10月16日。
夜明け ホテルブルー
毎朝レストランで迎える夜明けも、もう見納め。
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東の空は朝焼け。
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西にはまだ満月。
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ゆうべはほとんど眠れなかった。
このホテルブルーの、人をダメにするベッドをしても克服できない満月不眠症。
毎朝、ゴーという音とともに朝イチ便が飛んで来るが、けさはお月さまと一緒。
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ロスカボスゆきのバスは8時発。
最後のビーンズペーストを食したら、チェックアウト。
バスたび ラパス→ロスカボス空港
タクシーでマレコンのバスターミナルへ。
サンライダー前を通過するとき、まだ店に入れないのか、マルコとアメリカ人らしきシニアカップルが立ち話しているのが見えた。
日本出発前、ファブさんからのメールで、16日から3日間はオープンしているから日程ずらしてはどうかと言われたとおり、きょうはゲストがちゃんといるのね。
そのあとまた、ほぼ休眠?
次にラパスに来る時も、サンライダーには頑張っていてほしい。
何しろ税込3本USD180.00、ランチつきというのは安い!
他のサービスは税別、さらにはランチ別だったり、ボートも狭苦しく見えたから。
次は前もって予約を確定して、最少催行の2名で来るようにしーよおっと。
タクシーが止まると、目立たないバスターミナル。
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前にバス停があるわけでも、バスが止まっているわけでもない。
ロスカボス空港へのバスは、エコバハツアーズという会社が運営している。
きのうホテルのレセプションに、ロスカボスへのバスは予約が必要かと尋ねたら、「Si(Yes)」とのことで、レセプションの端末でホームページを開いて、このフォームで予約ができるからとりなさい言われた。
運賃はMXN545.00。
待合室には何人かローカルがいたが、ロスカボスゆきに乗り込んだのは私だけ。
バス乗り場は建物の裏手にあった。
バスといっても、フォード車のワゴン。
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車内の配列は2席1席。
海が見たくて、あえてひとり席にかける。
ターミナルを出発すると、もう見慣れた海沿いの道を走る。
大潮で海はたぷたぷ。
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すぐにバスは内陸側に入り、民家や商店の並ぶ街の中を走る。
やはり、笑ってしまうほどOXXOがある。
20分ほどで「おちょ・で・おくとぅーぶれ(8 de Octubre)」、日本語にすれば10月8日というバスターミナルに着く。
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でも、バス待ち人なし。
数分止まって発車。
やがてOXXOだらけの街並みが途切れ、民家もだんだん減り、荒野とサボテン。
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見慣れぬサボテンにょきにょきな景色にテンションあがる。
木にテカテマークのデコイがいっぱい、と思ったら、野生の鷲が鈴なりに止まっていたり、これまたテンション上がる。
さらに、牛注意の標識にもテンションあがる。
走ること約1時間、人里ついたと思ったら、そこはトドスサントス。
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ドライバーが降りて待合室を見に行くが、誰もいないよう。
トイレ休憩を兼ねるターミナル停車であるが、乾燥しているバハ、バスに乗ってからミネラルウォーターごくごく飲んでいるが、必要性を感じず、車内で待つ。
戻ってきたドライバーに「あと3人来るので、もう少し待ってみるけれど、フライトは何時だい?」とたずねられ、「14時20分」と言ったら安心した様子。
マレコンからロスカボス空港ゆきのバスは1時間に1本出ているけれど、未知のルートなので、超ゆとりにしておいたのだ。
が、3人は、10分待っでも現れず、ドライバーは「ビール飲みすぎてまだ寝ているんだろう」と言って発車。
引き続き貸し切り。
トドスの集落はあっという間に途切れ、また荒野。
海もぐっと近くなってきた。
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タイドプール的になっているところもあり…
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このあたりの波はそうとう高くて、波乗りに良さそう。
そして、長かった荒野に、集落が現れ、そして町がはじまった。
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カボサンルーカスは、リゾートの写真だけ見て素敵なイメージが先行していたが、そこはほこりっぽい車びゅんびゅんの町。
