くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

そしてTapouT XTが残った

2016-06-06 16:25:43 | ホームフィットネス
TapouT XTと2年
あれこれ手をだしてきたホームワークアウト。
最近は、ビーチボディの新作に踊らされることもなくなった。
去年、ショーンTの「Cize」が出ても無関心…。
今年、トニー・ホートンの新作「22minutes Hard Corps」が出ても、トニー氏、さすがに老けたなぁ…と思っただけ。
気づいたら、おととしの5月にGETした、マイク・カーペンコの「TapouT XT」を今も続けていた。

「TapouT XT」のワークアウトカレンダーは12週。
途中、「TapouT XT2」の9週、「TapouT XT」 X 「TapouT XT2」のハイブリッド12週を含めて、かれこれ2年。
いつ気が変わるかわからないが、今のところは、これがいちばん私に合っている。

このタップアウトシリーズも、多くのホームワークアウト同様、カレンダーどおりにすすめると週休1日。
それだと日々がワークアウトに支配されてしまうので、今年に入ってからは、気楽に、できる日に、やりたいメニューだけをやっている。
週6ワークアウトだと、疲れがとりきれないのか、自分のペースで週4~5日のほうが、かえって体もよく動く。
「TapouT XT」から、「Cross Core Combat」「Plyo XT」「Sprawl&Brawl」「Muay Thay」「Buns & Guns」「Ultimate Abs」「Power Strike」で強めのワークアウトを、ストレッチの日は「P90X3」の「X3 Yoga」を、リハビリにはレスミルズコンバットの「Inner Warrior」かTapouT XT2の「Recovery & Mobility」を取り入れている。

「TapouT XT」は、発売されてからすでに4年ほどたっている。
最近売り出したワークアウトの多くで時短がすすんでいるが、「TapouT XT」は40~50分が目安で、けっこう長い。
なにしろ、トニー・ホートンが30分の「P90X3」を出せば、ショーンTは25分の「Focus T25」を出し、こんどはトニー・ホートンが22分の「22minutes Hard Corps」と、競って時短している風潮だから。
それなのに、なぜにTapouT XTが残ったのか?

さよならダンベル
20代後半にダンベル運動をはじめたら、みるみる痩せた経験があるので、ダンベルのことはたよりにしてきた。
でも、ダンベルを使うワークアウトに、いいかげん嫌気がさしていたのも、また事実。
何がいやかって、腕立ての姿勢でダンベルを握る動作をさせられると、指の付け根が痛くなること。
ついにはマメもできた。
こうして、「P90X」、「RevAbs」、「Brazil Butt Lift Master Series」といったダンベル多用ワークアウトから離脱。
TapouT XTは、ダンベルは使わないのが、ひとつのウリだ。
かわりにレジスタンスバンドを使うが、カール、フライ、レイズ等、同じ動作をするにしても、ダンベルとレジスタンスバンドでは、与えるインパクトがずいぶんちがう。
きつめのレジスタンスバンドは、重いダンベルよりはるかにコントロールしにくく、苦手なアイテム。
ダンベルよりもコントロールしにくい分、わっと力が入らず、無理がかからない動作が保てる。
頭のてっぺんからつま先、とはいかないが、足裏から肩まで、全身にまんべんなく負荷がかかり、ぷるぷるぷる、より引き締まる。

もう戻れないエクストリーム系
ショーンTの「Insanity」や、TapouT XTの続編の「TapouT XT2」のような過酷なワークアウトは、モチベーションが保てているうちはいいけれど、長くは続けられない。
入り込んでいるうちは、日々達成感に満足していたが、いちど離れるともう戻れない。
我ながら、よくあんなの、90日もやっていたと思う。
ついでに、ショーンTのワークアウトは、「FocusT25」や「Hip Hop Abs2」にも言えることだが、ジャンプが多すぎて、日々足が痛くなるのがイヤだった。
「TapouT XT」はエクストリームと言っているが、「Insanity」や「TapouT XT2」に比べれば、エクストリームとまではいかない。

大好きだったレスミルズ・コンバット
過去形になってしまった「Les Mills Combat」。
TapouT XTをはじめたら、レスミルズのキャッチーな音楽にのって、ジャブ・クロス・フック・アッパーカットより、MMAファイターとともに、ジャブ・クロス・フック・アッパーカットのほうが楽しい。
レスミルズではもう、物足りなくなってしまった。

無駄にしたもの
せっかく買ったのに、まっとうすることなく投げ出したワークアウトもある。
それは、ビーチボディの看板トレーナーのひとり、シャリーン・ジョンソンの「PiYO」。
まさに3日坊主。
Insanityのように、きつすぎるワークアウトは、「やればできる」を心の支えに続けることができるが、たいしてきつくもなく、かといって楽でもないワークアウトは、別にこれじゃなくてもいいや、と思ってしまう。


