より、こういう重厚な映画の方が合っているような気がします。
アル・パチーノは貫禄あったし、ジェレミーがどこに出てるのか
後半までわからなかった^^;あと、ジャレット・レト!
全然わからなかったよ・・・メイクもそうだしバカ息子を見事に演じてました。
御殿場アウトレットにグッチが進出するくだりは興味深かったし
女だから、嫁だから、というパトリッツァを見下していた
グッチファミリーへの彼女の復讐的な印象も受けました。
ほんと、グッチファミリーは男が多かったもんな・・。
低迷期ののち、トム・フォードをデザイナーに迎えてからの
グッチの勢いは記憶に新しいところ。トム・フォードは現在
自分の名でブランドも立ち上げていますよね。
ブランドに関心ある方には興味深い作品。
3時間近い映画だったけど長さを感じませんでした。
点数:8点/10