くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

TapouT XT 1枚め~Cross Core Combat

2014-06-12 12:22:05 | ホームフィットネス
ひさびさにジャンピングジャックをさせられた。
Let's get things started!で、しょっぱなからジャック。
ショーンTはジャック大好き。
トニー・ホートンもジャックが好き。
でも、レスミルズ・コンバットにはジャックがなかった。
だから、ジャンピングジャックなんて、もう忘却の彼方だった。
私はジャックが嫌いなので、TapouT XTの第一印象はいきなりネガティブ。

TapouT XTの第1日めは「Cross Core Combat」。

45分49秒のワークアウトだ。
MMAスタイルのキックとパンチで、脂肪を消滅させ、コアを鍛える、がコンセプト。

レスミルズ・コンバットもTapouT XTもMMA(Mixed Martial Arts、総合格闘技)ベースのワークアウト。
レスミルズはHIIT(高強度インターバルトレーニング)ものはきついが、カーディオ系のキックやパンチは本当に爽快。
なので、ふつうのワークアウトには戻りたくなくて、MMAベースのTapouT XTを選んでみた。
予想はしていたけれど、MMAつながりと言っても、レスミルズとはずいぶん趣きがちがう。
とにかくプランク=腕立てのポーズがこれでもかというほど登場。
それも、スフィンクスのポーズから、「Pop up!」とか「Explode!」と過激に瞬時に腕立てに跳ね上がる感じで、慣れない種の腕立てが多いので、とまどうし、ついていけない。
TapouT XTは、ジャブ、クロスといっても、レジスタンスバンドつきだったり、腕を酷使する。

佳境は、タイトルも不吉な(?)

というコーナーがあり…
運動の過激度が増す。
Killer moveだけでなく、初日は勝手がわからず、70パーセントくらいしかできていない。
「Don't quit」という言葉が頻繁に出てくるけれど、quitしたいのではなく、まだ動きがわからず止まってしまう。
それでも大発汗。
全部できなかったわりには、腕立て祭りで腕がバカになり、夕方ワークアウトしたら、寝るまで腕がだらりんとした感じになった。
これまで、けっこういろんなワークアウトをやったが、腕がバカになったのははじめてかも。

レスミルズもホバーが多くて、腕が辛いシーンは多々あったが、音楽がマックルモア&ライアン・ルイスだったりして、一緒に「なーなーななーなーななーなー♪」と半ばヤケクソでテンションあげて乗り切るこどができたけれど、TapouT XTの音楽は、TapouT用オリジナルだから、音楽は救いにならない。
レスミルズは、レスミルズのイントラばかりの少数精鋭で、こざっぱりしているのがよかった。
TapouT XTは、一部のプロファイターをのぞいては、テストグループあがりの人たちなので、ごちゃついてる感は否めない。
けっこう、マイク・カーペンコ先生と違う動きをしている人がいるように見えてならない。

初日の印象としては、Insanityよりは呼吸は楽で、P90Xほどねちねちはしていない。
大汗かくが、発汗度もInsanityの方が上回る。
でも、InsanityとP90Xよりもコアが鍛えられる感覚は強烈。

とにかく、あっという間に45分49秒は過ぎていった。
でも、ラストで、マイク・カーペンコ先生が「See you tomorrow!」と言ったときには、「え~!?また明日もですか?」と思ってしまった。
まだ、12枚あるDVDのうち1枚やっただけなのに…。
90日のうちの1日が終わっただけなのに…。
とりあえず、12枚ひととおりはやってみよう。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(195)ベニマツカサ Myripristis vittata

2014-06-12 08:54:35 | シパダン図鑑
キンメダイ目イットウダイ科アカマツカサ属のベニマツカサ。

ものかげで棲息。
ライトがあたればこんなにキレイな赤なのに、肉眼では地味なので、注目度は低いおさかな。
黒目勝ちで真ん丸お目めなのに、なぜか愛くるしくないのは、20センチくらいあるからかなぁ。
紅松毬って漢字にすると、ちっちゃくて和なかわいらしいイメージだから…。
よく見ればWhite-tipped soldierfishで、ひれの白いふちどりがポイント。

DANGAN PALAU 2泊4日4ダイブ

2014-06-10 23:37:32 |  ダイビング
「日帰りでカンムリブタイの大産卵と
ユーカクチャネルでの捕食マンタの群れを狙え!」

ときたら、狙わずにはいられなかった。
これはデイドリームパラオの、スペシャルトリップのコース名。
友だちに「これ、行かない?」と誘ったら、「カンムリブダイの産卵、テレビで見たことあるけど、きったなかったよー」と。
放卵放精で著しく透明度が劣化するらしい。
シパダンではシャワー中に、カンムリブダイのウンコが髪の毛の中から出てくることがあるが、しょせんは死んだサンゴの石灰質。
が、放卵放精はタンパク質。
BCのファブリックの目とかに詰まって、臭くなりそう!?
シパダンでは、カンムリブダイのウンコまみれ…
パラオでは、カンムリブダイの放卵放精まみれ…
なんとなくヘンタイ趣味っぽい。
いえいえ、そんなんじゃありません。
カンムリブダイには悪いけれど、もちろん狙いは、後者のマンタの群れ!
それも、ぐるぐるマンタ。
50枚はほしい。

