~ツレ どうした?~
2011年 日本映画 (11.10.08公開)
配給:東映 上映時間:121分
監督:佐々部清
原作:細川貂々 『ツレがうつになりまして。』 (幻冬舎)
音楽:加羽沢美濃
イメージソング:矢沢洋子 『アマノジャク』
出演:宮崎あおい/堺雅人/吹越満/犬塚弘/大杉漣/余貴美子
<見どころ>
夫がうつ病になったことをきっかけに、これまでの自分たちの姿を見つめ直し、共に成長していく
夫婦のきずなを描いた感動のラブストーリー。細川貂々のベストセラーコミックエッセイを、
『半落ち』の佐々部清が映画化。大河ドラマ「篤姫」でも夫婦を演じた宮崎あおいと堺雅人が、
互いを思いやろうとする主人公夫婦を絶妙なコンビネーションで演じている。
シリアスな題材でありながら、ハートウオーミングな感動を与えてくれる一作。
<あらすじ>
仕事をバリバリこなすサラリーマンの夫、通称ツレ(堺雅人)が、ある日突然、心因性うつ病だと
診断される。結婚5年目でありながら、ツレの変化にまったく気付かなかった妻・晴子(宮崎あおい)は
妻としての自分を反省する一方、うつ病の原因が会社にあったことからツレに退職を迫る。
会社を辞めたツレは徐々に体調を回復させていくが……。
<感想>
原作=軽く立ち読み
宮崎あおいちゃん&堺雅人さんの夫婦役は、大河ドラマ「篤姫」以来、2回目。
雰囲気が似ているせいか?ほんわかしていて、この2人を見てるだけでホッとします。
本当の夫婦だったらいいのにな~なんて思ってしまうぐらい。
「神様のカルテ」でも、ハルという名の奥さんを演じていたあおいちゃん。
どちらも夫を支える妻でしたが、性格は逆。それを上手く演じていたあおいちゃんはさすが。
堺さんも、うつ病患者という難しい役を体当たりで演じていて、素晴らしかったです。
病気になっていないので、100%理解できなくても、ハル・ツレ双方の気持ちに共感できましたね。
映画の題材は、タイトル通り、「うつ病」について描かれています。
私は、うつ病ではありませんは、身近に2人いました。
本当に、この病気って突然くるんですよね。そして、人それぞれ症状が少しずつ違います。
ツレの場合は、几帳面な性格が一つの原因で起こってしまうわけですが、私の友人は
几帳面でもなんでもなく、一人はおおらかな性格、もう一人は責任感の強い性格でした。
2人のご家族から学んだことは、「“頑張って”は、口にしない」ということ。
そして「心のカゼ、宇宙カゼ予備軍」は、たくさんいる、ということ。
だけど、「そんなのは気の持ちようでなんとかなる!」「頑張りが足りない」と考えている人も
まだまだたくさんいるのも事実。現に、うちの母やお姑さんは、こう言いますね。
だから、神経性胃炎・適応障害、この辺りも全然理解してくれません。
「頑張らなくてもいいんだよ」という選択肢もアリ、というのを認めて欲しいですよね・・・。
ハル・ツレ夫婦の場合は、周りの方にも恵まれていましたね。
何より、癒されたのは、イグアナのイグちゃん。
私、基本的に爬虫類ダメダメですが、このイグアナなら飼ってもいいかも?とさえ思えたぐらい
素晴らしい演技??をしてました。特に、風呂場に行ってあることをしてしまうツレの
様子を、のそ~っと見ている姿は、秀逸でした。これだけでも必見の価値アリ。
いずれにせよ、一人で病気と闘うより、夫婦で共に向き合って闘うほうがお互いいいですよね。
同じうつ病患者で、吹越さんが演じた人は、一人で闘ってましたが、あれはしんどいです。。。
それを印象付けたのは、教会で集まった結婚同窓会でのシーンです。
ここは、もぅ涙涙のシーンでした。
難をいえば、場面が変わる度に暗くなる手法は、あんまり好きじゃないなぁ・・・。
「うつ」という非常に重いテーマですが、それをユーモアをちりばめながら、わかりやすく且つ
丁寧に、「うつ」について紹介してくれているので、この病気を知るにはもってこいの作品。
うちの親世代に観て欲しいな。
あと、夫婦で見ること、オススメします。
でも、テーマが重いので、少し心に余裕がある時に鑑賞したほうがいいかもしれません。
個人的には、この秋、オススメの映画です。
点数:9点 (10点満点)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<余談>
劇中、何曲かピアノ曲がBGMで流れますが、リストの「愛の夢」は、青柳晋君が演奏。
エンドロールで、名前が出た時、思わず「青柳くんだ!」と叫んでしまいました。
学生時代、一緒にピアノ発表会に出た仲間としてなんか嬉しく感じました。有名になったな~。
ホント、二人の良さが出ていた映画でしたね^^
あおいちゃん、どちらのハルさん役も見事に演じていたと思います。
賞とりレースに入れてあげたいな~。
>NAOさん、コネないですか(笑)?