ちょっとだけP90X3
トニー・ホートンが「P90X3」を出したとき、1日30分ですむというのに心ひかれた。
とはいえ、トニー・ホートンワールドにまたまた90日、って気持ちにはなれない。
ただ、ベーシックキットの全16種類のワークアウトのうち、4種類、どうしても取り入れたいものがあった。
それは、ヨガやピラティスなど、コアとバランス力と柔軟性を養う系で、「TapouT XT」のヨガがどうにも好きになれないので、置き換えたかった。
「P90X3」のベーシックキットのお値段はUS139.80ドル。
16種類のうち12種類は使わないのに、日本円で15000円以上も投資するわけにはいかない。
あきらめていたある日、Amazon.co.jpで、並行輸入ものを9800円で売っているのを発見。
円換算で5000円以上安いので、これはいい買い物!という錯覚に、見事に陥り、思わずポチってしまった。
そして、他の12種には目もくれず、「X3 Yoga」「Pilates X」「Isometrix」「Dynamix」だけ、早く起きた朝なんかにやっている。
ヨガやピラティスにうるさい人には、なんちゃってヨガ、インチキピラティスなどと揶揄されそうだが、とても良いストレッチになっている。
それとコールドスタートという、起き抜けや、疲れているときのウォームアップがあるのだが、これもなかなか使える。
相変わらず、しょうもないジョークがぽんぽん出てくるが、やはりトニー・ホートンは正統派。

体力が落ちたときには
毎日ワークアウトをやっていると、やけに快調に体が動く日もあれば、だる重な日もある。
快調な日に、鏡はニータックジャンプもへっちゃら、なんて張り切りすぎると、結果、疲れがたまるという本末転倒な日もある。
そんなときには、レスミルズコンバットの「インナーウォリアー」でリハビリ。
気力がない日には、初心に戻って「ヒップホップアブス」。
ヒップホップアブスは、なんの苦もなく、年をとっても末永くできそう。

TapouT XTを続ける理由
それはハードでも、98パーセントは、なんとかついてゆくことのできる運動ばかりであること。
もちろん、グロイナーやバーピーなど、やりたくない動きもたくさんある。
インサニティやT25のようにスピードまかせではないので、より正しい動きが実現し、結果、より安全かつ効果的な筋力づくりにつながる。
腕たてのときの腕の曲げ具合や、ニータックジャンプでの高さや持続力、レジスタンスバンドを引っ張る力が、回を追うごとに進化してゆくのを実感できるのも励みになる。
MMAの動きには、腹筋や殿筋を引き締める動きが随所に含まれていて、私にとっての2大神ワークアウト、ショーンTの、腹に喝な「ヒップホップアブス」と、リアンドロ・カーバルホの尻に喝な「ブラジルバットリフト」と同様の効果が得られるうえに、もっと手ごたえがある。
ブラジルバットリフトのように、レッグバンドを使ってのヒップや脚を鍛えるワークアウトもある。
さらにレッグバンドを使った腕立てもあったりする。(←苦手)
そのかわり、ヒップホップアブスやブラジルバットリフトのように、終始笑顔でなんかいられない。
ハードな動きにヘロヘロになったり、ゼーハーしたり。
顔をゆがめる出演者も多いし、うなるおっさんモネもいる。
そのぶん、ストレス発散度合いも倍増。

そんな「TapouT XT」への不満は、ランニングやジャンプの動きもあるので、集合住宅では深夜早朝は無理なところ。

そして「TapouT XT」の魅力は、なんといってもMMAファイターたち。
ライアン・ベイダー

コワモテだけど、素敵。

カウボーイ・セロー二

ワークアウト中、けっこうヘラヘラ笑ってるところが好き。

バッドボーイ・ガルシア

ワルかわいい。

クリス・ライトル

MMAレジェンドだそうで。素敵な消防士さん。

ヴィニー・マガリャエス

この人も、つよかわいい。

そして、紅一点のミーシャ・テイトもいる。

強そうだけれど、華があって、女性アスリートはこうでなきゃ。
もう現役引退したファイターもいるが、彼らを見るだけでテンションがあがる。

MMAファイターの出ていないメニューも半分くらいあるのだが、やる気半減で、ファイター不在のメニューは最近はパス。
ただ、MMAファイター不在でも、カーディオとプライオはやっている。
この2つは、きついけれど、バランスよくワークアウトを進めて行くには、必要不可欠に思うから。

というわけで、1日40-50分ワークアウトに時間を割ける方には、TapouT XTはおすすめ。
ダイレクトテレショップで9800円なのだが…
残念ながら、MMAファイター出演の、ムエタイ、スプロール&ブロウル、パワーストライク、バンズアンドガンズといったワークアウトが入っていない。
パッケージ内容としては、並行輸入ものが充実。
ただ、並行輸入ものは、再生できなかった、なんてコメントがけっこう見受けられるのでキケンもあるけれど…。

いつか下っ腹の脂肪もとれることを夢見て…
よほど画期的なワークアウトが見つからない限り、まだまだ続ける「TapouT XT」