くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

シルバー&シパダンウィーク 9月20日 シパダン

2010-10-08 08:32:07 | Weblog
朝7時ちょい前のシパダン島。よい天気♪



サバ・パークスでサインをして、JETTYで記念写真をとって、ダイビングに出発。

1st Dive バラクーダポイント
潜降しはじめたらマスクに水がドバーっと入ってきた。マスククリアをしても、クリアしきれない勢いで水が入ってくる。視界はマスクの3分の1だけ。そこをギンガメが走馬灯のように通ってゆくのが見えるが、すぐにマスクは水浸し。めげずにもう一度、マスククリアをしてみるが同じこと。水面にまだ浮かんでいる人がいるので、いちど浮上してマスクをつけなおして、再度沈んでみるが変化なし。どうやらマスクのフレームとスカートの間が分離したもよう。マスクの上をぴったり押しつけ続けてどうか試したがダメなので、バディにサインを送り、さっさと浮上し、まだそこにいたボートに拾ってもらった。今回、ボートが一艇しかなく16人のダイバーを2チームに分けているので、1チームめのエントリーが終わったら、2チームめを乗せるために母船に戻る、というピストン輸送。チャーターなのに、なんでこんなことになっているのかと疑問は残るが、これが不幸中の幸い。2チーム目が待つ母船に戻り、「マスクがrosak(マレー語でこわれたの意)なの!マスクかして~!」とマスクを借りて、ちゃっかり2チーム目とエントリー。オリエンテーションをやっとかないから、こういうことになるんだな。

さて、2チームめのエントリーポイントにはギンガメはいなかった。視界が3分の1だったときにはクリアに感じた水は、実はにごっていて浮遊物満載。しかもぬるい。バラクーダポイントの、垂直な壁が続くあたりでは、大物を期待して外洋や下を凝視しがちになるが、このぬるさと緩慢な流れでは無理そうなので壁を凝視。アケボノハゼ、アオマスクと、他ではスターでも、シパダンでは凡人なやつらをみていた。



やがて頭上にギンガメアジの群れが登場。



そのまま流してゆくと、カンムリブダイがまばらに登場。そこここにいるのだが、三々五々散らばっていて、群れてない。なんで?



あとは、サンゴにかくれて写真におさまらなかった黄色いハダカハオコゼくらいでおしまい。


2nd Dive ミッドリーフ
ミッドリーフは、ジャイアントなシャコ貝からスタートするが、思い出しもせずあっさり潜降。
ミッドリーフの壁。ジェリーいわく、ホワイトチップアベニューからミッドリーフのWALL DIVEはどこも同じだと言う。



Next Diveはこの3つのポイントのうちの1つと言われれば、微妙に「な~んだ、XXかぁ~」感があるのは否めない。だって、ただきれいなだけなのだ。ドロップオフのような劇的な地形でもなければ、バラクーダポイントのように変化に富む地形でもない。過去、ハンマーヘッドが単体で通ったり、トラフザメの交尾、ニタリというレアものに遇ったことはあるが、まずふだんはアドレナリンが出るようなWALL DIVEではない。

特にこれというものは出てこない壁を流しているうちに、たなの上には、進行方向のホワイトチップアベニュー方面からカンムリブダイがかたまりになってやってきた。



それにしても、オジロクロハギだかナニハギだか、よくわからないが、この黒いやつじゃま。バラクーダの群れでも、ギンガメの群れでも、なにげにはいってくる写りたがり屋!?カンムリブダイは、なにもそんなにくっつかなくても(実際にはもちろんくっついてはいないが)、と思うほど、きゅうくつそうに同じ幅を保っていた。