ぐるぐるマンタなら、モルディブのバア環礁ハニファルベイ。
でも、ぐるぐるシーズンには、私の場合、デフォルトで「シパダンへゆく」にチェックマークが入っており、グレーアウトしているので、そうそう休みもお金もなく、バアトリップは実現困難。
それが、確か越智さんの記事で、パラオでもぐるぐるがいけると知り、パラオにきら~ん☆
モルクルに無理に日程をあわせるには8~9日必要だけど、パラオなら大幅に短縮できて、年休もお金も浮く!
ぐるぐる会場をモルディブからパラオへ移すべくググったら、デイドリームパラオのスペシャルトリップページにたどりついた。
コロールから日帰りで、たった1日だけで、ぐるぐるマンタが見られるなんて、それはもう願ったりかなったりー。
当初、デルタ直行便利用の5日間を考えていたが、デルタ便のある土曜日に用事ができたので、UA4日間に弾丸化。
たった2泊でも、スペシャルトリップは1日4ダイブ、2日めも、早朝外洋で1ダイブはできるらしいので、中2日で5ダイブなら、なかなか密度が濃くてよろしい。
しかも私は、ユーカクで潜ったことがない。
そして、この1日だけのために2.5日休みをとって、弾丸パラオ敢行。


5/25 UA827 成田11:00 グアム15:40
成田発は11時発。
WEBチェックインずみなのに、2時間半前に成田に着くようにと、7時半銀座発のTHEアクセス成田に乗ることにした。
銀座線銀座駅に着いたのが7時23分。
日曜朝のダイヤをチェックせずに、テキトーな逆算で家を出たら、こんなことになった。
バス乗り場は西銀座チャンスセンター前。
ふだんならものの3分で歩ける距離だが、軽いとはいえダイビング器材の入ったキャスターがあるのでピンチ!
荷物があったって、スローなエレベーター待ちをしている場合ではないので、銀座線ホームの階段をあがり、丸ノ内線改札へ抜けるコンコースへの階段を降り、一直線。
丸ノ内線の改札に着いたら7時26分。
地上階にはエレベーターで上がりたいところだが、エレベーターがそこにいなければあやうい。
迷わず数寄屋橋交差点にあがる階段を選ぶが、踊り場でもうへろへろ。
地上に出たら、50mほど先に停車中のバスのトランクルームを、ドライバーさんが閉めているのが見えた。
息切れで「待ってーーー!」と叫ぶパワーは残っていないので、ひたすら走るのみ。
50mダッシュしてバスの乗車口にたどりついたとき、ドライバーさんはまさにドアを閉めるところだった。
肩で息をしながら「ゼイゼイ、すみません…」と乗車賃の1000円を財布から出しながら声をかけると、「中でお願いしますね」と冷静に言われ、無事乗車。
湾岸線はディズニー渋滞だそうで、京葉ルートで成田へ。

成田に着いてUAカウンターへ行くと、ボーディングパスはキオスクで発券させられる。
バッグは13キロ。
ダイビング器材一式入っているのに、なんて優秀!?
早く着きすぎたので、ユニクロもTSUTAYAもローソンもひやかして、それでも時間があったので、展望台で時間をつぶしたりする。
目の前にアリタリアが入って来て、パラオにゆくのに、ああ、イタリアに行きたい…。
出国して、免税店もテキトーにみて、まだまだ時間があるし、ひからびそうなのでドリンクを求めてうろうろ。
やっとアイスコーヒーをGETして、ゲートで飲もうと思ったら、いつのまにかファイナルコールになっていた。
あわててごくごく飲んで、搭乗。

UAに乗るのははじめて。

777-200に乗り込むと、まずはエコノミープラス席からはじまるが人けがない。
エコノミープラスには座席指定代が必要で、足元が10センチ強広い。
成田-グァムがUS35ドル、グァム-コロールがUS28ドルだったかな?
近距離なので、私は迷わずプラスのつかないエコノミー。
さびしいエコノミープラスを過ぎると、単なるエコノミーは大賑わい。
エコノミーの機内設備は旧式で、いまどきパーソナルスクリーンのない国際線なんて、あったんだー。
ボロボロの機内誌は紙質がやすっちい。
米系のエコノミークラスはアルコールも有料だし、けちくさい。
オーダーしておいたアジアンベジタリアンミールは、いんげんとひよこ豆のカレー。

