芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

日本国丸の進路

2008年10月07日 | Weblog
もう数十年前になるが、王制が倒されて間もないのアフガーニスターンに行った時に、続いてイーラーンにも革命が起きることを予測する記事を、週刊プレイボーイに書かしてもらったら、その記事が載った雑誌が売られている最中にホメイニ革命がイーラーンに起こった。その革命で、イーラーンに建設中の三井の化学工場が国有化され、日本国は税を当てた保険金を三井に払った経緯がある。
だいぶ前から、米国はいずれ崩壊すると言い続けてきて、ブッシュによって、その米国の崩壊が速められると言っていたら、どうもその通りになってしまった。
日本は、それによって大損害を受けるであろうから、その影響は日常生活にまで及ぶであろう。今の日本の政権では、その米国の政治経済の破綻をまともに引き受けることになるであろう。
アフガーニスターンへの米国の侵略戦争に加担すればするほど、日本の財政は悪化するし、イスラーム諸国の民からの信用も失うであろう。しかも、アフガーニスターンでの米国の勝利はあり得ないのだから、イラークからの撤退ばかりでなく、アフガーニスターンからの撤退も日本が米国政府に進言すべきだ。ところが、前にも記したように、自民党総裁選に立候補した元防衛大臣からして、米国政権の傀儡として自衛隊を動かそうとしているのだから、日本は米国と心中の道行きをすることになりそうだ。