つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

人と人とのあいだには

2009-12-28 04:38:08 | つらつら思うこと
最近気になっていることに、人と人との間の距離がある。
いわば親密度、好感度また逆に嫌悪度のようなものである。

これが象徴的にあらわれるのが座る席の位置や距離である。うちの会社の
食堂は約50~60人程座れるイスがあるのだが、会社の各部署が入り混じって
思い思いの席に着く。このときの席と席の微妙な距離がその人たちの親密度
ともいうべき関係を表しているようだ。

このとき当然気心の知れた友人であれば、隣に座るのに何の抵抗もないだろうし
むしろ座りたいと思うに違いない。しかし嫌いな人や苦手な人の隣には座りたく
ないのが心情であろう。どうも人というのはそれぞれオーラなのかどうかは
知らないが何やら波動を発しているようで、その波動は共鳴するのと反発するのが
あるようだ。お互いに親近感を感じていれば近づくほどに共鳴し合い、
嫌悪感を感じていれば反発、あるいは乱れるようである。

これが度合いによって、イス1つあるいは2つ3つと間を空けることになる。
これが好き嫌いの簡単な関係ならどうってことないのだが、わたしは、ちょっと
いいなあと好感を思ってる女性とか、若いきれいどころの女性の隣にはかえって
座れないのである。しかし同じ部署の女性の隣には割りと平気で座れるのだ。

これはどういうことかなあとつらつら考えてしまった…。

多分に意識の問題だと思うのだが、考えてみると好感を持っている人の
そばには寄りたいのが心情ではないだろうか。にもかかわらず敬遠してしまうのは
なぜか?テレなのか、はたまた相手に対する配慮なのか…、考えてしまったので
ある。ほんとうは絶対近くに行きたいハズだと思うのだが…?。

そんなときこんな事件が起こったのだ。

わたしが弁当を持って席を見渡すと苦手なオッサンの隣が2つ空いていて、後は
全て埋まっているのである。そしてその2つ空いた次の席にはちょっと若き
きれいどころが座っているではないか。通常であれば2人共敬遠してしまう
ところなのだが、どちらかに座らなければならないのである。

このときほんの一瞬迷ったのだが、「えい!」っと気合を入れてきれいどころの
隣に座ったのである。

わたしは弁当をパクつきながら、もし…右隣の席にきれいどころではなく、上司
だったら…、はたまた喧嘩している相手だったら…、はたまた好感をいだいている
女性ときれいどころのあいだだったら…、などなど距離の不思議を思ったの
だった。

そして、どういうわけだかこれをきっかけに、好感をいだいている女性でも
きれいどこでも、隣に座れる気がしてきたのである。「えい!」と気合を入れて。
果たして座れるかどうか…。なあ
コメント (4)
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