そして「カボサンルーカスダウンタウン」というバスターミナルに着くが、待ち人なし。
最後のバスターミナルを過ぎると、道路の右手には、リゾートホテルが多数出没。
海に浮かぶ人、ビーチで遊ぶ人々もちらほら。
私はこうした作られたリゾートより、孤島が好きだな。
そして、走ること約30分で空港に到着。
各ターミナルでの停車時間を含め、約3時間半だった。
はじめて見る景色が新鮮でだったけれど、遠い。
ロスカボス空港
チェックインエリアは広々。
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ロスカボスからUSゆきの便はぎょーさんあるが、ここはスターのラウンジなんざない。
出発までまだ時間はたっぷりある。
すみっこのベンチに座り、ジャケ買いしたパシフィコのマーメイド缶とポテトチップスを一袋、ダイビングバッグから取り出して、ゴクゴク、ポリポリ。
ホテルブルーの冷蔵庫が凍るほど冷えたので、ぬるいビールにはなっていなかった。
ビールを空けたら、ダイビングバッグのオーバーサイズを指摘されるかビビりながらチェックイン。
UAの、いかにもアメリカンな大柄なおばちゃんはフレンドリーで、なんのおとがめもなし。
出発階の2階にあがると、保安検査場前は長蛇の列。
ふた巻きくらいして、ゆるゆる進む。
セキュリティチェックのあとは、もれなくDUTY FREEを通るように仕組まれた動線。
店員はなかなか商売っ気たっぷりで、声かけしてくる。
さすがメヒコ、テキーラが充実していた。買わないけれど…。
窓の外には見慣れない会社のジェットがいろいろ並んでいて、これまたテンションあがる。
アラスカ航空のイヌイットのおじさんロゴとか、サウスウエスト航空とか、まず縁のない会社が並んでいるんだもん。
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そして謎のモンテ。
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ポテトチップスだけではどうにもおなかがすいて、機内はソフトドリンクだけだし、何か食べよう!とカフェさがし。
コロナバーがで~んとあるが、町のビールの値段を思うとばかばかしい。
最後にメヒコらしいものが食べたいが、超アメリカナイズされていて、ない!
結局、財布にやさしいサブウェイのハモン(ハム)@MXN66.00。
日本より2割くらい安い。
10/16 UA1687 ロスカボス1440 サンフランシスコ1630
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機内はほぼ満席。
アメリカ人だらけ(アメリカゆきだから当たり前か…)で、なんだか騒々しい。
みんなバケーション帰りで精神高揚?
カリフォルニア半島の景色なんて滅多に見る機会がないから、いちばん後ろの窓側に座っていた。
離陸して15分もたたないうちにラパスが見えてきた。
上空から眺めるラパスは、不毛な茶色い大地で、あんなカラフルな街並みは想像できない。
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そして、この小さな湾内にジンベエやイルカがいっぱいいるんだ。
毎年は無理だけれど、また来よう、ラパス。
次は遠回りでも、US乗り継ぎでメキシコシティに出て、そこからはボラリスでラパスか?
なんて、いつかはわからないけれど、早くも次回構想スタート。
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それにしても、窓の外の飛行機の翼の先が二股になっているのがどうにも気になる。
737-800は、マレーシア航空で良く乗るが、こんなのないぞ。
と思っていたが、新型737-800でつけられるオプションでシミタールウイングレットというらしい。
クジラ、オルカのテイルを思わせる…
サンフランシスコ国際空港トランジット
サンフランシスコに近づくにつれ、よく揺れる。
高度が下がるにつれ、揺れはひどくなり、滑走路に入る直前、激しく横風にあおられて、こえ〜!
ドン!と着陸したら、機内、拍手喝采。
着陸時の拍手を聞いたのは、大昔にイタリア人団体がやってたの以来だ。
アメリカンのノー天気モード全開。
外は雨上がりでビショビショ、地上職員はみんな防寒姿で、揺れたわけだ。に
それでもサンフランシスコには10分ほど早く到着。
イミグレーションに行くと、アメリカとは思えないがらがらぶり。
すぐに呼ばれてゆくと、30代イケメンオフィサー。
「君はなぜこんなに早くここに来れたんだね?」
「わかんな~い。外国人少なかったんでね?」
「ラッキーだったねー」
「YEP!」
みたいなカジュアルなやりとり。
メキシコのお菓子が入っているので、税関申告書の食品持ち込みはYESにしておいた。
「食品もってるの?」
「メキシコのポテトチップスで~す!まい・かりーぐに配りま~す!」
と言ったら笑ってお咎めなし。
カルーセルで荷物を待っていると、肉探知犬らしき小さなワンコがぐるぐる。
けっこういろんな人のカバンをくんかくんかやっていた。
税関出たら荷物預けて、1フロア上がって、さっさと保安検査場。
きょうはなぜか選ばれし人となり、靴を脱がないクルーの優先レーンに招かれた。
怪しい影がなさすぎるのか!?
