今年も、友人のF氏から電話をもらい、
柿をいただけることになり、さっそく出かけて
畑の柿をもいでもらった。
この柿は、渋柿なのだが、渋柿は元々糖度が
甘柿よりも高く、その渋をぬけばより甘い柿になるのだ。
渋抜きの方法はいろいろあるが、昨年試した
焼酎を柿のヘタに垂らすのと、たまたま発見した
リンゴでの渋抜き法を、今年もやってみることにした。
とりあえず、半分はヘタに焼酎を垂らし、半分は
柿2個にリンゴ6~7個をビニール袋に入れて
口を縛って閉じた。
4日後、焼酎のほうは多少柔らかくなったのが
出たが、まだまだ硬い。
ところがリンゴのほうは、多少の個別差は
あるものの、7個すべてが柔らかくなっていて、
3個程はブヨブヨになって、完全に渋が抜けていた。
我が家では、これを2つに切ってスプーンで
食べるのが大好きなので、早速いただいた。
まさに天然ゼリーの趣で、甘くトロリと口の中に溶け、
たちまち3個平らげてしまった。
恐るべきリンゴの力…なのだ。