モラハラもどき

つい先日、年末でもある事だし、
リビングのカーテンでも洗おうかと、
踏み台を使ってレールから外し、
カーテンを洗った。

一番長いカーテンなので、１つで
洗濯機は一杯になる程だが、何とか
洗えた。

我が家では、シワシワになるので、
乾燥は掛けず、脱水で振り絞った
まま干すのだ。

私としては、カーテンなので、
そのままぶら下げてしまえば、
自然に皺もとれるだろうと、強引に
丸めたまま踏み台に乗って
レールを掛け始めた。

すると、それを見ていた身内と
皺をめぐってバトルが勃発‼️

感情の赴くままの悪口雑言を
浴びせられたのである。

こちらとしては、たかがカーテンの皺
と思っていたが、身内にとっては、
たかがではなかったのだ。

おまけに、もう一人の身内も加わって、
多重悪口の集中砲火を浴びて撃沈寸前
となった。

寝る時に、「安心、安全、平和🕊」と
心で唱えて、世界の平和を願いつつ
眠る超平和主義者で、温厚、律儀、
ふわっと生きてるワタシも、さすがに
ブチ切れた❗️

「それ以上言うとブッ飛ばすぞ‼️」
と言い放って、カーテンをぶん投げて、
寝室にふて寝でも…と思ったが、思いとどまった。w

元より専守防衛、非暴力主義者なので、
例えブチギレても、ブッ飛ばすことなど
ないのだが、こちらもメンタル防衛の
ための空砲をぶっ放したのだ。

しぶしぶ手伝う身内の一人と、シワを
伸ばして、カーテン掛けを終わらせた。

もちろん、こちらも日頃の非は多々あるのだが、
それを感情の赴くままになじられたら、たまった
ものではない。

家庭内のDV、モラハラなどは、このように
して、至る所で行われているのでは、と
思いを馳せてしまった。

ひとしきり落ち着いた後、舞台での芝居
のマクベスのように、身内らに向かって、
「見せてやりたいよオレの心を、大小さまざまの
この傷跡を…」と、胸に手を当て、大業に捨てゼリフ
もどきに言ってみたのだった…。

諍いて　冬の稲妻　胸を刺す
Issei