まあ…この期に及んで言い訳をするつもりはないが、穴があったら
入りたいな心境なのだ。
睡蓮用の鉢を、毎日のように覗いていたにもかかわらず花芽をしばらく見逃して
りっぱな蕾になっていた旨を書いたが、何ということだ、同じくらいの蕾が
もう1個あったのである。つまり、2つも見逃していたのだ。
確かに直径40センチはあろうかという葉っぱに覆われていたとはいえ
自分の視野の狭さにあきれ果てている。しかも…なお、恥のうわぬりを
やってしまったのだ。
わたしが睡蓮睡蓮と連呼していた花は、何と…睡蓮ではなく、蓮(はす)
だったのである。ああ…恥ずかしい。
これでも、俳句を20年近くやってきた、チョイ俳人である。蓮や睡蓮は
夏の季語として有名だし、前回の展示作品にカマキリが蓮の花につかまって
いる姿を描いたばかりなのである。
「こんな蓮(はす)じゃあなかった」とシャレている場合ではない。
まあ…いいでしょう。こんなにかいた恥でも、この2つの蓮の花を見れば
相好がくずれてしまうのである。
わたしがため息をつきつつ眺めていると、通りかかった中年の女性が
「まあきれいな蓮の花ですねえ」と声を掛けてきた。聞けばちょっと
遠方から来ているとのこと。
「蓮の花は咲くときにポン!と音がするんですよう」と言うのだ。
「以前散歩してたとき、蓮池の近くを通り掛かったら、ポン、ポン、ポン
と立て続けに音がして、すごかったですよう」と言って去って行ったのである。
そういえば音がするというのを、以前俳句の会で聞いたようなのを思い出した。
こんなことを聞かされれば、咲くときのその「ポン!」とやらの音をぜひとも
聞いてみたいではないか。
すでに手前のやつは赤みが増してきつつあり、多分2~3日で、「ポン!」
の気配である。もう…我が頭の中では…「ポン!」弾ける音が響き渡っていた。
入りたいな心境なのだ。
睡蓮用の鉢を、毎日のように覗いていたにもかかわらず花芽をしばらく見逃して
りっぱな蕾になっていた旨を書いたが、何ということだ、同じくらいの蕾が
もう1個あったのである。つまり、2つも見逃していたのだ。
確かに直径40センチはあろうかという葉っぱに覆われていたとはいえ
自分の視野の狭さにあきれ果てている。しかも…なお、恥のうわぬりを
やってしまったのだ。
わたしが睡蓮睡蓮と連呼していた花は、何と…睡蓮ではなく、蓮(はす)
だったのである。ああ…恥ずかしい。
これでも、俳句を20年近くやってきた、チョイ俳人である。蓮や睡蓮は
夏の季語として有名だし、前回の展示作品にカマキリが蓮の花につかまって
いる姿を描いたばかりなのである。
「こんな蓮(はす)じゃあなかった」とシャレている場合ではない。
まあ…いいでしょう。こんなにかいた恥でも、この2つの蓮の花を見れば
相好がくずれてしまうのである。
わたしがため息をつきつつ眺めていると、通りかかった中年の女性が
「まあきれいな蓮の花ですねえ」と声を掛けてきた。聞けばちょっと
遠方から来ているとのこと。
「蓮の花は咲くときにポン!と音がするんですよう」と言うのだ。
「以前散歩してたとき、蓮池の近くを通り掛かったら、ポン、ポン、ポン
と立て続けに音がして、すごかったですよう」と言って去って行ったのである。
そういえば音がするというのを、以前俳句の会で聞いたようなのを思い出した。
こんなことを聞かされれば、咲くときのその「ポン!」とやらの音をぜひとも
聞いてみたいではないか。
すでに手前のやつは赤みが増してきつつあり、多分2~3日で、「ポン!」
の気配である。もう…我が頭の中では…「ポン!」弾ける音が響き渡っていた。
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