サラダには、生のレモンをしぼってドレッシングという、レモンダイエット的な…。
そこそこおいしくいただいたが、足りない。
それにパンが固い。
こうやって考えると、SQのみならず、CXやMHでさえ、アジア系の航空会社のサービスが素晴らしく思えてしまう。
ドリンクは2回だけまわってきて、コナコーヒーをいただく。
これはなかなかおいしい。
到着まであと20分くらいというところで、天井から水がぽたぽた。
クルーを呼び、拭いてくださいな、と頼む。
年配のチャモロ系女性クルーが、すまなそうに、あちらのお席が空いてますので、とエコノミープラスへの移動を促してくれたが、あと15分くらいのところで身の回り品を抱えて移動も面倒くさいので、タウパーだけもらっておく。
もっと早く、離陸直後にでも結露してくれれば良かったのに、と思うのだった…。

5/25 グァム ウォンバット空港
グァムに着くと、雨上がり。

イミグレは長蛇の列で、見た瞬間にデルタにしなかったことを激しく後悔。
金輪際グァム乗り継ぎはしません、と切に思う。
成田、関空、名古屋、インチョンからのフライトが、似通った時間に到着するので、カオス。
ESTAホルダーの列も、けっこう混んでいた。
わずか数時間のために両手の指紋はとるし、写真もとるし、アメリカのシステムって、本当にいや。
形ばかりのカスタムを通過して、やっと到着ホールに出るや否や、空港職員から「Transit?」と問われ、即、出発階に追いやられる。
トランジットの人は少ないようで、ガラガラ。
でも、こんどは保安検査がうざい。
靴脱がないといけないし、水虫うつったらどーしてくれる。
ボディチェックの円筒の中に入らされ、日本人は「POSE BANZAI!」と言われる…。
足裏ザラザラして気持ち悪いし、不機嫌にトランジットエリアに入ると、免税店エリアはひえびえ。
閑古鳥が鳴き、商売気もない。
やがて、別空港から来た友だちと合流して、フードコートでひと休み。
バドライトタイム。
スポーツ飲料みたいなパッケージ。

水みたい。
バドライトを飲むのなら、ソフトドリンクという友だちもいるほどだものね。

あしたのダイビングのピックアップは午前5時頃という噂。
今夜コロールに着いてから、買い物は、時間的に無理だろう。
なので、ゲートに移動する前に、明日の朝食になりそうなものを求めてうろうろ。
ゲートへ向かうスロープに入ると、それでなくても少ないショップはすでに閉店後。
ウォンバット空港の夜は早い…。
先ほどのフードコートの中に、マフィンを売っている店があったので、戻ってマフィンを買うことに。
が、戻ったらマフィンは消えていた。
マフィン売り切れちゃったの?とたずねると、バナナが1個、ブルーベリーが1個あるとのことで、こちらも閉店準備で、ショーケースの中身を片づけていたのだ。
廃棄されることをまぬがれたマフィンをUS2.6/個でGET。
ゲートに着くと、外は激しく雨。


UA157 グアム19:30 コロール20:45
コロール便に乗り込むと、機内は冷蔵庫のよう。
それでもチャモロ系のおばちゃんはうちわであおいでいる。
その10代の娘は、まだまだスリムなので寒いらしく、毛布を2枚かぶっている。
雨は窓を打ち付けるなんてもんじゃない、洗い流すかのよう。
どしゃ降りの中、フライトは出発、短時間フライトなので、水平飛行に入るとさっさとミールが出てきた。

袋を破れば、アジアンベジタリアンらしからぬ、カルツォーネふう…。



コロール空港
飛行機を降り外気にあたると、ジーンズにまとわりつく熱気が、日本のとは違う。
そして、忘れていたパラオのにおいがした。
この前パラオに来たのは、確か1999年。
9回通って、10回目はもうないかな~?と思っていたのに、また戻ってきてしまった。
南国特有のもわんとくる、植物系のここちよい香り。
飛行機と空港の建物を結ぶボーディングブリッジが、けっこう長い。
こんなに歩いたっけ?

