きのう久々にブログがやれたと思ったら、また久々に
文章が吹っ飛んでしまった。これは一番こたえる。
同じ文章を二度書く気などとてもしないので、きのうのパソコンタイムは
終わってしまった。本日改めてキーを打っている次第である。
わたしは漫画家をリタイアしてはや10年近くなるが、やめたとき
無念さもあったが、実は体の奥のほうからふーーーっと息が出たのを
今でも忘れることができない。ホッとしたのである。
原因は常に人気投票というプレッシャーにさらされていたことが
一番なのだが、同時に硬いペンで描くというのがわたしにとって
意外なストレスになっていたことを後で知ったのだ。
漫画をペンで描いているときの小さな違和感が積もり積もっていたのである。
辞めた後しばらくはまったく漫画を描く気がしなかったのもそのためだ。
後に筆と出会って絵を描き始めたら、この微妙なやわらかさがなんとも言えず
自分にしっくりきたのである。
元々“ゆらぎ”を絵のテーマに置いているわたしに合ったのである。
そこで時折ちょこちょこと筆でまんがを描いてみたところ、まったく
ストレスを感じないではないか。今ではけっこう楽しんで描いている。
このところ私的にまんがを描いてくれという依頼が重なったので、
久しぶりに描いてみたのだが、これがなかなか好い感じで描けている。
というわけで今、筆まんにはまっているのだ。やっぱり“楽しい”が一番だ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_en.gif)