アースのあおいちゃん、キュートですよね♪
うちの娘がご贔屓にしているブランドの一つです♪
常連さんだったら、絶対もらいにいってますが
まだそこまでお買い上げしてないのでもらえない~(涙)
頑張って常連さん目指します
この二人の持ち味がよく出た映画だったと思います。
決して他人事ではなく、いつ自分の身に(あるいはかみさんに)
ふりかかるかもしれません。
そんなとき、頼りになるのはやはり相方ですから、
大事にしなきゃという思いもしました。
ハルさんづいてるあおいちゃん、可愛かったです!
アースミュージック&エコロジーの
あおいチャンのタペストリーが欲しいっす(笑)
NAOさん、コネないですか(笑)?
彼の代表作の一つになったことは間違いない作品だと思います。
それぐらい、演技素晴らしかったです☆
扱うテーマは重いですけれど、いい映画でした^^
ほんとステキな夫婦でしたね。
私もこういう奥さんになりたいなぁ。。。
>ちびの方が本当に飼うならいいかな
ホントホント。実際飼うとなるとチビのほうが
経済的に楽よね~^^;
あおいちゃんも可愛いですよね。
同じふたりなのに、篤姫のときとは
全く違った雰囲気の夫婦を演じていて
それぞれが素敵で、、、
やっぱり役者さんってすごいですねえ。
面白そうですね。
見に行こうかな♪
わたしも教会前後ノーシーンは涙涙でしたー
素敵な夫婦♪
わたしもこうありたいなぁ・・・
イグ、可愛らしかったですね~
わたしもイグだったら、OKかも♪
でも、ちびの方が本当に飼うならいいかな
言葉に言い表せないほどの、数々の出来事があったんですね。
どんな病気でも苦しいですよね。つくづく健康のありがたさを感じます。
私も40を超えると、いろんなことありましたが
映画のハルさんのように、たおやかに生きられたら・・と感じました。
また遊びにいらしてくださいね
サントラが早く出ますように!
最近は「日々是好日」をモットーに過ごしています。
では、又。
コメントありがとうございました^^
良い作品でしたよね。
夫婦どちらの立場にでも共感できるところがありました。
>今なら、「うつ病です!」と宣言することが一番の薬
確かにそうですよね。
病気を受け入れることによって心が軽くなるように思いました。
>他にどんな曲が流れたのでしょうか?教えていただけませんか?
覚えている曲だけですが明記しておきますね♪
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「月の光」
リスト:愛の夢 第3番
シューマン:トロイメライ
マスネ:タイスの瞑想曲
マーラー:交響曲 第5番
ヘンデル:合唱協奏曲
たぶん、サントラが出ると思いますので、これらの楽曲も収録されると思います
昨日大好きな人と観てきました。
うつの人にゴミ捨てを頼むところなど、思わず笑ってしまいましたが、実に良い作品ですね。
重いはずの内容が、「構えなくて良いんだよ」と思わせてくれた気もします。
私は以前、軽くかかったのですが、一人で戦い、誰にも話せませんでした。
軽かったからかもしません・・・でも、毎日一人になると「死に方」ばかり考えていました。
あの頃は今ほど「うつ」が話題になっていませんでしたから・・・今なら、「うつ病です!」と宣言することが一番の薬のような気がします。さてさて、本題ですが、BGMがどれも素敵でした。他にどんな曲が流れたのでしょうか?教えていただけませんか?CDを購入して癒しに聞きたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいます。
なにより宮崎あおい&堺雅人コンビは素晴らしかった。
安定感あったし、渾身の演技。
ほんとうの夫婦にさえ感じたぐらいです。
ぜひ劇場でご覧下さい
思った映画です。
原作の漫画も読んだし、NHKのドラマも観ましたが、ドラマよりも原作に近い感じがしました。
「神様のカルテ」の直後なので、イメージが、、と
思っていたけど、あおいちゃんなら大丈夫そう。
そう言えばこの二人、篤姫コンビなんですね。
今気がつきましたわ。