つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

気になる所

2013-07-14 07:28:31 | ちょっとした出来事

世に気になることは色々あるが、以前から

何となく気になっていたところがあった。


平日は毎朝、バス停まで散歩している。

 片道15分なので、往復すると30分に

なるので、グータラなわたしにはいい散歩だ。

 

その帰り道なのだが、いつも小学生の

登校の列にぶち当たるので、ちょっと

一筋変えて帰っている。

 

その道すがら、交差する道の左に入ったところに

気になるところがあったのだ。


手作りの、看板らしきものがちらと見え、

画用紙に描かれた絵のようなものが

貼られてある。


何やら店のようなのだが、ちゃんとした店構え

には見えない。駐車庫のようなところに

植木などがちらりとみえる。


何となく、わたしに合う波動のようなものを

感じるのだが、常に白髪髭のただならぬおじさんが

手入れだか、掃除だかしている姿を垣間見るので、

覗けないでいた。


それが、きょうツバメが数羽その車庫のような

所にサーッと入って行ったので、わたしも

つい誘われるようにサーッと入って行った。(笑)

すると、例のただならぬおじさんが、椅子に

鎮座ましましてこちらを見ていたではないか。

「ども…」そのおじさんに声にならなないような

声で、挨拶すると、そのおじさんは意外に

穏やかな表情で微笑んだ。


車庫の中らしき所は、きれいに整理されていて、

鉢植えに花がズラリときれいに並べられている。


わたしは、きょろきょろと周りを見回し、「あの…

何をされているんですか?」と率直に聞いてみた。


すると、「花屋です」と言って、定年後に始めたこと、

冷房を使わずに、常温で花を育てているので、

丈夫であることなどを話してくれた。

ツバメに誘われて入った話をすると、にっこり

笑って、「今年4羽孵りましたよ」と嬉しそうに

話してくれた。


それからもひとしきり話した後、「どうもお邪魔しました」

と言ってそこを立ち去った


どこか芯の強さを感じさせるが、物腰は柔らかい

感じのいい人であった。


もし花を買う予定ができたら、あそこで買おうと

思いつつ、家路についたのだった…。

コメント (2)
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