植草一秀『金利・為替・株価大躍動--インフレ誘導の罠を読み抜く』を読んでいる。この人は、前にも書いたが、小泉、竹中政権の金融、財政政策を批判したため、痴漢をしたとして2度か捕まえられたが、それは、でっち上げであろうと思っていたが、やはり、そうだったことがその後の公判で分かった。しかし何度も報道されて、一般に痴漢犯と思い込ませることに成功した例である。彼は、小沢一郎もそのように嵌められ、同じ被害者であることを認識している。
私自身は、小沢一郎も鳩山由紀夫も米軍の日本支配をくつがえす方向性を示したことで、米国の逆鱗に触れて米国の支配下にある財務省によってマスコミと一体になって排除されたと思っている。元財務省の官僚だった植草一秀も脱税という財務省の十八番のでっち上げ手口であることを述べている。
痴漢扱いは、米国のお家芸で、ウィキリークスのアサンジも痴漢扱いで逮捕状を出しているが、アサンジは、亡命したまま、公に出ては来られなくなっている。
これも以前に記したが、小泉政権の自衛隊インド洋に派遣して米軍に油を提供することに反対してビラをまいた若者達を逮捕させて、70日間も拘留して、一般人に失職の恐怖を持たせた。
その米国の犬、小泉が今になって原発反対を唱えることに大いなる疑問を持っている。
この本は、野田政権から安倍政権に変わる過程で、金利・為替・株価がどう変動するかデータを用いて詳しく予測した彼の会員に対する指針を本であかしたものだ。彼のファンと会員はそれによってかなりの大儲けをしたと思われ、彼のエコノミストとしての優秀性と説得力は、排除された今も健在そのものと言える。