芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

世界不況の元凶

2008年10月20日 | Weblog
1991年の湾岸戦争の時にお世話になった湯浅誠さんは自立生活サポートセンター・もやい、反貧困ネットワークそれぞれの事務局長で、稲葉剛さんは理事長だ。ともにPANで活動していた二人が、社会活動を続けているのだ。
湯浅誠さんは、小泉純一郎による「聖域なき構造改革」以降の日本社会で顕在化した貧困について閣僚の竹中平蔵が「日本に絶対的な意味での貧困は存在しない」と発言したことに、反論する論文を雑誌に掲載、そのあと、『貧困襲来』(山吹書店2007)、『反貧困』(岩波書店2008)を執筆している。
また、最近は、週刊金曜日にも湯浅誠さんが執筆していると、このブログを読んだ斎藤幸子さんから今日教えていただいた。
米国政権の言うがままに、日本にも金融資本主義を押し進めたその内閣は、同じ派閥から次々と首相を送り込み、政権をも投げ出している。
その米国による植民地化を強力に推し進めた小泉政権とその閣僚の中心の竹中金融相については、今までなんども私も批判してきていて、昨日ネットで見た湯浅誠さんの考えが、私の考えをもっと論理的に単行本で指摘していることを知った。
この二人の閣僚が、米国のFoolish Bush政権と組んで現在の世界金融危機と世界不況を招いたのだ。