そして、UAラウンジへ行き、また野菜もりもり。
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きょうは、アルコールカウンター寄りの席にした。
どうみても日系アメリカ人のおばさんがバーテンダーで、ワインかというので、ビールは何があるか聞いたら、「ステラとブルームーンと…」とぞんざいに早口で答えられた。
「ん?ステラとブルームーンと何ですか?」と聞き返したら、カウンターで飲んでいた白人のおっさんが失笑。
どれもあまり所望ではない。
ベタにバドでいいのに…
でも、クラフトビールは滅多に飲まないので「ブルームーン」
おばちゃん、ちゃっちゃとビールを注ぎ、ぞんざいにオレンジどーん。ラウンジはもっと慇懃に。
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個人的に、まったり系のビールは好みではないし、甘いのもイヤと思いながら、ちびちびやっているうちに日が暮れた。
10/16 UA7875 サンフランシスコ1920 羽田2235+1
帰りは11時間15分の長時間フライトになるから、トイレに行きやすいように、最後列の通路側をとった。
SQやMHの機材に慣れすぎている私には、携帯の充電はUSBポートで、って概念があった。
UAにはUSBポートがないので、自分の充電器につないでいたら、和風顔のおばちゃんクルーが来て「アウトレットがございましてよ」と英語で言われた。
「おー、あいでぃどぅんとのぅ…、でもいずこに?」としばらく話していたら、やっと日本人だと気づいたらしく、お座席の下です、って、ずいぶんわかりにくい場所にあるのね。
炎天下のラパスをほっつき歩いて日焼けして、謎のアジア人になってるのだろーか。
フライトはほぼ満席だったが、ラッキーなことに、横2席、誰も来なかった。
「お飲み物は何になさいます?」とさっきのおばちゃんクルーがやって来て、「ビールは何がありますか?」の問いに「ミラーライトとハイネケンとピルスナーがございます。」
「ピルスナーお願いします!」で、こんどはまたクラフトなGOOSE。
ブルームーンが甘すぎたから、苦いビールを、と思ったら、やっぱり苦かった。
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缶のデザインは好き!
でも、やっぱりビールは日本と南国産に限る。
ベジタリアンミール1回目。
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ベジタリアンミール2回目。
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UAのスペシャルミールはもうやめようと思う。
あんまり乗りたくないし…
ナショジオの、イルカVSサメ番組だけは見たけれど、あとは飲んでいるときと、食べているとき以外は、屈葬スタイルでほぼ寝ていた。
ラパスのホテルを出ること約24時間、羽田に帰って来た。
5泊7日の短くも長くもない「ばかしおねす」が終わった。
スーパードライに始まり、グースアイランドに終わったセルベサまみれの「ばかしおねす」。
さあ、次のダイビングは、2月のガーフ環礁だ。
それまでは冬眠だー!今年はよく潜った!
と思って社会復帰をしたら、いろいろ故あって、「上の者」から6月までは長期休暇がとれないとの沙汰。
2月に予約していた恒例のガーフを没収されたぁ〜。
2018年まで、赤道越えはお預けかぁ〜。
ラパスに来るまでジンベエのことは、今年ガーフでたんと見たし、来年もガーフでたんと見るからと、ウィッシュリストに入れていなかったのに、ジンベエ見とこうと思ったのは、神さまの思し召し?
