つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

女の顔は「請求書」ゴミの顔は?

2014-05-06 09:29:53 | 保健委員

きょうは、可燃ごみの日なので、ゴミを捨てようと

集積所へ行った。


すると、当マンションの集積所では網をかぶせているが、

一部のゴミが網の外へ散乱しているではないか。

 

ゴミ担当の保健衛生委員としては、黙って見過ごすわけには

いくまい、と委員としての血が騒いだ。

部屋へ戻って先日もらったピンクの保健衛生委員

ベストと帽子(怖気づいて着れなかった)を、この時と

ばかりに身に付けると、10ℓ入りの可燃用袋と同じく

10ℓの資源用の袋を持って、勇んでとまでは言わないが、

集積所へ行った。

 

散らばってるのは、燃えるごみ、化粧ビン、ペットボトル、雑紙と、

ざっと見ただけでもまったく仕分けされていないではないか。

衛生委員としては、怒り心頭といきたいところだが、

あきれが先に立って、呆然としてしまった。

さっそく拾い集めようとして、しまった!と思ったのは、

手袋もつまむトングのようなものも持って来なかったのである。

 

やむなく素手で拾い出したが、よそ様の生ゴミを

素手で拾うというものが、どのようなものであるかを

身に沁みて味わってしまった…のだ。

 

自室に持ち帰り、すぐに手を洗ってビニール手袋をはめて、

改めて仕分けし直した。

 

それにしても、ゴミというのはその家庭の事情が

よく見えるものだと、つくづく思った。

警察が捜査で重要視するのがよくわかると

いうものだ。

 

ある作家が、男の顔は「履歴書」で女の顔は

「請求書」と揶揄したが、その比喩で言うと、

ゴミは使ったものが全てわかってしまう領収書

のようなものかも…とも思ってしまった。


一軒一軒の家庭が出す全てのゴミを受け取っている

自治体の出す領収書やいかに…。

 

      佇みて立夏の粗大ごみの前

                      issei

 

コメント
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