イミグレーションは、お仕事ゆっくりめ。
オフィサーは全員メタボなんてもんじゃすまないデブさにパラオを感じる。
おまけに、洋の東西を問わず、ビジターは、イミグレーションカードになんらか書き漏れがある人が多く、さらに時間がかかっている。
とうとうウルトラメタボなおじさんがブースから出てきて、日本語と英語で書き方注意。
みんな同じところを見落とすのだ。
イミグレを通過し、ターンテーブルにたどりつけば、早くも荷物が出てきた。
昔はターンテーブルなんてもんはなくて、幅広な短い滑り台(?)から、ざざーっ、ドスンと荷物を流してたもんだ。
コロール空港も変わったね、と思ったが、税関出口を出たら、見覚えのある建物のままだった。
荷物をとって外に出ると、今回のお泊り、プランテーションリゾートの送迎くんから貝の首飾りをもらう。
たしか、コタキナバルのリゾートでも、おんなじようなのをもらったことある。
空港からホテルまで、約20分の道中、夜とはいえ、ああ、変わってないなと思う。


パラオプランテーションリゾート
リゾートとはいっても、いちばん安い部類の部屋はなかなかリーズナブルだし、ナチュラルな感じがよくて選んだ。
「プレミアムキャビン」というと聞こえはよいが、いちばん安いカテゴリーなので、お部屋に期待はできない。
レセプションにゆくとチェックインは迅速で、すぐに部屋に案内してくれるが、なんだか、降りたり昇ったり、階段が多く、夜間は足下注意。
そして、さまざまな虫の大合唱。

さて、われわれが通された「マングローブ」の間は、部屋は小さいし、ベッドも狭い。


でも、ヘッドボードがおさかなだったりしてなごむ。


バスルームはいけてない。

けれども湯量は文句なし!

やわだけれど、天然素材ふう&アジアンふうなスリッパ、ココナッツソープ、ボディシャンプー、シャンプー、トリートメント、そして、垢すりまでついている。
洗面の小瓶には、綿棒がぎっしり入っているし、お風呂セットにこだわりがなければ、ぜーんぶホテル備え付けで事が足りる。
さらに、部屋には、ラベンダーのアロマが焚かれ…、
そしてバルコニーに出れば、虫の声に、満点の星。
ただ、コンプリメンタリーのミネラルウォーターはなく、コンプリメンタリーだと思ったらUS1ドル/本だった。
まあ、なんくせつけても、全体的に悪くはない。
ダイビングのピックアップは5時10分なので、シャワーを浴びてさっさと就寝。


5/26 早朝
まだ真っ暗な中、部屋の電話が鳴った。
あれ?アラームはスマホでセットしたんじゃなかったの?
友だちが電話に出ると、しっかり、デイドリームのピックアップだった。
まさかのセットミスらしい。
時差もないのに、何やっちゃってんの?
でも、人まかせにしておいた私も悪い。
テンパって、さっさと身支度して下に降りる。
が、別のホテルをまわってまた来ます的メモがあった。
あーあ、はじめて使うサービスなのに、やっちゃった~。
しばらくすると感じのよい女子が迎えにきて、何事もなかったかのようにわれわれを車に乗せ、ショップへGO。
道の段差があるところとか、いちいちリマインドしてくれるすばらしい気配り。
雨が降るかもしれないから、一人一枚ずつボートコートを持って行ってくださいとか、日本のサービスらしいお・も・て・な・しである。
そして、出発。
よく晴れて、海も凪だし、いい感じで出発。



5/26 1st dive グラスランド
Grass Landと書くらしい。
砂地のアキアナゴーずが、大群生すぎて、草原のようにみえることにちなむらしい。
きょうは草原ではなく、カンムリブタイの大産卵狙い。
ぐるぐるマンタと抱き合わせなイメージは否めないが、新月の3日前って、いろんなことが起きるんだな…。
ゲスト14名+ガイド2名+アシスト2名でいちどにエントリーだから、軽くカオス。
パラオブルーをイメージしていったが、冬の沖縄みたいな海の色。

砂地には、何か所か大きなすりばちができていて、キョーフのキヘリ集落があった。
でも、そんなに攻撃的ではない。
イソマグロやナポレオンもちらほら。
ほどなくカンムリブタイか見えてきて。


GoPro HERO3が広角なので、まばらに見えるが、肉眼ではもっといるイメージ。
そして広角なので、カンムリブダイの表情が見えないが、興奮すると顔が白くなって、ニシキテグリ式産卵。
シパダンでは子どもと思えるサイズの子たちが、みな成魚らしく、絶賛産卵活動中。
シパダンのカンムリブダイは、いつ、どこで産卵してるんだろう?