ラパスでハンマーワクチンとジンベエワクチン注入したので、しばらくは短い日程で行けるマクタンや沖縄でマクロにしようと気持ちの切り替えは早い。
これまでエルバホは滞在の後半に行くものだったが、初日の1本目がクライマックスという番狂わせで、3ダイブ1ジンベエスイムで満足して、怠けに怠けたけれど、アシカはデフォルトとしても、ラパス、大物効率良すぎ。
砂漠より熱帯雨林が好きだけれど、豪快な大物満載のラパスもやめられない。
夜明け ホテルブルー
毎朝レストランで迎える夜明けも、もう見納め。
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東の空は朝焼け。
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西にはまだ満月。
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ゆうべはほとんど眠れなかった。
このホテルブルーの、人をダメにするベッドをしても克服できない満月不眠症。
毎朝、ゴーという音とともに朝イチ便が飛んで来るが、けさはお月さまと一緒。
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ロスカボスゆきのバスは8時発。
最後のビーンズペーストを食したら、チェックアウト。
バスたび ラパス→ロスカボス空港
タクシーでマレコンのバスターミナルへ。
サンライダー前を通過するとき、まだ店に入れないのか、マルコとアメリカ人らしきシニアカップルが立ち話しているのが見えた。
日本出発前、ファブさんからのメールで、16日から3日間はオープンしているから日程ずらしてはどうかと言われたとおり、きょうはゲストがちゃんといるのね。
そのあとまた、ほぼ休眠?
次にラパスに来る時も、サンライダーには頑張っていてほしい。
何しろ税込3本USD180.00、ランチつきというのは安い!
他のサービスは税別、さらにはランチ別だったり、ボートも狭苦しく見えたから。
次は前もって予約を確定して、最少催行の2名で来るようにしーよおっと。
タクシーが止まると、目立たないバスターミナル。
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前にバス停があるわけでも、バスが止まっているわけでもない。
ロスカボス空港へのバスは、エコバハツアーズという会社が運営している。
きのうホテルのレセプションに、ロスカボスへのバスは予約が必要かと尋ねたら、「Si(Yes)」とのことで、レセプションの端末でホームページを開いて、このフォームで予約ができるからとりなさい言われた。
運賃はMXN545.00。
待合室には何人かローカルがいたが、ロスカボスゆきに乗り込んだのは私だけ。
バス乗り場は建物の裏手にあった。
バスといっても、フォード車のワゴン。
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車内の配列は2席1席。
海が見たくて、あえてひとり席にかける。
ターミナルを出発すると、もう見慣れた海沿いの道を走る。
大潮で海はたぷたぷ。
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すぐにバスは内陸側に入り、民家や商店の並ぶ街の中を走る。
やはり、笑ってしまうほどOXXOがある。
20分ほどで「おちょ・で・おくとぅーぶれ(8 de Octubre)」、日本語にすれば10月8日というバスターミナルに着く。
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でも、バス待ち人なし。
数分止まって発車。
やがてOXXOだらけの街並みが途切れ、民家もだんだん減り、荒野とサボテン。
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見慣れぬサボテンにょきにょきな景色にテンションあがる。
木にテカテマークのデコイがいっぱい、と思ったら、野生の鷲が鈴なりに止まっていたり、これまたテンション上がる。
さらに、牛注意の標識にもテンションあがる。
走ること約1時間、人里ついたと思ったら、そこはトドスサントス。
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ドライバーが降りて待合室を見に行くが、誰もいないよう。
トイレ休憩を兼ねるターミナル停車であるが、乾燥しているバハ、バスに乗ってからミネラルウォーターごくごく飲んでいるが、必要性を感じず、車内で待つ。
戻ってきたドライバーに「あと3人来るので、もう少し待ってみるけれど、フライトは何時だい?」とたずねられ、「14時20分」と言ったら安心した様子。
マレコンからロスカボス空港ゆきのバスは1時間に1本出ているけれど、未知のルートなので、超ゆとりにしておいたのだ。
が、3人は、10分待っでも現れず、ドライバーは「ビール飲みすぎてまだ寝ているんだろう」と言って発車。
引き続き貸し切り。
トドスの集落はあっという間に途切れ、また荒野。
海もぐっと近くなってきた。
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タイドプール的になっているところもあり…
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このあたりの波はそうとう高くて、波乗りに良さそう。
そして、長かった荒野に、集落が現れ、そして町がはじまった。
