カワセミはその後も緑地公園に飛来し続けたが、私の身辺はにわかに慌ただしくなった。
自由業を自己リストラし、会社に勤めだしたのだ。 自然に公園から足が遠のき、行かなくなってしまった。カワセミウォッチングしているとき一つ気になったのは、一羽しか見かけないということだったが、それもいつの間にか忘れかかっていた。
一年程して久々に公園へ行ってみた。カワセミのことを思い出し、公園の隅々まで目を凝らし眺めてみると、
「いた!」池の面すれすれをスーーッと蒼白い光になって飛んで枝に止まった。
私はまだ居たんだ!と嬉しくなって見ていると、スーーッともう一つ蒼白い光が。
「エ!」なんと二羽いたのだ。 そうか彼女ができたのか、と自分の身内のことのように嬉しくなった。後は子供でも連れて一家で来てくれると言うことないなあ、と思いつつ公園を後にした。
■ 稲妻となって翡翠水面刺す by issei
ブックマーク
- はいまん
- わたしのオリジナル作品、はいまん彩のホームページです。
- いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ
- 詩のボクシング愛知県チャンピオンの林本ひろみさんのブログです。
最新コメント
- haimansai/しずくの2振り3振り!
- りりん/しずくの2振り3振り!
- haimansai/人生は一冊の書物に似ている
- りりん/人生は一冊の書物に似ている
- haimansai/蝉俳句
- pleiades0163/蝉俳句
- haimansai/我が友⁉︎
- りりん/我が友⁉︎
- haimansai/さらばゴッキー
- SDTM/さらばゴッキー