くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(238)イエローストライプド・カーディナルフィッシュ  Apogon cyanosoma

2016-06-22 08:42:27 | シパダン図鑑
スズキ目テンジクダイ科コミナトテンジクダイ亜科スジイシモチ族スジイシモチ属のイエローストライプド・カーディナルフィッシュ。


いちばん新しい「ネイチャーウォッチングガイドブック海水魚1000種」には載っていない。
日本海洋センターのWEBは、学名のApogon Cyanosomaだけで、標準和名併記がない。
なので、標準和名はないようで、と思ったら、古い「日本の海水魚」によればアカホシキンセンイシモチ。
ただ、「尾柄後端に瞳孔径大の1赤橙色円班がある」となっているけれど、この子にはない。
きっと最新の分類では、こうしたこまごまとした相違点によって、アカホシキンセンイシモチとは別ものと見分けられたのかも。
本当に、アポゴン界は、酷似したタイプが多くて、奥深すぎ。
そこで、より新しい「Reef Life」の写真や、「Reef Fishes of the World」のイラストがマッチするので、英名のカタカナ版を採用。
別名オレンジラインド・カーディナルフィッシュ。

オレンジがかったイエローのストライプをもつアポゴン。
アポゴンファミリーは薄暗いところに生息しているうえに、縞模様が多いから、どの種か見分けるのはたいへん。
こちらは、はなづらがちょびっと黒いのと、黒目の上を走るブルーの縦線が見分けポイント。
あとは3本めの縦縞が途中で切れているといったところか。
でも、そんなアポゴンはたくさんいるので、ややこしー!

肉眼では地味だけれど、光が当たれば、ヒレは薄紅色がかっているし、ストライプもボディもメタリックな光を放って、実はけっこう派手だったりする。
コメント
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