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カボサンルーカスは、リゾートの写真だけ見て素敵なイメージが先行していたが、そこはほこりっぽい車びゅんびゅんの町。
そして「カボサンルーカスダウンタウン」というバスターミナルに着くが、待ち人なし。
最後のバスターミナルを過ぎると、道路の右手には、リゾートホテルが多数出没。
海に浮かぶ人、ビーチで遊ぶ人々もちらほら。
私はこうした作られたリゾートより、孤島が好きだな。
そして、走ること約30分で空港に到着。
各ターミナルでの停車時間を含め、約3時間半だった。
はじめて見る景色が新鮮でだったけれど、遠い。
ロスカボス空港
チェックインエリアは広々。
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ロスカボスからUSゆきの便はぎょーさんあるが、ここはスターのラウンジなんざない。
出発までまだ時間はたっぷりある。
すみっこのベンチに座り、ジャケ買いしたパシフィコのマーメイド缶とポテトチップスを一袋、ダイビングバッグから取り出して、ゴクゴク、ポリポリ。
ホテルブルーの冷蔵庫が凍るほど冷えたので、ぬるいビールにはなっていなかった。
ビールを空けたら、ダイビングバッグのオーバーサイズを指摘されるかビビりながらチェックイン。
UAの、いかにもアメリカンな大柄なおばちゃんはフレンドリーで、なんのおとがめもなし。
出発階の2階にあがると、保安検査場前は長蛇の列。
ふた巻きくらいして、ゆるゆる進む。
セキュリティチェックのあとは、もれなくDUTY FREEを通るように仕組まれた動線。
店員はなかなか商売っ気たっぷりで、声かけしてくる。
さすがメヒコ、テキーラが充実していた。買わないけれど…。
窓の外には見慣れない会社のジェットがいろいろ並んでいて、これまたテンションあがる。
アラスカ航空のイヌイットのおじさんロゴとか、サウスウエスト航空とか、まず縁のない会社が並んでいるんだもん。
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そして謎のモンテ。
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ポテトチップスだけではどうにもおなかがすいて、機内はソフトドリンクだけだし、何か食べよう!とカフェさがし。
コロナバーがで~んとあるが、町のビールの値段を思うとばかばかしい。
最後にメヒコらしいものが食べたいが、超アメリカナイズされていて、ない!
結局、財布にやさしいサブウェイのハモン(ハム)@MXN66.00。
日本より2割くらい安い。
10/16 UA1687 ロスカボス1440 サンフランシスコ1630
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機内はほぼ満席。
アメリカ人だらけ(アメリカゆきだから当たり前か…)で、なんだか騒々しい。
みんなバケーション帰りで精神高揚?
カリフォルニア半島の景色なんて滅多に見る機会がないから、いちばん後ろの窓側に座っていた。
離陸して15分もたたないうちにラパスが見えてきた。
上空から眺めるラパスは、不毛な茶色い大地で、あんなカラフルな街並みは想像できない。
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そして、この小さな湾内にジンベエやイルカがいっぱいいるんだ。
毎年は無理だけれど、また来よう、ラパス。
次は遠回りでも、US乗り継ぎでメキシコシティに出て、そこからはボラリスでラパスか?
なんて、いつかはわからないけれど、早くも次回構想スタート。
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それにしても、窓の外の飛行機の翼の先が二股になっているのがどうにも気になる。
737-800は、マレーシア航空で良く乗るが、こんなのないぞ。
と思っていたが、新型737-800でつけられるオプションでシミタールウイングレットというらしい。
クジラ、オルカのテイルを思わせる…
サンフランシスコ国際空港トランジット
サンフランシスコに近づくにつれ、よく揺れる。
高度が下がるにつれ、揺れはひどくなり、滑走路に入る直前、激しく横風にあおられて、こえ〜!
ドン!と着陸したら、機内、拍手喝采。
着陸時の拍手を聞いたのは、大昔にイタリア人団体がやってたの以来だ。
アメリカンのノー天気モード全開。
外は雨上がりでビショビショ、地上職員はみんな防寒姿で、揺れたわけだ。に
それでもサンフランシスコには10分ほど早く到着。
イミグレーションに行くと、アメリカとは思えないがらがらぶり。
すぐに呼ばれてゆくと、30代イケメンオフィサー。
「君はなぜこんなに早くここに来れたんだね?」
「わかんな~い。外国人少なかったんでね?」
「ラッキーだったねー」
「YEP!」
みたいなカジュアルなやりとり。
メキシコのお菓子が入っているので、税関申告書の食品持ち込みはYESにしておいた。
「食品もってるの?」
「メキシコのポテトチップスで~す!まい・かりーぐに配りま~す!」
と言ったら笑ってお咎めなし。
カルーセルで荷物を待っていると、肉探知犬らしき小さなワンコがぐるぐる。
けっこういろんな人のカバンをくんかくんかやっていた。
税関出たら荷物預けて、1フロア上がって、さっさと保安検査場。
きょうはなぜか選ばれし人となり、靴を脱がないクルーの優先レーンに招かれた。
怪しい影がなさすぎるのか!?