エキジット後、朝食があった。
マフィンを買う必要はなかったな…。
パンにハムとチーズを各自はさむだけのシンプルなもの。
デカくて厚いハムがアメリカっぽいって、大味なおいしさだった。

きのうは雨がひどかったというけれど、きょうは晴れて、海も穏やか。



5/26 2nd dive サンケンブリッジ
Sunken Bridge…

橋が沈んでいるような地形がウリのポイント。



ただ、それだけな感じ。
サンゴはまあまあ。
魚はあんまり多くない。
潜っているうちに、雨が降ってきた。
そしてやんだ。
そして、エキジットしたら、沖に黒雲。
そしてまた雨。
ボート移動しても、雨。
雨、雨、雨。
というわけで、雨のせいで、さっさとお弁当タイムとなった。
なつかしのドラゴン亭弁当は、無難なお味。
雨に降られたら寒い。


5/26 3rd dive ユーカク003
カンムリブダタイの産卵は新月の3日前というデータにもとづいてのこと。
きっとマンタもあたるはず。
なにしろ、きのうはジャーマンにマンタが1枚もいなかったとのことで、ユーカクへの大集結が期待できる。
エントリーすると、下は砂地なのに暗い。
泳いでも泳いでも、魚影もパッとしなければ、マンタの気配がない。
深い方にヨスジ軍団がいるだけ。
グレーリーフはいるけど、楽しめる近さでもなければ、数でもない。
やがて、なにかがぷくぷくあがってきた。
クラゲ。
それもピンク色。
ひとつ、ふたつとどんどん増え、
むなしく終了。
それにしてもGoProのバッテリー消耗はハンパない。
マンタの出現にそなえて、何もとらなかった。

水面休息の間、やっと雨があがり…

海はペタペタ。

5/26 4th dive ユーカク003
エントリー前に、ユーカク界隈、どちらにボートをむけてもマンタの気配はなく、クラゲだけとの残念なお知らせ。
エントリーしたら、やはりない。
くらげは潤沢。マンタ、たまにはプランクトン以外のクラゲも食べればいーのに。

GoProではクラゲは点と化すし、切り取ってみたが自然光なので色が出ない。
クラゲを見ているとストレス低下するヒーリング効果があるというけれど…。
天気も悪く暗い水中で、GoProしか持っておらず、グレーリーフが近づくのを待って、シャッター押すと、サメさんの前を、クラゲがぽよん、ぽよん、ぽよん。
やっとなにかひらひらやってきたと思ったら、マダラトビエイ。
それも、クラゲがぽよん、ぽよん、ぽよん。
癒しよりは、軽くいらつく。
クラゲは常に新しく、新しいゆえに学習機能がないという話を聞いたことがある。
進路もみきわめずに、おかまいなしにやってくるので、ときに手のひらでおしやりながら。
ゼラチン。
中にはサンゴに突入し、命を失うものも。
ナンヨウキサンゴがクラゲ墓場になっていた。

GoProは動画はいいけれど、ワイドだから、群れでもないとなかなか活躍できない。



こうして4ダイブ、終了。
そして、朝食用にときのう買ったマフィンは見事に皆の荷物の下となってつぶれていて、消費期限もわからないので廃棄処分になってしまった…。


5/26 アフターダイブ
ショップに戻ると、遠藤さんのデブリーフィングでログづけ。
1st diveのカンムリブダイは500匹程度で、少ない方なんだそうだ。
ユーカクのつづりがIwokakouと豆知識GET。
こうゆうのってひさびさ。

あしたは早朝ボートが出るというが、私はもういーかなー、って感じ。
なんとなく、先週のポールのLIVEがキャンセルになったことからはじまって、今の私には運気低迷な感じ。
2日連続大雨だというし、寒かったし、はじめてのポイントに潜れたし、ベテランのおじさんがずっと水が悪いような話してたしで、パス。

ホテルに戻り、器材のドライルームを開けてもらう。
ドライルームは、思ったよりもしょぼかった。
単なる物干し小屋?
水槽はボーフラが湧きそうな感じだし、水も粗そうなので、潮気だけ流して、干し場につるしてきた。

きのうの夜着いて、きょうは夜明け前に出かけたので、はじめて部屋からの景色をまともに見た。
わりといーじゃん。




そして夜は、フィッシャーマンズなんとかで、この日のゲスト&デイドリームスタッフで食事会。
入り口の水槽には、なぜかワニがいた。
ワニに反応したら、店の日本人女性のスタッフに食べる用ではないと言われた。
フルーツバット食べるくらいだから、ワニも食すのかと思った。
実際に、パスタ、ピザ、不思議なナシゴレン、サラダなどなど次から次へと。
珍し系はマングローブ貝。

けっこう苦かった。
1ダースほどの人数で行って、USD45だから、食べ過ぎである。
昔もそうだったけれど、パラオって、エンゲル係数高くなりがちだ。


5/27 ダイビングをしないパラオの1日
友だちは、まだ薄暗いうちにダイビングに出かけていった。
その後、私は三度寝し、8時を回って起き上がる。
部屋からちょっとだけ見えるロックアイランドのグリーンと海をながめていると、いくらでもボーッとできる。




重い腰を上げ、9時ころになったら、リゾート内散策。




いい感じの散歩道。








ところが、すぐにリゾート裏の雑然とした部分を見ることになっただけで、しまった!という感じ。
とはいっても、短い遊歩道なので、あっというまにホテルのエントランスに出た。



