芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

『登米物語』は息の長い売行きだが、地方から不景気が始まっている

2014年05月15日 | Weblog

『登米物語』の日本語版は、登米振興公社の物産館「遠山の里」とブックセンター湘南佐沼店ではかなり売れていて、一年分400冊を納品して来た。地元では息の長いロングセラーになっている。が、丸善仙台アエル店では在庫がまだあると、納品を断られ、ジュンク堂仙台ロフト店では、12冊しか売れていず、残りを返品された。このジュンク堂仙台ロフト店では、発行から7年間で相当数売っていただいたが、ついに売行きが落ち、返品となった。それとジュンク堂は丸善に併合されて、在庫を整理しなくてならない状況のようだ。

紀伊国屋書店仙台店は、長町で遠いので、何年も行ったことがないし、今回も連絡しなかったが、どの程度売れているかも分からない。仙台で売っている店は、だから、丸善仙台アエル店だけになったといっていいであろう。

仙台のアエルでは、『登米物語』の販売促進より、同級生に会うのに専念した。14日に藤島旅館から古川で新幹線に乗り換え、仙台で降りて丸善で待ち合わせた高校の同級生、長谷川君と和久井君に会った。その二階の高級喫茶店星山珈琲で三時間話し込んだ。まだ現役で役員を務める和久井君が18:00時過ぎの新幹線で東京に戻るというので、別れ、同じ喫茶店で、大学の同級生で弁護士の石神くんと19:00時まではなした。彼は顔色が悪いが、以前に胃を切った時もそんな顔色をしていたし、ごく最近息子と一緒に弁護士事務所を開き、前の一人の時の手狭な事務所から広い所に越したと言うから、大丈夫、また回復するであろうと思われた。

この喫茶店は、珈琲一杯1000円もするのに去年は満席だったが、今回は、がら空きだった。植草一秀氏の言うように、景気は悪くなり始めているのかもしれない。