くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(4)ぷにゅぷにゅアオウミガメ

2012-11-12 23:08:22 | シパダン図鑑


カメはマレー語でPenyu。
「ぷにゅ」と発音。
甲羅におおわれたレプタイルさんなのに、なんだか弾力がありそうな響き。
シパダンほど多くのアオウミガメに出会えるところはないだろう。
おまけにここのカメには、人に対する警戒心はほぼない。
だから近寄れる。




そして、いろんなポーズや表情を見せてくれる。


ハッケヨイ



前はカメが流し目をするという噂があった。


確かに、甲羅のまだ綺麗な若いカメは、すれ違いざまに瞳孔が左から右へ動くのをよく見た。


畳一畳ほどもある巨大で、亀甲模様が目立たなくなったような老カメたちの瞳孔は動かない。


そんな大きな個体には、コバンザメもついている。


最近は、流し目しなくなったように思う。
でも、正面からなら目も合う。




半目で上から目線だったりもする。


いろんなカメのまなざしがある。



すいすい・・・。






脚は結構、やわらかい。





浅瀬で強い日差しを浴びて、レインボー。



水面近くでは、いつもカメウンねらいのツバメウオにストーキングされている。



泳いでいるカメもいれば、休憩中のカメもいる。
岩陰にはさまって、は定番。




ときにはぐっすり。


それから、よくイソバナをベッドにしている。


でも、近づけば目を開く。




なぜか十字架ポーズでたたずむカメ。



クリーニングのときは、ハッケヨイポーズが多い。


うっとり。


クリーニング・ステーションの場所取りはゆるやかに熾烈。


ときに大混雑。


また、たまにはこんなことも。






タートルメイティングは、水面でよくジタバタしてるが、バラクーダポイントに降りて来た。

今は昔、母ガメ産卵風景。


泣いているのではないと言うが、涙を流し、フーッという大きなため息で苦しそう。
水中でも、よく目から涙らしき成分を流している。

今は昔、子ガメの放流風景。


とてもかわいいのだけれど、ドロップオフに入るや否や、空からは鳥が、水中ではバラクーダが・・・で、見ていて複雑。
というわけで、シパダンにはたくさんのカメがいるが、みんな生き残った超エリートたちだ。

今は昔、ハッチアウトした子ガメがなぜか海にいかず、SDCに上がって来たことがあった。


カメは万年。
はじめてシパダンに行った頃よりも、さらにダイバーへの無関心度は高まっているように思う。
ダイバーの人数は制限されても、みんな長生きだから、彼らにとってはダイバーは海の普通種だろう。
きっと、私のシパダンデビューから、やがて訪れるダイビング引退までの、長いおつきあいになる個体もいるはず・・・。
みんなタートルカバーンに迷い込むことなく、ボートとサメに気をつけて、元気で!

というわけで、カメ3ダースでした。


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