<12月の鑑賞予定映画>
~狂犬よ、のし上がれ。~
2022年 日本映画 PG12指定 (2022.09.16公開)
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント 上映時間:138分
監督:原田眞人
原作:深町秋生 「ヘルドッグス 地獄の犬たち」
脚本:原田眞人
衣装:宮本まさ江
美術:深澤勝弘
音楽:土屋玲子
格闘デザイン:岡田准一
出演:岡田准一/坂口健太郎/松岡茉優/金田哲/木竜麻生/中島亜梨沙
大場泰正/酒向芳/MIYAVI/吉原光夫/村上淳/尾上右近/杏子
田中美央/北村一輝/大竹しのぶ
<見どころ>
深町秋生の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」を映画化したアクション。
暴力団に潜入した元警官と無軌道なヤクザのコンビが、組織内でのし上がって
いく姿を描く。監督は『検察側の罪人』などの原田眞人。『燃えよ剣』などでも
原田監督と組んだ岡田准一が主演を務める。『仮面病棟』などの坂口健太郎、
『蜜蜂と遠雷』などの松岡茉優のほか、北村一輝、大竹しのぶらが出演する。
<ストーリー>
警官時代に愛する人が殺される事件を止めることができず、その苦悩を抱えながら
生きる元警官の兼高昭吾(岡田准一)。警察は関東最大のヤクザ組織「東鞘会」への
潜入捜査を彼に強要し、データ分析で相性98パーセントと判定された無軌道なヤクザ・
室岡秀喜(坂口健太郎)とコンビを組ませる。東鞘会最高幹部の一人でもある土岐勉
(北村一輝)が率いる東鞘会・神津組に潜り込むことに成功した二人は、抜群の
コンビネーションを発揮。連絡係の衣笠典子(大竹しのぶ)の協力を得ながら、
組織内でのし上がる。
<感想>
岡田准一×坂口健太郎出演ということで鑑賞。
すっかり格闘俳優って印象の岡田准一さん。今作は格闘デザインも担当されていて
流れるようなアクションシーンは見ごたえ十分。
坂口健太郎さんのサイコパスな役柄はなかなかでしたし、松岡茉優さんは
たぶんこういう大人の役は初めてではないでしょうかね?
女性から見ても仄かな色気がありましたし、赤の口紅が似合っていました💄
これで演技の幅もぐっと広がったのではないでしょうか。
室岡は、たぶん純粋に兼高を慕っていたのでしょうね。
「俺はこのままがいい」というセリフも、ずっとコンビで組んでいたかったのに
ああもあっさり解消されてしまったことで心のコントロールが出来なくなったのかな。
だけど、兼高は任務どおりに始末してしまったので、室岡が可愛そうに思えました。
残念だったのが、セリフが早すぎてよく聞き取れなかった箇所があったこと。
滑舌は、もう少しなんとかしてほしかったです。
岡田准一君ファンはもちろんですが、坂口健太郎さん・松岡茉優さんファンは
必見の映画だと思います。
点数:7点/10