そして、UAラウンジへ行き、また野菜もりもり。
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きょうは、アルコールカウンター寄りの席にした。
どうみても日系アメリカ人のおばさんがバーテンダーで、ワインかというので、ビールは何があるか聞いたら、「ステラとブルームーンと…」とぞんざいに早口で答えられた。
「ん?ステラとブルームーンと何ですか?」と聞き返したら、カウンターで飲んでいた白人のおっさんが失笑。
どれもあまり所望ではない。
ベタにバドでいいのに…
でも、クラフトビールは滅多に飲まないので「ブルームーン」
おばちゃん、ちゃっちゃとビールを注ぎ、ぞんざいにオレンジどーん。ラウンジはもっと慇懃に。
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個人的に、まったり系のビールは好みではないし、甘いのもイヤと思いながら、ちびちびやっているうちに日が暮れた。
10/16 UA7875 サンフランシスコ1920 羽田2235+1
帰りは11時間15分の長時間フライトになるから、トイレに行きやすいように、最後列の通路側をとった。
SQやMHの機材に慣れすぎている私には、携帯の充電はUSBポートで、って概念があった。
UAにはUSBポートがないので、自分の充電器につないでいたら、和風顔のおばちゃんクルーが来て「アウトレットがございましてよ」と英語で言われた。
「おー、あいでぃどぅんとのぅ…、でもいずこに?」としばらく話していたら、やっと日本人だと気づいたらしく、お座席の下です、って、ずいぶんわかりにくい場所にあるのね。
炎天下のラパスをほっつき歩いて日焼けして、謎のアジア人になってるのだろーか。
フライトはほぼ満席だったが、ラッキーなことに、横2席、誰も来なかった。
「お飲み物は何になさいます?」とさっきのおばちゃんクルーがやって来て、「ビールは何がありますか?」の問いに「ミラーライトとハイネケンとピルスナーがございます。」
「ピルスナーお願いします!」で、こんどはまたクラフトなGOOSE。
ブルームーンが甘すぎたから、苦いビールを、と思ったら、やっぱり苦かった。
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缶のデザインは好き!
でも、やっぱりビールは日本と南国産に限る。
ベジタリアンミール1回目。
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ベジタリアンミール2回目。
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UAのスペシャルミールはもうやめようと思う。
あんまり乗りたくないし…
ナショジオの、イルカVSサメ番組だけは見たけれど、あとは飲んでいるときと、食べているとき以外は、屈葬スタイルでほぼ寝ていた。
ラパスのホテルを出ること約24時間、羽田に帰って来た。
5泊7日の短くも長くもない「ばかしおねす」が終わった。
スーパードライに始まり、グースアイランドに終わったセルベサまみれの「ばかしおねす」。
さあ、次のダイビングは、2月のガーフ環礁だ。
それまでは冬眠だー!今年はよく潜った!
と思って社会復帰をしたら、いろいろ故あって、「上の者」から6月までは長期休暇がとれないとの沙汰。
2月に予約していた恒例のガーフを没収されたぁ〜。
2018年まで、赤道越えはお預けかぁ〜。
ラパスに来るまでジンベエのことは、今年ガーフでたんと見たし、来年もガーフでたんと見るからと、ウィッシュリストに入れていなかったのに、ジンベエ見とこうと思ったのは、神さまの思し召し?
ラパスでハンマーワクチンとジンベエワクチン注入したので、しばらくは短い日程で行けるマクタンや沖縄でマクロにしようと気持ちの切り替えは早い。
これまでエルバホは滞在の後半に行くものだったが、初日の1本目がクライマックスという番狂わせで、3ダイブ1ジンベエスイムで満足して、怠けに怠けたけれど、アシカはデフォルトとしても、ラパス、大物効率良すぎ。
砂漠より熱帯雨林が好きだけれど、豪快な大物満載のラパスもやめられない。