つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

一年の計

2016-01-03 21:28:53 | ちょっとした出来事

先ずは、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

一年の計は元旦にあり、と1月1日の朝6時に

初日の出を見るべく、近くの緑地公園へ…。

 

AM6.00だというのに、緑地の中は真っ暗だった。

風は無く、空には荒星と三日月が煌々と輝いている。

 

正直躊躇したが、この時とばかり、堂々と車道を歩いて行く。

 

緑地に、360度見渡せる高台があるので、

そこを目指して行った。

 

想いを同じくする人がポツリと一人、二人…。

 

登りきると、バイクが止まっていて、二人先着者が

いて、計5名。こちらは、先着者の権利で、

ベストポジションに陣取った。

 

360度見渡してみると、地平線の土は真っ黒で、

薄青の空は、雲一つない。

 

やがて、地平線に燃えるような赤みが差し始め、

みるみる地球が燃えているかのように、朱に染まってきた。

 

見事な初茜である。

 

陽の昇りそうな方を見ると、我がマンションが見える。

 

15階建てだが、地平線から一棟だけポッコリ突き抜けている。

 

あのマンションから初日が昇ってくれば、何かいいことあるかも…。

と、ほくそ笑んでいると、何人か後ろに集まっていた人が、

「あのマンションが邪魔なんだよなあ」という声が聞こえてきた。

 

何と、非難の的になっていたではないか…。

 

一転して、肩身の狭い思いを抱きつつ初日の出を待った。

 

地平線の茜色が消えてから、けっこう長い時間に

思えたが、我がマンションの左側一角に、マグマが

吹き出しそうな赤みが差し始めた。

 

このころになると、ゾロゾロと人が集まり出し、

ざっと目分量でも200人近くになっていた。

 

やがて、ご来光が地平線を割って出てきた。

 

思ったよりも朱くて夕日かと見まがうほどだった。

 

見れたのは、このひと時で、後は眩しくて直視は

出来なくなったのだ。

 

流れ星ほどではなかったが、一年の計を慌ただしく

念じると、初日を横目に入れつつ緑地を後にした。

 

良い年になるかなあ…。微妙だ…W

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする