
~父が生涯かけて掴んだオファーは、息子宛の誤報だった~
2022年 フランス映画 PG12指定 (2023.08.18公開)
配給:GAGA 上映時間:88分
監督:ブリュノ・シュシュ
脚本:ヤエル・ラングマン/クレマン・ペニー/ブリュノ・シュシュ
美術:クレマン・ジョリヴェ
衣装:イザベル・マチュー
音楽:フロレンシァ・デイ・コンシリオ
出演:イヴァン・アタル/ピエール・アルディティ/ミュウ=ミュウ
キャロリーヌ・アングラーデ/パスカル・アルビロ
ニルス・オトナン=ジラール
<見どころ>
『コーダ あいのうた』などのフィリップ・ルスレが製作を務めたドラマ。
あるベテラン指揮者がミラノ・スカラ座から音楽監督就任の依頼を受けるが、
それが同じく指揮者である息子への依頼だったことがわかる。
メガホンを取るのは『バルニーのちょっとした心配事』などのブリュノ・シッシュ。
『マイ・ドッグ・ステューピッド』などのイヴァン・アタル、
『ベル・エポックでもう一度』などのピエール・アルディティのほか、
ミュウ=ミュウ、キャロリーヌ・アングラーデらが出演する。
<ストーリー>
ドニは指揮者としてパリのクラシック界で脚光を浴びているが、彼の父で
ベテラン指揮者の父フランソワは息子の活躍を素直に喜べずにいた。あるとき、
フランソワのもとにミラノ・スカラ座から音楽監督就任の依頼が届くが、
その一方でドニはスカラ座の総裁から呼び出され、フランソワへの依頼が
ドニへの依頼の誤りだったと知らされる。夢にまで見ていたオファーに
浮き足立つ父に、その真実をどう伝えるべきか、ドニは苦悩する。
<感想>
ポスターとタイトルで、半分ネタバレのような気がするんですが(笑)
この邦題、もう少しなんとかならなかったのか?
音楽を舞台にした映画だけあって、流れるクラシック音楽は素敵。
ベートーヴェン『交響曲第9番』をはじめ、モーツァルト『ヴァイオリン協奏曲第5番』
モーツァルト『フィガロの結婚 序曲』、シューベルト『セレナーデ』
カッチーニの『アヴェ・マリア』、ブラームス『間奏曲第7番
『アルビニョーニのアダージヨ』など名曲ぞろい。
若き日の小澤征爾の映像も映っていたのも嬉しかったです。
それにしても、ラストのあれはどうなんだろう?
トップ指揮者の葛藤の先の結論があの2人タクトというのは、どうも
モヤっと感が残るんですよねぇ。
おまけに、あれだけの大失態をしたのにも関わらず謝罪ひとつもなしの
秘書もどうなの??(ーー;)
それでも、世界最高峰のイタリアスカラ座で実際撮った演奏シーンは
見ごたえ十分で必見。
PG12指定は、フランスの恋愛観の点でなっちゃったのでしょうかね?
点数:6点/10
そうなんですよ、感動はさほどなかったですよね。
秘書のくだりは、皆さん同意見多いようで。
やっぱりそう感じますよね!
音楽は、名曲ぞろいで聴きごたえあって
この点は良かったですよね♪
ミュウミュウ、私も久しぶりにスクリーンで観ました^^
話題の映画でしたが、イマイチ感動はなかったです。
一番気に入らなかったのは、あの秘書が、
自分のミスを最後は結果オーライみたいなセリフを吐いたところ。
でも音楽は心地よかったです。
で、久しぶりにミュウミュウが観れて良かったなぁ~