やがて密度が減り、こちらは最後尾。



なんとなくとったモヨウフグ。



たなの上の浅瀬は、枝サンゴがどこまでむ続く、南の海のイメージそのもの。

エダサンゴにはスズメダイ。



ロウニンアジはクールにやってくる。



いっぱいいても、注目されないヒメフエダイの群れ。



わくわくしないポイントではあるが、すばらしい海であることにはちがいない。


3rd Dive バラクーダポイント
本日2度目のBP。壁をちまちまと見ながらすすんでゆくと、やがてバラクーダの群れ登場。外国人の一団がやってきて、白人はもれなく阿波踊り状態、チャイニーズらしき角刈りは、バラクーダの真ん前に行ってポーズ。なんだかさめる。追っかけてるし、そっちのダイブマスターなんとかしろ、とぷりぷり思いながらきゃつらが去るのを待ち、その後バラクーダ漬け。上空暗いし、目の前も暗くなるけっこうな群れ。



バラクーダはバブルを嫌うというが、じっとしてれば、むこうからも近づいてくる。




4ダイブ目前、昼下がりのシパダン島。だいぶ雲が出てきた。




4th Dive ドロップオフ
タートルカバーンからのエントリー。

入り口の「DANGER」のサインボードも朽ち果ててきた。もう字がちゃんと見えない。



カバーンのオーバーハングのところを鳥目になりながら、突き当たりまで行ってみる。振り向いたときの蒼い色が好きだ。





そして、いつ見ても、ドロップオフの迫力ある地形が好きだ。





ドロップオフの浅瀬は、サンゴびっしり、といった感じではない。ヘラジカハナヤサイサンゴ率高し。



そして、ギンガメアジ。



エキジットのあと、「今のポイントのどこがよかったんですか?」とボソッと言ってた人がいるらしい。いったい何を見ているんだろう?

4ダイブ後のシパダン。そうとう曇ってきた。




4本目のあとのおやつは、ピサンゴレン。5th Diveはマブールサンセットである。ニシキテグリのところで大混雑が予想されるし、ゆっくりしたかったので、パス。きのう潜っていないし、4本だけだと、全然疲れていないけれど。
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シルバー&シパダンウィーク 9月19日 C/E乗船の日

2010-10-08 00:47:37 | Weblog
 早起き
1時間半ほど仮眠。シャングリラの枕が予想外にあってたらしく、意外にも熟睡していた。わかりきっていたことだが、睡眠不足と早起きのダブルパンチはしんどい。でも、きょうのKK→タワウは日本人で混雑するはず。空港での行列を避けるため、送迎も放棄して、他の旅行者のピックアップ時間より15分は早くタクシー移動をしようという話になった。

4時半にシャングリラのロビーへ降りると、ロビー横のレストランは、24時間営業と聞いていたのに真っ暗。薄暗いロビーでは、ひとりの従業員がネット中、もうひとりはソファで寝ていた。私たちが現れたのを見て、ネットサーファー野郎は、大急ぎでレセプションの中へ、仮眠していたスタッフは飛び起き、あわてて上着を着てレストランへ入ってゆき、バチバチと灯りがついた。バフェにならぶステンレスのふたをかたっぱしから空けてみるが、中身はどれもこれもカラ。唯一、お粥だけが入っていたので、お粥を食べ、さっさとチェックアウト。シャングリラってベルボーイが怠慢で、荷物を積極的に運んだり、タクシーを呼んだりしてくれない。ホテルの前に止まっていたタクシーのおじちゃんを起こし、KKIAへ。

 セルフチェックイン
KKIAへ到着し、いつもどおりカウンターへ並ぼうとすると、MASの職員にカウンターへの進入を止められ、セルフチェックイン機に誘導された。チェックイン機の横には、MASwings(サバ・サラワクのコミューター便を飛ばすMASの子会社)カラーの服を着た、トゥドゥンをかぶったかわいらしい女子が待機していて、タッチパネル操作を懇切丁寧に教えてくれる。シートは、ウィングがないところでキナバル山を見たいので、トイレにもすぐたてる最後尾をとることが多いのだが、今回は、エコノミーの最前列にしてみた。



 きょうのキナバル山
チェックイン後、エントランス近くのベンチにすわって外をながめていると、まだ暗闇の中、キナバル山の稜線がくっきり見えてきた。外へ出ると、空の色がどんどん変わってゆく。





