◆第19回 「攘夷決行」
将軍家茂(中村隼人)は孝明天皇に5月10日に攘夷を決行すると約束する。
龍馬(福山雅治)は岡田以蔵(佐藤健)が勝麟太郎(武田鉄矢)の用心棒をしている
のを知り驚く。勝は、山内容堂(近藤正臣)が龍馬の脱藩を許したことを話す。
以蔵と龍馬が居酒屋で酒を飲んでいると、そこに平井収二郎(宮迫博之)が現れる。
そこへ土佐藩の役人達が現れ、収二郎は捕らえられる。
収二郎が藩に黙って朝廷に令旨(りょうじ)を賜ったからだ。
龍馬と以蔵は、ひとまず収二郎を連れて逃げ、武市の下へ向かった。
収二郎の件は、武市の耳にも入る。自分を裏切ったことに愕然とする武市。
そして、武市は龍馬が2人を匿っている場所へ向かった。
勝の用心棒になっていた以蔵にも腹を立ててていた武市は
「飼い犬に手をかまれる」と発言。この言葉にショックを受ける以蔵。
武市:「収二郎、潔う罪を認め、土佐藩に帰れ。
以蔵、おまんはわしらとはもぅ関係ない。どこにでも行くがいい。
龍馬、おまんはわしらが正しかったことを眺めゆうがええ」
武市は、容堂のことを最後の最後まで信じていた。
そして5月10日。攘夷を実行したのは長州藩だけだった。
武市と勤王党員たちは、攘夷の為の出陣命令が下るのを待ち続けていた。
だが、命令はなかった。実は、幕府は朝廷には攘夷を実行すると約束しながら、
外国と密かに通じ合っていた。長州藩はこれを知らず異国を攻撃。
逆に大敗を喫してしまう。これを知ると幕府は喜ぶ。
徳川慶喜:「これを機に、うるさい長州がなくなれば設けもんじゃのう」
尊皇攘夷派の力が衰えていくのが幕府のねらい目であった。
しかし、勝は内心快く思っていなかった。考え方は違えど、国を守ろうとしている
気持ちは同じ。だが今のままでは単なる足の引っ張り合いに過ぎない。
その頃、龍馬は土佐藩邸にいる武市に会っていた。
武市は攘夷の夢が叶わなかったことを理解、土佐藩に捕らえられた収二郎を
助けるために、土佐に戻ろうとする。
龍馬は土佐に戻れば武市も捕らえられてしまうと、必死に武市を制止する。
龍馬:「大殿様は武市さんが思うとるようなお方ではないき。
あのお人は・・・・武市さんを嫌うておるがです」
武市:「なぜ大殿様がわしを嫌うがか?」
龍馬:「吉田東洋を殺したがやき」
武市:「やめてくれや、龍馬。大殿様を信じるなということは
武市半平太という男、わしの人生全てを否定することぜよ」
これ以上、龍馬がなにを言っても無駄であった。
武市:「達者での!」
そういうと、武市は土佐へ帰っていった。
同じ頃、以蔵の元へ追っ手が来る。そして収二郎は、投獄されてしまう。
吉田東洋殺しの罪で・・・・・・。
(本文はHPの文を一部引用しています)
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攘夷のお話&土佐勤王党解体のお話でした。
武市の転がり落ちていく様は、見ていて辛かったですね。
実際のところ、最後の最後まで容堂を信じていた・・というよりは
そこしかもぅ心の支えがない、って感じでした。
いくつかのターニングポイントが、過去にあったような気がしますが
そこで引き返さばこんなことにはならなかったのに・・・・。
「間違った、と思ったら引き返す勇気も必要」と誰かが仰っていましたが
ほんと、そうだな~と感じた回でした。
それにしても大森さん、お見事な演技でした。
次回、収二郎の切腹・・・でしょうね。。。。
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