朝食を求めて町に出ようかと思ったが、ホテルからのシャトルバスは16時までない。
町までは15分程度、どうってことない距離だけれど、暑くて歩き回る気にはなれないし、片道5ドルのホテルタクシーもムダなので、ホテルのレストランで朝食をとることにした。
そんなレストランは開店休業。
プールビューだけれど、プールの水は淀んでいる。



いちばん安いローカルブレックファスト(USD10.00)をオーダー。

タロパンとココナッツジャム。
タロイモを練り込んだパンと、マレーシアのとはまったく風味の違うココナッツジャム。
可もなく不可もなく。
これで1000円以上なら、不可!?
1時間強、レストランでねばり、部屋よりはいくぶんつながるWiFiにつなぎ、だらだら。
コーヒーのおかわりはないし、フィリピナに全部片され、帰ってほしそうなので、帰ってやることにした。
せっかく部屋の下がジャングルバーなのに、ここで飲んでないな…。




部屋に戻ると、ハウスキーピングが入ったあとだった。

日替わりブランケットアート。
せっかくだけれど、すぐにごろりん。
天井が高い。

ブラウン管テレビがあって、チャンネル数はけっこうあるけど、多くのチャンネルはまともに映らない。
TVで暇つぶしば無理だけれど、つながりにくいWiFiやら、GoProと格闘するうちに時間はどんどんたち、昼すぎ、友だちが戻ってきた。
ブルーコーナーに行ったらしいが、特別なことはなかった様子。
でも、良かったみたい。
そして、ウェルカムドリンクチケットをまだ消化していなかったことを思い出し、レストランへふたたび。
相変わらず閑古鳥。
トロピカルシェークって書いてあったのに、単なるパインジュースが出てきた。
手抜きな気がして仕方ない。

ホテルの無料シャトルカーが出る16時を待って、WCTCにゆく。
本来の目的は、ばらまき系スナック菓子購入。
US、日本、台湾、フィリピン、韓国製品が主流。
やっぱり、パラオならUS製でしょ。
アメリカ製の洗剤が大好きで、お菓子を忘れ、各種洗剤を物色。
Tideの粉末が安く買えないかしらん。
荷物軽いし、大箱でも入るな~、なんて。
が、USのTideは日本の通販と変わらなく、中国製は逆に安すぎて、どっちもパス。
そして、ココナッツ、バニラ、ハニーというラベルがついた食器洗い、シャンプー、コンディショナー、ボディソープをすべてくんくん。
ここは大らかな南の国。
たとえ私が、キャップをパカっ、くんくん、パチッなんて、すぐ横でやってても、スーパーの人はおこらない。
私が各種洗剤にはまっているうちに、友だちはさっさと買い物をすませ、かつ、何か部屋に置いてきたかどうか気になるものがあると言って、歩いて先に戻って行った。
シャンプーは、同じ製品でも日本よりはるかに安いので、今年はもうシャンプー類買わなくてよさそうなくらいGET。
ノンシリコンじゃなさそうだけど。
さて、かんじんのお土産。
あんまりピンと来ないので、サブとして、オレオ系を買って、あとはグァムの乗り継ぎで、チャモロクッキーでも買って帰ることにした。
そうこうするうちに、ホテルのシャトルが来る10分前になった。
エントランスで、冷えたチョコレートをぱくぱくやりながら待機。
ホテルの説明では「WCTCのメインエントランスの右側の柱の前あたりでお待ちください」とファジーな表現。
この右側が、建物を背にしてなのか、道路を背にしてなのかがわからない。
とりあえず、バスが進入してくる側の柱で様子見をしていたら、バスが出ていく側の柱の前に、見覚えのあるカップルがたたずんでいた。
1時間前、ここに来るときに同じシャトルで来た27歳くらいの男女は、挨拶のできない人たち。
ほどなく、シャトルカーがのろのろと私の前を通過していったので、急ぎ足で、車を追うが止まろうともしない。
カップルのいる柱の前で止まるかと思ったら、その二人もスルーしてゆく。
「そこのふたり、そいつを止めろ~!」と思ったが、ふたりは、車が通り過ぎるのを、ただただぼーっと見守っている。
挨拶のできないふたりに向かって、もしかして、この人たち、別の送迎まってるのかな?と思いつつも、「プランテーションリゾートのシャトルを、待ってらっしゃるんですよね?」と声かけたら、「そうです」と言うので、「今、行っちゃいましたよねー」と言ったら、「あれって行っちゃったんですか?戻ってくるんじゃないですか?」と、なんてノー天気。
戻ってくるのは1時間後だ。
ホテルのドライバーも、1時間前に連れてきた、まったく同じ日本人3人が待っているのに、無視して置いていくなんて悪質だ。
そしてふたりは、また、なんの挨拶もなく、とぼとぼとホテルへと歩いて向かっていった。
赤の他人に挨拶をするすじあいはないと思ってるのかもしれないが、ああ、どうも、くらいはあっていーんでね?
私は、またビル内に戻り、1F、2Fとくまなくひやかしたら、けっこういい時間になった。
友だちは、たぶん、町にごはん食べに行くと言わない予感がしたので、カップ麺と、とても安いサンミゲルを買って帰ることにした。
そして18時、こんどは感じのいいドライバーが来て、ちゃんとピックアップしてくれた。

