つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

自分が見えない

2014-04-12 08:22:16 | つらつら思うこと

以前わたしを含めて、どうしてみんな自分に

甘いのだろう…という日頃からの疑念を

書いたことがある。

 

同じような疑念に、どうして自分が見えないの

だろう…というのがある。

それはいろんなことで感じたりするのだが、身近な

ことで言うと、自分で描いた絵が“見えない”と

いうのがある。

 

どういうことかというと、これは自分の中で

最高傑作ではないか、と思った絵が、他人には

首を傾げられたり、不評だったりするのだ。

 

これは、私だけに限らず、友人知人の自信作が

わたしから見ると、そうかなあ…と首を傾げるのも

同じ状況に違いない。

しかも、これが珍しいことではなく、むしろこのほうが

多いような気がしているのだ。

 

また逆に、自分であっさりできた作品が

やたら他人や身内らに「これはいい…」などと

言われたりすることもある。

まあ、自分の思い入れと、客観的他人の

眼の差異だと、今のとこ思っているのだが、

果たしてそれだけなのだろうかという疑念も

同時に抱いている。

 

本来ならば、描いた本人がこれは最高傑作だ、

と思ったのならば、多少の個人差はあれ、誰が

見てもそうでなければならないような気がするのだ。

自分でいいと思った作品でも、不評ばかりだと

意気消沈していって、次第にこれ本当に

良かったのかなあ、と自信を失ってしまうこともある。

 

当然、これは小説家の小説、音楽家の音楽、その他

様々あるに違いない。

 

自分のことで言えば、今のところこれがベスト

ではないかと思っている作品が、身内らには

首を傾げられているのが現状だ。

 

まあ、考えてみれば結局のところ、誰にも

有無を言わさない作品でないということは

言えるのかもしれない。

 

願わくば、自他ともに「最高!」と呼べるものを

描きたいものである。

結局、それが夢かなあ…。

 

 

 

 

 

コメント
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