~すぐ目の前で、世界が動いていた~
2013年 アメリカ映画 (2014.02.15公開)
配給:アスミック・エース 上映時間:2時間12分
監督:リー・ダニエルズ
原作:ウィル・ヘイグッド
脚本:ダニー・ストロング
音楽:ホドリゴ・レオン
出演:フォレスト・ウィテカー/オプラ・ウィンフリー/ジョン・キューザック/ジェーン・フォンダ
テレンス・ハワード/キューバ・グッディング・Jr/レニー・クラヴィッツ/
ジェームズ・マースデン/アラン・リックマン/デヴィッド・オイェロウォ/マライア・キャリー
ロビン・ウィリアムズ/ミンカ・ケリー/アレックス・ペティファー
<見どころ>
実在したホワイトハウスの黒人執事の人生をモデルにしたドラマ。奴隷から大統領執事となり、
7人の大統領に仕えた男の波乱に満ちた軌跡を追う。
主演を務める『ラストキング・オブ・スコットランド』などのフォレスト・ウィテカーを筆頭に、
ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、テレンス・ハワードなどの実力派が結集。
メガホンを取るのは、『プレシャス』などのリー・ダニエルズ。濃密なドラマとストーリー展開に加え、
アメリカ近代史を見つめた壮大な視点にも引き込まれる。
<ストーリー>
綿花畑で働く奴隷の息子に生まれた黒人、セシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー)。
ホテルのボーイとなって懸命に働き、ホワイトハウスの執事へと抜てきされる。アイゼンハワー、
ケネディ、ジョンソン、フォードなど、歴代の大統領に仕えながら、キューバ危機、ケネディ暗殺、
ベトナム戦争といったアメリカの国家的大局を目の当たりにしてきたセシル。その一方で、
白人の従者である父親を恥じる長男との衝突をはじめ、彼とその家族もさまざまな荒波にもまれる。
<感想>
戦後アメリカの激動する時代を、大統領の執事として仕えた黒人の視点から描く歴史ドラマ。
主人公のセシルは架空人物で、モデルとなっているのは、1952年から34年に渡り
ホワイトハウスで執事を務めたユージン・アレンという人物をモデルにしているのだそう。
黒人の公民権運動を描いていますが、レーガン政権の頃まで、黒人に対する昇格&賃金の
差別があったというのは全然知りませんでした。もっと新聞とか読んでおくべきだった・・・。
セシルを演じた、フォレスト・ウィテカーの演技は渋味があって良かったし、歴代の大統領を
演じた俳優陣も、ちゃんと雰囲気が出ていてなかなか良かったです。
特に父と息子が和解するシーンは、ちょっとぐっときましたね。
親子の葛藤が白人と黒人の葛藤にもだぶり、それが雪解けしたかのような印象を感じました。
公民権運動を軸に、アメリカの歴史事件・家族愛や親子の葛藤なども盛り込んだ
ヒューマンなドラマに仕上がっていて、見応えあり、アメリカの近代史を知るにはもってこいの作品。
素直にいい映画だったと感じました。
本編でレニー・クラヴィッツは、なんとかわかりましたが、マライア・キャリーはテロップ
出るまで全く知らなかった・・・・こんなシーンで出ていたのか・・・・ぜんぜんわからなかったよ。
点数:9点 (10点中)
実は僕もマライアわかりませんでした(汗)
いきなり冒頭でしかもあんな役とは・・・。
島国日本人には、このアメリカの白と黒の歴史は、
映画としては感じられても、直接その温度差を
測り知ることはできません。
ただ、史実として、確かに歴史を動かしてきた
直近で自分を殺して生きていた人がいたことは
まぎれもない事実ですね。しかもカラーが違う。
cyazさんも、わかりませんでしたか?
あれじゃあわかりませんよね?^^;;;;
意外に少し前まで、温度差がすごくあったというのは驚きでした。
日本人には確かにピンときませんね。
いろんな意味で奥の深い考えさせられる映画でした♪
色々観たいのに なかなか行けなくて(ρ_;)
明日は、いよいよ アカデミー賞の発表ですね
私も、いろいろ観たいけど、観れずに終わってしまう作品たくさんあります。
「エージェント:ライアン」とか・・・・。
アカデミー・・・・・レオさま、やっぱりダメでしたね^^;;;;