ホテルに戻り、器材をピックアップして部屋へ。
サンミゲルとカップ麺でみみっちくディナー。
それから、最初に渡されていたアンケートに、ドライバーへのうらみつらみ(?)もしっかり記入。
アンケートに答えると、バスルームにも置かれている、ホテルオリジナルのココナッツソープがもらえるのだ。
かなり質素なホテルのみやげ物屋では、3ドル(高!)で売られている。
そして、シャワーを浴びて、チェックアウトの23時まで、また仮眠。
チェックアウトも迅速、朝食代とミネラルウォーター代を精算。
アンケートを提出してココナッツソープをGET。



5/28 UA192 コロール02:30 グアム0445

ダイビングに行かなかった私は、WiFiがつながったスキにチェックインをすませておいたから、さっさと手続き完了。
ダイビングから帰ってきたら、ほぼWiFiがつながらなかった友だちは、チェックインにけっこう時間がかかっていた。
出国時に支払う、グリーン税と出国税50ドルがうらめしい。
TAXをCASHで支払ってから、VISA、MASTERのステッカーが貼ってあるのをみて、カードでマイルにできたじゃないのー、とセコく立腹。
コロールの免税は、化粧品はロレアルしかない、超小規模。
買うものもなく、ベンチに座って、じっと待つ。
ホテルのチェックアウトがあと1時間遅くてもよい感じ。
あとからゲートの入り口にバーがあることに気づいたが、私たちが入って来た時には、早すぎて、まだ営業していなかった。
とても長く感じるゲートでの待ち時間のあと、やっとボーディングタイムが来た。
席につくと、クルーは離陸前に、早くもグァムの入国書類一式を配布しはじめた。
でも、女性クルーの仕事は大雑把で配り漏れ多発。
手をのばしたって見ちゃいないし、声をかけたって聞いちゃない。
通路側の人が必要なければ、その列は皆スルーな感じ。
眠いし、ミールのあとに持ってこさせよう。
が、ミールはプレッツェルだけ。
そして、すぐに真っ暗になった。
クルーを呼んで入国書類ちょーだいと頼んだら、「ジャパンか?」と問われ、イエスと答えると、入国書類は日本語を持ってきた。
ったく2枚もめんどくさいと書きすすめていたら、下から出てきた税関申告書は中国語。
もう一度呼ぶのも面倒くさいので、まあ、漢字なら読めるしいいか…と頑張ってみるが、自信がない。


5/28 グァム ウォンバット空港ふたたび…
グァムに着くと、先日とはうってかわって、イミグレは平和だった。
入国審査官は私のパスポートを全ページパラパラめくって「???」
めくってもめくっても、マレーシアと日本のスタンプばかり、たまにモルディブやインドネシアが現れるパスポートで、往路のグァム入国のスタンプがどうしてもみつからない様子。
もっとうしろのページ、と教えると、「Oh my goodness...some officer...」と首を横に振り苦笑。
「いったいどういうセンスでこんな飛び地に押すんだ」、「ですよねー」ってな具合で、すいているとゆるい感じだ。

ところが、カスタムは長蛇の列。
開いている窓口が少ないからだ。
やっと自分の番が来たら、書類チェック係のおっちゃんに、「ワタシニホンジン、チュウゴクゴワカリマセーン」てなニュアンスの英語でアプローチ。
「これはこういう意味であってますか?」なんてたずねてだ円をぐるぐる塗りつぶし。
カンでチェックしたところもおとがめなく通過。

そして、上のフロアの保安検査場は、またまたカオス!
ホノルル便がファイナルコールをガンガンかけており、ホノルルゆきの人びとをどんどん前に出すので、出発時間の近い他の方面ゆきの人びとはとばっちり。
やはり、グァム乗り継ぎは金輪際しない。
結果、成田ゆきのファイナルコールもかかりはじめ、Duty Free どころではない。
POSE BANZAIをさせられたら、関西に帰る友だちには、「じゃ!」ってな感じで即さよなら。