パーキングの灯りが、とっても邪魔。

6時すぎに夜明けになるはずなので、神々しい朝日を拝もうと、キナバル山の真ん前で待機するが、なかなか夜はあけてくれない。



いつの間にか、パーキングの灯りは消えていた。





日の出の頃は、長時間立っていたので、疲労困憊。しかも朝日は、期待したほどじゃなかった・・・。

 KK~タワウ(MH2121 コタキナバル7:00 タワウ7:45)
いつものMH2121便。離陸後の南シナ海とトゥンク・アブドゥル・ラーマン公園の島々、キナバル山、タワウのボルネオ・グリーンと、大好きな景色満載なので、眠くても眠らないフライトなのだ。

おだやかな朝の南シナ海。このぬるそうなところがよい。



キナバル山は雲多め。



ボルネオ・グリーンは、きょうは、曇りだったせいか、グリーンがいつもほど鮮やかではなかった。

 タワウ~センポルナ
機内アナウンスでは、午前7時38分にランディング。
タワウにつき、ターンテーブルから荷物をピックアップし、8時には皆外へ出ていた。
が、センポルナへのドライバーは来ていたが、トランスファーの車がないという。16人のゲストにたいして、ワンボックス1台しか着いていなかったのだ。結局、タワウを出発したのは午前9時。こんなことだったら、20分後の、お安いエア・エイシアで来たかった、とケチだましいが・・・。タワウからセンポルナまでの車では、ふだんは眠ってゆくのだが、今回は16人を2台におしこんだので、眠れたもんじゃない。センポルナのミレメワで飲み物を仕入れてJETTYへ移動。まだ新しく、周囲となんとなくなじまないJETTY。結局、ここからC/Eへの送迎ボートがまたなかなか来ず、小一時間。さっさと乗船して、昼寝がしたい…。

 No Diving Today
オリエンテーションダイブは、マブールのSMARTウォーターバンガローのハウスリーフになった。予想通りだ。ときどきオリエンテーションでも使うシーベンチャー下だったら行きたかったが、SMARTハウスリーフは個人的にあまり好きではないポイントなので、睡眠不足だから休んじゃえ!とパスすることにした。シーベンチャーは、時に流れが複雑だったり、アベレージが深いので、オリエンテーションに適さないといえば適さない。センポルナ発の日って、午後からバタバタ3ダイブするが、きょうは乗船時刻が遅れたために2ダイブでおしまいらしい。がつがつ潜りたいほうではないが、これでマブールは、パラダイスリーフしか潜るチャンスがなくなったな、とちょっとがっかり。サンセットダイビングには参加しようと、みんながオリエンテーションに行ったあと、ひとりダイニングでまったりしていると、階下から、昨年の乗船で知り合った方があがってきた。私以外にも、1本目からパスの人がいたんだ。そして、「ねぇ、ビール飲まない?」と声をかけられ、「え~?私、サンセットに行くんですけど。」とお断りをするが、「まあ、いーじゃない。」と言う甘い誘惑に、ハッピーアワー!

夕食後、マブールのボルネオ・ダイバーズのビーチバーへアイスクリームを食べに行きたいとマブール上陸。C/Eスタッフも数名上陸し、カンポンのある方へ消えていった。私たちは、ビーチバーでダイブマスター女子と飲んでいた名古屋の友だちから、タイガーを差し出され、アイスのはずがビールに。それにしても、最近のボルネオ・ダイバーズのダイブマスターって、なんとなくrudeな感じがするんだよなぁ。ビーチバーには1時間強いただろうか。初日だし、いいかげん帰って寝たくなってきた。だいぶたってから、C/Eスタッフたちが、なんとなくテンション高くなって、戻ってきた。やれやれ、これで帰れる。

C/Eに帰ると、乗船日は早寝の人が多いものだが、今回は、みんなまだ起きていた。7時間は眠りたいので、22時半頃には、おやすみなさいにした。
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