5/28 UA828 グアム06:55 成田09:40
トイレに寄る間もなく、ゲートへ急ぐ。
すでにゲートには、並ぶ人すらいない。
きょうはエコノミークラスにも人がちらほら。
私は、後方のエコノミー。
今日の機材は、席の前に受話器は埋め込まれているが、パーソナルスクリーンはない。
席に座ったと思ったら、間もなくドアクローズ。
強い朝日を避けるためか、日よけは全席降りている。
離発着のときって、日よけをあげるもんだと思ってたけど…
なので、グァムの景色は見られない。
水平飛行に入ってからも、あげないでくださいとのことで、ずーっと締めっぱなしの、朝なのに薄暗いフライト。
アジアンベジタリアンのオーダーははずれていたようで、通常のミール。

やはり軽い…。
そして成田には、定刻より20分早く着いた。
13時から出勤予定で、荷物を送って、リムジンバスで会社の近くまでゆくつもりだったが、早く着いてくれたおかげで、京成から都営と在来線でちんたら帰っても、家にに荷物を置いて、器材を浴槽につけてから会社に行けるゆとり。
昨日の寝だめと時差がなしで、疲れなし。
これは、パラオならではだ。


総括!
思いっきりはずした今回のダイビング。
カンムリブダイはお約束どおり産卵してくれてたので、マンタが現れないなんて、思ってもみなかった。
パラオに来てマンタを見なかったのは、これがはじめてかも。
まあ、自然界の生き物だから、いたしかたない。
ポジティブに言えば、クラゲ大発生のほうがレアかも。
クラゲに癒されるひとびとなら、パラダイスだったろうに…。
少なくとも、ジェリーフィッシュのクラゲより、色は好きだ。

リベンジ?
わからない。
ただ、ぐるぐるマンタのためには、バア環礁に行かなくちゃいけなそう。
ダイビング的にはむなしかった弾丸パラオ。
きょう発売のダイビング雑誌を立ち読みしたら、夏のパラオが特集されていたが、私としては、パラオはやはり、日本の冬に限る。
でも、冬はモルディブだし、オフシーズンだからこそ、弾丸でやってこようと思う経費ですんだわけだ。
いつになるかわからないけれど、ブルシャークを一度は見たいし、弾丸パラオはまたいつかやってみよう。
と、あくまでも弾丸にこだわってみる。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(194) ユカタイシモチ apogon exostigma

2014-06-06 08:52:24 | シパダン図鑑
スズキ目テンジクダイ科のユカタイシモチ。


タートルカバーン前のものかげにたたずんでいたけれど、完全にボケてしまったが、後姿。




Eyeshadow cardinalfish、Eye-bar cardinalfishという英名で、眼に二本線が入っているのが特徴。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(193) ヒメゴンべ  Cirrhitichthys oxycephalus

2014-06-05 09:05:45 | シパダン図鑑
スズキ目ゴンベ科オキゴンベ属のヒメゴンべ。

姫権兵衛。
ヒメなゴンべさんって、ずいぶんアンバランス。
Pixy hawkfish、いたずらな妖精!?
Coral hawkfishとか、見た目通りのSpotted hawkfishという名まえも持っている。
いつもこうしてちょこんと座っているだけ。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(192) ホシゴンべ Paracirrhites forsteri

2014-06-04 08:39:48 | シパダン図鑑
スズキ目ゴンべ科ホシゴンべ属のホシゴンべ。

星権兵衛。
Freckled hawkfish…ホントにそばかすだらけ。
Blackside hawkfishという名まえもある。
たぶん、おとなになると体側がもっと黒っぽくなるから?
となると、この子はまだけっこう若いんだろうか?
表情はそう見えないけれど…。
赤白バージョンもいるけれど、シパダンでは、このカラリングが多いかな…。
こうやってサンゴにぽつんと座っていることが多いが、ものかげやすきまが好きらしい。
シパダンで見かけるときは、だいたい単体だけれど、実はハーレム気質だとか。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(191) アオノメハタ Cephalopholis argus

2014-06-03 09:25:54 | シパダン図鑑
スズキ目スズキ亜目ハタ科マハタ亜科ユカタハタ属のアオノメハタ。

青目羽太の文字通り、青目というか、青い点々がいっぱい。
英語はPeacock grouperだけれど、クジャクじゃないな…。
変なふうに光があった結果、なんだか難しい顔してる。


まりん・らいふ・いん・しぱだん(190) バラハタ Variola louti

2014-06-02 09:26:18 | シパダン図鑑
スズキ目スズキ亜目ハタ科ハタ亜科のバラハタ。

漢字は「薔薇羽太」。
ライトがあたれば真紅だけど、バラなイメージの風貌ではない気が…。
特徴はテールの形で、三日月形。
英名は「Lyretail grouper」で、lyreは古代ギリシャの竪琴だそうだ。
他にもcoronation codというのもあって、coronationは戴冠式。
どれもありがたそうな名まえだけれど、名まえ負け!?